「冷え性」というと数的には女性の方が圧倒的に多いので女性特有の健康被害と思われがちです。しかし、実際には男性にも冷え性で悩む人が年々増加傾向にあり、性別や年齢に関係なく誰もが陥る症状なのです。
また冷え性は一般的に病気というイメージでは捉えられていませんが、体温調整機能が異常をきたし代謝に必要な体温を確保できていなかったり、神経伝達に異常が発生している状態ですから、それを放置しているとやがては深刻な病気に発展しかねないため心当たりのある人は早めの対策を講じるべきです。
対策が早ければそれだけ症状は軽く済み、深刻な病気への進行を食い止めることができるからです。
今回は「病気としての冷え性」を考えていきます。

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冷え性がひどくなると病気の原因に?

指差す医師

冷え性」という言葉に注目してください。この状態を「病気」と捉えるか否かという点では実は専門家の間でも評価が分かれているのです。
もし、正式に臨床的なガイドラインが設定された「病気」であるなら冷え性は“冷え症”と表記されるはずです。
また東洋医学でも冷え性は「未病」といって病気になる一歩手前の状態とされています。
したがって厳密に言えば病気ではないものの辛い自覚症状を伴う状態病名として臨床現場でも「冷え性」が用いられる場合があります。
もうすこし突っ込んだものの言い方をするなら冷え性とは
・体の一部もしくは全身に慢性的な冷えや冷え感、あるいは冷感を伴う痛みや痺れを感じている状態
ということになります。
また冷え性には
  • 手や足が冷える「末端冷え性」
  • 腹部から臀部にかけて冷える「内蔵型冷え性」
  • 下半身が集中的に冷える「下半身冷え性」
の3つのタイプが存在しています。
ただし、いずれの冷え性も直接的な原因は「血流障害(血行不良)」であり、その血流障害を起こす原因に様々なケースが存在しているということになります。
また冷え性が悪化することで起こりやすくなるのが次に挙げる症状群です。これらが単独ではなく1度に複数の症状が重なって起こる場合もあるので悪化させないことがとても重要と言えます。

冷え性が悪化すると発生しやすい症状、または病気

  • 肩こり
  • 腰痛
  • むくみ
  • 胃腸不良
  • 頭痛
  • めまい
  • 吐き気、嘔吐
  • 気分がすぐれない
  • やる気が起きない(うつ状態)
  • 肝機能障害
  • 腎機能障害
  • 呼吸器疾患
  • 性欲の低下
  • 慢性疲労、慢性的な倦怠感
  • 眠りが浅くなる
  • 肌荒れ
  • 血糖値が不安定になる
  • 血圧が不安定になる
  • 腫瘍やがん細胞ができやすい
などになります。
肩こりの女性
冷え性は血流障害からくるものですので、血流障害になると酸素と栄養素が身体に十分行き渡らなくなり状態が悪化し、そこからといろいろな内臓が機能不全を起こすようになります。

これって冷え性?いいえ、実は違います・・・冷え性と間違われやすい病気について

  • 甲状腺機能低下症

甲状腺とは首の両側にあり免疫系の一種で、口や鼻から侵入してきた病原菌にいち早く反応してやっつけるためのセンサーの役割をしている臓器です。

有病率は女性に多く、10人〜20人に1人の割合で発症するといわれています。そして甲状腺からは「甲状腺ホルモン」と呼ばれる物質が分泌されています。
このホルモンによって代謝を活性化し、病原菌などの異物をいち早く代謝(排泄)させることができるのです。
したがってその性質上甲状腺ホルモンには「代謝を促す」、「細胞の働き活性化する」という働きがあり、新陳代謝を上げて「体温を上昇させる」という作用があるのです。
つまり、甲状腺の機能が低下することで甲状腺ホルモンの分泌量が減り体温が下がり、冷え性とよく似た状態になります。
しかし、冷え性との違いは甲状腺由来の低体温状態なので、体を温めても冷えが回復せず長期化しやすいことと、甲状腺の働き次第では何もしていなくてもいつの間にか冷えが解消しているという不安定な状態になりやすいという点です。
「冷え性(低体温)」以外にもこの病気には次のような症状があります。
  • 倦怠感
  • 無気力
  • 肌荒れ、乾燥肌
  • むくみ
  • 月経不良
  • 不妊
*更年期障害とよく似た症状のため30代よりも若くして甲状腺機能低下症になると「若年性更年期障害」と勘違いされるケースが多い病気です。
血液検査で甲状腺機能を調べる項目があるので、それが診断の決め手となります。
手をあげる白衣女性
  • 低血圧

