最近では夏になると熱中症予防のために夜でもエアコンをつけながら寝る習慣がついたなどの社会背景の変化によって「頻尿」を訴える患者数が増えていると言われています。

医学的に頻尿というのは
・一日の排尿回数(量ではない)が8回以上を頻尿という
と定義されていますが、実はこの定義も曖昧で8回以下でも自分で多いと感じた場合は頻尿に認められるということになります。
また夜寝ている時のおしっこの回数が3回以上の場合は「夜間頻尿」と呼ばれる症状になります。この場合は睡眠障害も懸念されるので注意が必要な疾患になります。
このように一口に「頻尿」といっても考えられる病態はいくつもあり、それぞれによって原因や治療法、予防改善対策が異なってくるので、今回はちょっと意外な頻尿と冷え性の関係性をベースに話を進めていきたいと思います。

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なぜ冷え性になると尿の回数が増えるの?

トイレを我慢する人

体が冷えると尿の回数が増える・・・これは誰もが経験したことがあるのではないでしょうか?しかしそれはどうしてか?と聞かれるとちゃんと答えられる人は少ないものです。
おしっこをすると体内の水分が大量に外に出ていきます。この時暖かい尿が出ることで体温は一時的に下がるため本来であれば体が冷えて尿の回数が増えるというのはあまり良い状態ではないと考えらえます。
しかし、気温が下がると汗を書く機会が減り、老廃物を含んだ余計な水分を出すことができなくなってしまうためある程度膀胱に尿が溜まったらこまめに出すという指令を脳が出すようになります。
冷え性の人は基本的に汗をかきづらい体質のため、同様の理由で尿の回数が増えることになります。
また冷え性は血流障害によってもたらさせる症状ですので、下半身への血流が低下することで膀胱への血液供給量も低下し、膀胱の筋肉が凝り固まってしまい伸縮性が悪くなることで少量の尿でも尿意をもよおすようになります。これもまた冷え性による頻尿の原因となります。
特に男性の場合は陰嚢の収縮によって体温をコントロールしているため、冷え性になると陰嚢が縮みあがり体積が減って少量でも尿意を催しやすくなります。

女性の冷え性と頻尿の関係とは?

女性は男性に比べると冷え性になりやすく、冷えからくる頻尿を合併しやすいと言われています。
では、どうして女性は男性に比べると冷え性になりやすいのでしょう?

その最大の理由は「筋肉量の差」です。
腕の筋肉
平均的には女性の筋肉量は男性の2/3以下と言われています。
体温とは身体の中で起こっている「熱化学反応」なので、人の身体の中では何かが燃焼しているということになります。この“燃えている何か”とは細胞の核の中にあるATPという物質です。
そして人の体温のおよそ6割は骨格筋という筋肉から発せられているので、筋肉量が少ない女性は男性よりも基礎体温が低いため冷え性になりなすいということになります。
さらに女性の場合、生理で定期的に出血するため血液中の鉄分が失われやすく、発熱量が低下しがちになります。こうしたことから女性は男性よりも冷え性をおこしやすいということがわかっているのです。
冷え性になると尿意を催しやすくなるというのは前のパートでも説明した通りですので、女性の頻尿の主な原因は「冷え性」であるということになります。

冷え性以外の頻尿は病院で治療を受けましょう

では冷え性以外に頻尿になるケースというのを説明してきましょう。中には怖い病気もあるので頻尿を放置しておくのは良くありません。症状が重くなる前に心当たりのある人は一度病院を受診するようにしてください。

