美容や健康に興味がある女性なら一度は耳にしたことがあるはずの言葉が「デトックス」です。本来の意味は「解毒」という意味です。(英語ではdetoxと書きます)どうして解毒が健康や美容と関係するのかといえば、「毒素などの体に悪いものを外に出して、内側から健康を取り戻してキレイになる」という考え方がベースになっているからです。

デトックスのための方法として、マクロビオティックやヨガ、韓国風サウナなどいろいろな方法があり、肌表面に塗る「化粧品」にすら「デトックス」という言葉が使われていた時代もありました。(現在は薬機法の広告表記制限で規制されています)
しかし、今ブームになっているデトックス法は本当に「解毒」作用をもたらしているのでしょうか?今回は
  • 正しいデトックス法とは何か?
  • サプリメントでデトックスは可能か?
  • 和漢でデトックスは伝統的な方法
という観点で正しいデトックスを考えてみたいと思います。

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あなたのそのデトックス法は本当に正しいですか?デトックスとは?

ピカピカの体

今やすっかりと市民権を得たような感じがする「デトックス(detox)」という言葉ですが、本来は「解毒」という意味の英単語“detoxification”の短縮系になります。
したがって正式にはデトックスという言葉はなく、美容業界や健康業界が作り出した造語のような物であるということになります。
本来「解毒」という意味ですので、医学的には
・アルコールや薬物依存症の治療
にも用いられる言葉ですが、一般的には「体内の毒素や老廃物を排泄して、体の内側から健康を取り戻しキレイになる」という美容業界での使われかたが広く広まりました。
デトックスの考えの基本には
現代社会を暮らす上で、人体にとって特に有害な物質(主に重金属や合成化合物、薬物)が蓄積され、人間の体内でも活性酸素のような有害物質が生成されている
というものがあり、その中で特に人体に蓄積していくものを積極的に排泄しようというものです。

デトックスとキレーション

上記の考え方では水俣病の原因とされているカドミウム水銀毒(昔は梅毒の治療薬や消毒用として用いられていました)を排泄することもデトックスになりますが、医学的にはこれらの有害ミネラルを排泄する解毒治療を行うことを「キレーション」といい、治療にはキレート剤が用いられます。

健康被害をもたらすとされる有害ミネラル6種類と治療に用いられる代表的なキレート剤は以下の通りです。
*( )内が治療に用いられるキレート剤
  • 水銀(DMPS、DMSA)
  • ヒ素(DMPS、DMSA)
  • 鉛(EDTA)
  • カドミウム(EDTA)
  • ベリリウム
  • アルミニウム(EDTA)

キレートサプリメントとは

上記のような有害ミネラルが体内に蓄積することで、健康被害をもたらすということは明白ですが、キレーション治療を受けるには体内にどれだけの有害ミネラルが蓄積しているかを調べる必要があります。

もっとも一般的なキレーション検査は「毛髪検査」ですが、これはスクリーニング(ふるい落としの意味)で行われる検査でありこれで陽性反応が出ないような量の蓄積ではキレーション治療を受けることはできません。しかし、自然界にはこれらの有害ミネラルには排泄を促すための「対抗ミネラル」というものがあります。
では、ここでは有害ミネラルとその排泄を促す対抗ミネラルの相関関係を一覧にしてみましょう。
*( )内が対抗ミネラル
  • 水銀(セレニウム、亜鉛)
  • ヒ素(セレニウム)
  • 鉛(カルシウム、亜鉛、鉄)
  • カドミウム(亜鉛)
  • ベリリウム(セレニウム)
  • アルミニウム(マグネシウム、鉄)
いずれも人体にとって有益なミネラル成分であることがわかります。そこでこれらのミネラル成分を配合した、非医療行為としてのキレーションのためのキレートサプリメントというのが存在します。
しかし、市販のキレートサプリメントを服用したところで、その効果は微々たるものだと言われています。
というのも、そもそもスクリーニング検査で陽性反応が出ないような量の有害ミネラルがどれほどの健康被害をもたらすかというのに疑義がありますし、確実なキレート効果を得るためにはやはり医薬品による治療がもっとも効果的だからです。
しかし、医薬品は副作用があり、キレート剤には強い副作用が確認されているので、医療行為ではないキレーションは正直に言って「気休め」程度と考えておいた方が良いでしょう。
ビンに入ったサプリメント

デトックスサプリメントに配合されている代表的な成分について

現在市販されているデトックスサプリメントには代表的な成分として以下のようなものが含まれています。

  • 水素水:抗酸化作用
  • レスベラトロール:ポリフェノールの一種で抗酸化作用
  • プロアントシアニン:ポリフェノールの一種で抗酸化作用
  • αリポ酸:抗酸化作用
  • ヘルスカーボン(食用活性炭):毒素や老廃物の吸着と排泄
  • 含硫アミノ酸:水銀やカドニウムなどの有毒ミネラル、環境ホルモンの排泄
です。
上の4つが「デトックス効果」、下の2つが「キレート効果」を狙った成分となります。水素水のように単独成分で販売されているタイプもありますが、複数配合して「デトックス+キレート効果」を謳った市販のデトックス・サプリメントもあり人気を博しています。
ここで注目してもらいたいのは「抗酸化作用」と「キレート効果」です。