こちらも女性に多い血流不良の状態です。

生活習慣病にはもう一つの血流障害状態である高血圧があり、こちらはれっきとした病気として認知されていますが、低血圧の場合は「状態病名」といってこれ単独では病気と言い難いものになります。
単に血圧が低い(収縮期血圧が100mm/Hg未満)というだけでは臨床的には低血圧症とは言わずそこに立ちくらみ(起立性低血圧)や失神(短時間の意識消失)、全身倦怠感、冷え性などを合併してはじめて「病気としての低血圧症」として治療されます。
東洋医学でも低血圧は未病(みびょう)と言って病気の一歩手前の状態に分類されています。
血管が広がったまま停滞して血流障害を起こしている状態なので、特に心臓から遠い手足が冷える「末端冷え性」を起こしやすいということがわかっています。(冷え性が合併しやすい病態です)
  • 閉塞性動脈硬化症(ASO)

主に四肢(特に下肢が多い)の血管に多発する血管性の疾患で、循環器の病気としては症例数も多く高齢者ほど起こりやすいとされています。

手や足の血管に血栓ができたり動脈硬化を起こすことで血流障害が生じ、手先や足先への血液の流れが不十分となり以下のような症状をおこします。
  • 冷感

血の巡りが悪くなることで起こる「冷えたような感じ」のことです。

これが「冷え性」と混同されがちになります。ただし、ASOは重症化すると四肢の切断など重症化しやすいので以下に挙げるような症状が合併している人は放置せずに病院で診察してもらうようにしましょう。
  • しびれ
  • 間歇性跛行(かんけつせいはこう)

少し歩くとふくらはぎなどが締め付けられるように痛み、休むと痛みが引くというのを繰り返します。

  • 安静時疼痛

じっとしている時でも刺すような鋭い痛みが継続します。特に手首や足首に起こることが多いようです。

  • 四肢潰瘍、壊死

末端部への血の巡りが悪くなることで筋肉細胞が死滅したり潰瘍化することがあります。場合によっては切断しなければならない重症例です。

冷え性を自分でケアするにはどうすれば良いのか?

このパートでは本格的な病気としての冷え性になる前に自分でできるセルフケアを紹介していきます。

ストレスケアで冷え性対策

カラオケをする男女

精神的なストレスには血管を収縮させる働きがあります。したがって慢性的にストレスを感じている人は血管が萎縮してしまい血流が悪くなるために冷え性を起こしやすい体質であると言えます。
そこで、適切にストレスを解消して血流を改善し、冷えにくい体を手に入れましょう。
ストレス解消法としては
  • スポーツで汗をながす
  • 旅行に行く
  • 趣味を持って楽しむ
  • 友達とのおしゃべりを楽しむ
  • カラオケで大声を出す
などが向いています。
ただしいくら好きだからといっても体に悪い
  • 暴飲暴食
  • 喫煙
  • ギャンブル
  • ○○依存(買い物依存、ネット依存etc)
などは逆にストレスのもととなるのでNGです。
寝る前に輝度の高いモニターを見続けるテレビゲームやスマホでのSNSも控えたほうが良いでしょう。

入浴で冷え性対策

ねる前にぬるめのお風呂に長く浸かって体を芯から温めることは血流が改善し寝つきがよくなることで心身のストレスが癒されるので、冷え性の改善には最適の方法だとされています。

熱いお風呂やシャワーだと気分がすっきりしますが交感神経が活性化し逆に目が覚めてしまうので、できればぬるめのお風呂にゆったりと浸かって心身ともにリラックスするようにしてください。
入浴時にマッサージやストレッチをするとさらに効果的です。
最低でも20分以上は浸かるようにします。のぼせを防止するには半身浴のほうがオススメです。
また汗をかくので脱水を防ぐために入浴前にはコップ一杯の水を飲み、ペットボトルを持参するなどして入浴中の水分補給も心がけるようにしましょう。
お風呂ではなく足湯にも同様の効果がありますので試してみてください。特に下半身が冷える人は朝も足湯を行うことで楽になります。

体を中から冷やす飲食物に注意する!