抗酸化作用とは

デトックスサプリメントでは往々にして「抗酸化作用」が取り上げられますが、これは「活性酸素を除去する力
」と解釈できます。
また次のパートで詳しく書きますが、活性酸素は本来免疫系の最先端で働く重要な物質であり、除去しすぎるというのは逆に健康を害することになります。

また、ポリフェノールは活性酸素の予防効果は期待出来るものの、発生してしまった活性酸素を除去する効果については十分な検証が行われていませんし、水素水の抗酸化効果については否定的な意見もあります。
これについては先日某大手サプリメント会社が販売している水素水の抗酸化作用については完全否定され、ただのミネラルウォーターであることが報道されました。
またαリポ酸については過剰摂取することで「インスリン自己免疫症候群による低血糖発作」をはじめとして幾つかの副作用が報告されています。
バツのプレートを出す看護師

サプリメントで摂取できるキレート効果について

では、上記成分のキレート効果についてはどうでしょう?前のパートでも述べたように、基本的にキレーションとは治療行為であり、具体的なキレート効果が得られるような成分をサプリメントとして流通させることはできません。
したがって市販のサプリメントで摂取できる成分量でのキレート効果については有用性はあってもごく少ないと言わざるをえないのが現実です。

最後にイギリスで行われたデトックス行為についての研究論文を紹介しておきましょう。

“英国の国民保健サービス(NHS)は「デトックスという言葉には何の科学的根拠もなく、そのような製品を購入する必要はない」と断言している。また、英国の博士号取得者や大学院生300人以上でつくるVoice of Young Scienceが行った調査によると、中毒症状などに対する医療行為以外のデトックス製品の効果は、ほとんど「無意味」なものだったと主張している

以上のことから市販のデトックスサプリメントからはデトックス効果やキレート効果については否定的であるということになります。(ただし、一定の健康効果についてはあると思います)

市販デトックスサプリメントの主眼は「抗酸化作用」

今では美容や健康にとって大敵とされているのが「活性酸素」です。健康、美容に関するものは猫も杓子も「抗酸化作用」を競って売られているような印象すらあります。

実際に「デトックスサプリメント」も主眼は「抗酸化作用」を主眼として開発・販売されていますし、そう言ったタイプに人気が集中しているような印象があります。
「抗酸化作用」とは活性酸素を除去する効果のことです。この効果が高いほどデトックスサプリメントとしては高品質であるかのような売られ方をしているのです。
しかし、本来活性酸素とは人が活きていく上で非常に重要な役割を果たす物質で、除去しすぎるのは良くありませんし、実際に人体に悪影響をもたらすような「悪玉活性酸素」の割合はそれほど高くありません。
ここからはこの知られざる「活性酸素」の実態に迫っていきましょう。
説明する男性

活性酸素と悪玉活性酸素

一口に活性酸素と言っても色々な種類があります。自然界に存在する活性酸素の中で有名なものといえば「オゾン(O3)」ですが、人体内で発生する活性酸素は4種類の存在が確認されています。

  • スーパーオキシドアニオンラジカル(通称スーパーオキシド)
  • ヒドロキシルラジカル
  • 過酸化水素
  • 一重項酸素
です。
この中で特殊な存在が「一重項酸素」で、非フリーラジカルであり安定した組成を持っているのでこの活性酸素は人体にとってほとんど無害です。問題視されているのが「スーパーオキシド(フリーラジカル)」を前駆体として作られる「ヒドロキシラジカル(フリーラジカル)」と「過酸化水素(非フリーラジカル)」です。
生成される順番は
スーパーオキシド→ヒドロキシラジカル→過酸化水素
の順です。
ここで活性酸素について語られるときよく耳にするフレーズが登場しました「フリーラジカル」です。
もともと活性酸素は不安定な組成を持ち、すぐに他の物質と結びつきやすいという性質を有しています。活性酸素のもつ毒性もこの性質によるもので、体内で発生した「フリーラジカル」が突然凶暴化し健康な細胞を攻撃することで体内をさび付かせると言われています。
では、フリーラジカルである「スーパーオキシド」と「ヒドロキシラジカル」が全て悪者かといえばそんなことはありません。ここで言われる“凶暴な活性酸素(悪玉活性酸素)”とは「ヒドロキシラジカル」と「過酸化水素」です。
過酸化水素は非フリーラジカルですが、過剰につくられると人体に悪影響をもたらします。
しかし、悪玉活性酸素として最も凶暴性が高いのは「ヒドロキシラジカル」です。この活性酸素のもたらす害は上記の活性酸素の通りなのですが、もう一つのフリーラジカルである「スーパーオキシド」は逆に人体を守る為に活躍するいわば「善玉活性酸素」なのです。