冷え性の人は「体を冷やさないことが」何よりも重要な対策となります。そこで飲食物で体を中から冷やさないようにすることに注意してください。

物理的には冷たい飲食物は全て体を冷やすので極力避けるようにすることです。
他にも
  • 夏場が旬の野菜
  • 瓜科の野菜
  • 糖質が多い食事
  • 葉物野菜
などは体を冷やす食べ物なので、食べ過ぎには注意してください。

砂糖が体を冷やす理由について

精製された白砂糖やグラニュー糖は糖分以外の栄養素が極端に少なくなっています。

糖質はエネルギー源なので摂取すればするほど燃焼効率を上げてくれるため冷え性改善には良さそうなのですが、実は糖質がエネルギーとして消費される際にはビタミンBが必要で、精製された糖質の場合体の細胞からビタミンBをもらって消費することになります。
ビタミンBは代謝を促して細胞の再生を助ける作用のあるビタミンなので白砂糖やグラニュー糖の過剰摂取はビタミンB欠乏症を招きやすく、代謝不良で冷えやすくなるのです。
また、精製された糖質ほどすぐに体に吸収されて消費していくため、血糖値が急に下がる「低血糖発作」が起こりやすくなります。血糖値の急激な低下は熱源を確保するために体温が下がる傾向があるので注意が必要です。
さらに、低血糖状態が続くと血液中のインスリンの量が増えてしまい、それによって体脂肪の分解が妨げられて脂肪燃焼による熱の発生を抑制してしまうことになり、この状態が長引くと「冷え性」につながります。
糖質を摂るときは精製されていない黒砂糖や三温糖、または蜂蜜などミネラルやビタミンを多く含むものを適量だけ利用するようにしましょう。

体を温める食材とは?

ココア

以下の食材は体を温める作用があるので冷え性の人は意識して摂取するようにしてください。
  • 冬場が旬の食材
  • 根菜類
  • 質の良いタンパク質(鶏肉、白身魚、大豆、肉の赤身、ホットミルクなど)
  • ココア
などです。

冷やさない服装に気をつけよう

冷え性の人は体を冷やさない服装にも心がけるべきです。
正しいあったかファッションを実践するだけも冷え性改善効果は高いからです。

では体を冷やさない服装とはどのようなものでしょう?
  • 体を締め付けない服装を心がける
  • 薄着をしない(スカートやワンピースよりもパンツルックで熱の放出を防止しましょう)
  • こまめな体温調整が可能なようにストールや薄手のカーディガンを活用する
  • 靴下を重ねばきする
  • 腹巻をしてお腹を冷やさないようにする
  • 夏場でも薄手(シルクなど)の手袋を利用する
  • レッグウォーマーまたはアームウォーマーを使う
  • ノースリーブは着用しない
こうした点を気をつけていれば冷え性対策になります。

適度に体を動かそう!

ストレッチする女性

体を温めるためには運動が一番効果的!
しかし、わかっていてもなかなか運動が苦手で継続的なトレー二ングを実践するには至らない人も多いのではないでしょうか?
しかし、人の体の中で最も熱を発するのは「筋肉」であり、その発熱量は全体のおよそ60〜70%にも達すると言われています。したがって軽い運動でもいいので筋肉量を増やすことができればそれだけ辛い冷え性の悩みから解放される日も近いといえるでしょう。
では、継続可能な軽めの運動とはいったいどのようなものがあるのかについて考えてみましょう。
・ストレッチ:他の運動の前後に行うのはもちろんですが、ストレッチだけでも運動効果を得ることができます。一回のストレッチは全身をくまなく行うと30分以上かかりますのでまず手始めに手軽な運動をという人には最適です。

・ウォーキング:一日30分以上のウォーキングを目指します。腕をしっかりと振って早足で歩くとさらに効果的です。また、ウォーキングの前後にストレッチ(特にふくらはぎと足首)を念入りに行うようにしてください。