なぜ活性酸素は作られるのか?について

疑問を感じる女性

では、どうして活性酸素が作られるのかについて説明しましょう。
活性酸素はストレスを感じたときに脳(自律神経)からの指令で作られる「抗ストレスホルモン」が生成される際の副産物として作られます。そして活性酸素が持つ「不安定で何とでも結合しやすい」という性質を利用してストレスをもたらす物質(ストレッサー)を無毒化するという働きがあります。
つまり免疫系の切り込み隊長的な存在なのです。
ところがストレスの度合いが強いとそれだけ抗ストレスホルモンが大量に産生され、それに伴いスーパーラジカルも過剰に作られてしまいます。こうして免疫系として働いたスーパーラジカルの余剰分が「ヒドロキシラジカル」になるという理屈です。
ここですぐ上で紹介している悪玉活性酸素ができる順番を思い出してください。
スーパーオキシドはヒドロキシラジカルや過酸化水素の前駆体なので数が最も多く善玉活性酸素として消費されるのが「スーパーオキシド」です。つまり、できたもののうち大半が消費されたのちに残ったスーパーオキシドだけがヒドロキシラジカルになるということです。
実際に1日に合成されるヒドロキシラジカルによって細胞が傷つけられたとしても、その傷は体内で合成される抗酸化酵素によって直ちに修復されるという研究結果が報告されています。
このような状況で残ったわずかなヒドロキシラジカルと過酸化水素だけをデトックスサプリメントで除去しても除去しきれていないのが現状なのです。

活性酸素とダイエット

デトックスサプリメント」が人気を呼んでいるもう一つの理由が「ダイエット効果が高い」と言われている点です。
これは肥満は脂肪分が酸化することで燃焼しにくくなるという理屈からですが、実際には活性酸素をいくらデトックスサプリメントなどで除去しても、絶えず作り続けられるものですし、除去したところで脂肪が燃焼するわけではありません。

したがって、デトックスサプリメントにダイエット効果を望んでも期待したほどの効果は得られないというのが現実です。

ジンセノサイドについて

ここまでの説明でも分かる通り、いくらデトックスサプリメントを飲んだところで納得のいく効果が得られるかどうかは非常に疑問が残るところです。

しかし、デトックスサプリメントではありませんが、漢方薬の世界ではメジャーな成分であるサポニンの一種「ジンセノサイド」は抗酸化作用、キレート効果、ダイエット効果ともに優れた能力を発揮してくれます
デトックスサプリメントで使われている4つの成分「水素水、レスベラトロール、プロアントシアニジン、αリポ酸」よりも能力は上だとされています。
そしてジンセノサイドには高い抗酸化作用の他にも
  • 免疫機能を上げる
  • 動脈硬化を防ぐ
  • 便秘を改善する
  • 血糖値をコントロールする
  • 血流を改善する
  • 肝機能を上げる
などの作用があり、これらは科学的にも立証されています。
同様の作用をもつサポニンには過剰摂取すると毒性を示すというデメリットがありますが、同じサポニンの仲間でもジンセノサイドにはこのデメリットがありません。したがって毎日安心して飲む事ができます。
毒性が無いという事は肝臓に優しいということです。また効果の一つである「肝機能を上げる」ということからも分かる通り有害ミネラルを代謝する肝臓の機能が向上することでより確実なキレート効果を得られるということになります。

まとめ

実は前のパートで紹介した「ジンセノサイド」は高麗人参にしか含まれていない成分なのです。
つまり高麗人参でめぐりを良くして、調整を図ることでデトックス効果も燃焼力も高まり緩やかながらより確実性のある働きが期待できるのです。

ダイエットに関しては一部の医薬品に脂肪の吸収を抑制する作用がありそれが医学的なダイエットにも用いられていますが、これはウーロン茶ポリフェノールや難消化性デキストリンと同様、食事で摂取された脂肪の吸収を抑制するものであって、体内にある脂肪を燃焼させるようなものではありません。
もし飲むだけで人々が思っているようなダイエット効果が得られるような薬が開発されたらノーベル医学賞は確実だろうとさえ言われているのです。
高麗人参が古くから和漢の世界で「皇帝」の名をほしいままにしていたのにはこうした理由があるのです。体をきれいにしたいのなら高麗人参の和漢パワーを実感してみませんか?
以 上 
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高麗人参はめぐりアップの強い味方です

追伸:

美容系高麗人参で売り上げNo.1は?


高麗人参はあなたが望む美容への願望すべてをかなえてくれる魔法の薬ではないかもしれません。が、決して理想から遠い商品でもないと思います。二千年の時を経て古今の美女に愛用されてきたという事実が「高麗人参は美容に良い」ということを物語っています。
そんな高麗人参の中で「美容」をアピールしている商品はたくさんありますが、実際にどの商品が一番売れているか調べてみたところ「高麗美人」というサプリが圧倒的に売れていることが分かりました。
「高麗美人」ですべてが解決するわけはではないと思いますが「美容系サプリで一番売れている」というのは軽視できないデータです。