・軽いジョギング:周囲の景色とパートナーとの会話が楽しめる程度のスピードで楽しみながらジョギングします。ジョギングの前後でもストレッチを忘れないようにしてください。
・ラジオ体操:近年では世界的にもその運動効果が確認されている伝統的な日本式体操です。真剣に行うとそこそこの運動ですし一回の長さが一定なので毎日定期的に行うにはもってこいでしょう。
最近はネット(YouTube)でいつでも閲覧できるので1日3回、時間がある時に行うことを目標にすると良いでしょう。
筋トレを行うには不安が強い人や運動初心者の人はこうした有酸素運動(呼吸をしながら軽い負荷で行う運動)で無理のない範囲から始めるようにします。
毎日行うのが理想ですが、それがストレスになるなら休む日を決めて継続可能なペースで行うところから始めるようにしてください。

冷え性は未病、だから早めの対策を

東洋医学の世界で言えば冷え性は「未病」といって病気になる一歩手前の状態です。しかし体調面での悩みは確実に起こっているので早めに対策を講じて本格的な治療が必要とならないようにしたいものです。

また前のパートでも記載していますが、冷えには別の病気が隠れている可能性もあるので、状態が悪いようなら無理をせずにまずは一度内科を受診することを念頭においていただきたいと思います。
その上で「冷えの悩み」から解放されるためにさらなる対策を講じる方法を検討してみたいと思います。
チェックマーク
「冷えの悩み」がめぐりの悪さからくるものであるのはこれまでの説明の通りです。しかし一口でめぐりを改善するといってもこれまでの生活パターンの積み重ねからくるものでもあり、そこからの解放はなかなか容易ではないでしょう。
運動習慣を身につけ、食生活を改善したとしても一朝一夕で叶うことではありません。
そこでより確実にまたスピーディーにこうした悩みから解放されるためにも「巡りを改善するサプリメント」を検討してみてはいかがでしょうか?
とくに食事の内容を見直すというのはとても大変なことなので、不足しがちな栄養をサプリメントで補うのは非常に意味のある対策になると思います。
めぐりを改善するサプリメントには幾つかの種類がありますが、特に注目してほしいのが「原料」です。
冷えの悩みをサポートするわけですから「めぐりの改善」と「体を温める」成分が重要になってきます。
そこでオススメの成分なのが
  • 生姜
  • サポニン
  • 高麗人参(エキス)
  • マカ
などを主原料としたサプリメントです。

いずれもめぐりと体のポカポカをサポートしてくれる成分を伴っています。サプリメントは「健康補助食品」ですので薬(漢方薬含む)のように飲みかたや副作用に注意を払う必要はありません。一日の摂取目安量を守っていれば飲み方も自由です。

その点で「未病」の冷えサポートとしてはとても手軽に導入できるのではないでしょうか?忙しい現代人にぴったりの対策になると思います。

まとめ

冷えの悩みは女性にとても多いのですが、それが「病気なのか?」と聞かれると微妙な問題です。
東洋医学では冷えは「未病」(病気の一歩手前の状態)であり、現代医学でも冷えだけを見て「病気」と結論づけることは難しいのです。

ただし、冷えには別の病気が隠れている場合もありますので、冷え+しびれやむくみ、倦怠感などの複数の異常を感じている場合は一度内科を受診してみると良いでしょう。
まだ、そこまで行かないまでも冷えが長引いていて辛いという場合には
  • 食事の見直し
  • 冷えないファッション
  • 運動習慣
などの対策を講じるべきですがそのサポートとしてめぐりを改善するサプリメントを導入してみてはいかがでしょうか?
成分的には「高麗人参」や「生姜」などが体をポカポカにする作用もあるのでお勧めです。

冷え性対策に必須の成分ベスト3


冷え性対策といえば、誰もがまっ先に思い浮かべるのが生姜(しょうが)だと思います。しかし、生姜よりも重要な成分が実は後2つもあります。それが高麗人参とポリフェノールです。
高麗人参は「最強の万能薬」として知られ、特に身体の「めぐり」改善に有効で、ポリフェノールは女性ホルモンに似た働きをする重要成分で、冷え性の根本的な原因であるホルモンバランスをサポートしてくれます。
冷え性の「三種の神器」とも言えるこれらの有用成分をバランス良く配合した唯一の商品が、あのユンケルで有名な佐藤製薬が製造販売している「美健知箋(びけんちせん)」というサプリです。
冷え性に悩んでいるなら、これ一つ飲めば効果が期待できるので、まずはこれを試してみて欲しいです。ユンケルで培った健康へのノウハウは伊達ではないことがお分かりいただけると思います。