病院

・ストレスによるもの:緊張するとトイレが近くなります。これはストレスによってできた疲労物質をいち早く代謝させるための防御反応と、余分な熱を放出して脳がオーバーヒートしないようにする意識が働くからだと考えられています。
それがルーティン化して緊張する場面で数回トイレが近くなるという程度なら心因性の頻尿としても治療が必要なレベルではないのですが、度を過ぎた心因性の頻尿の場合は精神科や神経科での治療が必要となります。
・加齢によるもの:年を重ねると基礎代謝が落ち込み、全身の筋肉からしなやかさと柔軟性が失われていきます。これによって膀胱も動きが悪くなり、蓄尿能力が低下するために少量の尿が溜まっただけで周囲の神経を刺激して尿意をもよおすようになります。
ある程度は自然なことなので仕方ないですが、日常生活に支障がでたり、頻尿が気になって外出ができないような状態になっているとしたら泌尿器科に相談して適切な治療を受けるようにしてください。
・過活動膀胱:原因不明の頻尿症状ですが、神経伝達に何らかの障害が生じて自分の意思や尿量とは無関係に膀胱が勝手に収縮して周囲の神経を刺激し頻回に尿意を覚えるという症状です。
現在800万人ほどの患者数がいると推測されています。性別は関係ありませんが、中高年以降になると有病率が増え、またパーキンソン病や脳卒中、脊椎の病気や怪我で中枢神経経路に障害が生じると起こりやすくなると言われています。
男性の場合は前立腺肥大症による排尿障害で一回の尿量が低下するために膀胱が過敏になり過活動膀胱になりやすいとされています。
・骨盤底筋の緩み:女性に特有の頻尿症状で、妊娠や出産、運動不足や加齢によって骨盤底筋が緩んでしまい尿道の締まりが悪くなることで起こる頻尿です。
骨盤底筋とは膀胱や尿道、子宮を支える筋肉です。ここが緩むと頻尿だけでなく尿漏れを起こしやすくなります。
・膀胱がん:膀胱内の腫瘍によって周囲の神経が刺激され尿意を覚えやすくなります。血尿なども特徴的な症状です。
・膀胱炎:感染性のものや腫瘍性のもの、あるいは冷え性やストレス性など様々な原因がありますが、こうした原因によって膀胱内に炎症が起こり、神経を刺激して尿意や残尿感を覚える病気です。
血尿や排尿時痛などの特徴的な症状があります。女性の場合は生理不順や月経前症候群でも膀胱炎を起こしやすくなります。
・尿路結石、膀胱結石:泌尿器系に結石ができるとその石によって膀胱周辺の神経が刺激されて尿意を覚えやすくなります。また石が大きくなるにしたがって排尿痛が強くなり、一回の尿量が減るため頻尿を起こしやすくなります。
・糖尿病:糖尿病に合併し易い疾患に「糖尿病性神経障害」があります。糖尿病とはインスリン不足によって血液中のブドウ糖がエネルギーとして消費されにくくなってしまい、エネルギー不足から多臓器不全や神経障害を起こす生活習慣病です。「尿意」というのも神経伝達なので糖尿病性神経障害が起こると神経伝達が不安定となり頻繁に尿意を覚えることになります。
たくさんの食べ物を食べる女性
・女性器疾患:子宮筋腫や子宮頸がん、卵巣腫瘍、子宮内膜症などの女性器疾患では腹腔内に炎症を起こします。女性の場合膀胱が腹腔内に収まっているので、炎症が膀胱に浸潤していき、膀胱炎を起こして頻尿になるケースが多いようです。
・子宮脱:妊娠や出産によって子宮を支えている靭帯や筋肉が弱まり子宮が下がってくる病気のことを子宮脱と言います。子宮脱を起こすと周囲に炎症を起こしやすくなり、膀胱にも炎症が広がり頻尿傾向が出てくるようになります。
このように「冷え性」以外からくる頻尿の場合は治療が必要な病気であるケースが多いので医師に相談して適切な治療を受けるようにしてください。

冷え性からくる頻尿改善対策

このパートでは冷え性からくる頻尿の改善方法を紹介します。

ドリンクに気をつける

コーヒー

頻尿になると水分摂取を控えようとする人がいますが、控えても尿意は覚えますので逆に脱水にならないようこまめな水分補給を行うことが重要になってきます。
また、冷え性が原因の頻尿の場合は体を冷やさないドリンクを飲むようにしてください。
冷たいドリンク類は極力控えます。またコーヒーや緑茶などカフェインが多いものも飲みすぎないほうが良いでしょう。カフェインには利尿作用があるので頻尿が悪化するリスクがあります。
アルコールにも利尿作用があり、飲みすぎは体に良くないのでNGです。

ゆったりとお風呂でリラックスして体を芯から温める

今回は「冷え性が原因の頻尿を改善する」というテーマなので、原因である冷え性が改善されれば自然と頻尿も改善されていくことになるという点に注目します。

そこで冷え性改善には特に効果が高いとされている入浴法を紹介しましょう。
  • ぬるめのお湯にゆったりと浸かる
  • お湯に浸かっている時間は目安として20分以上
  • のぼせ防止のためには半身浴がオススメ
  • 脱水を防ぐために入浴前にはコップ一杯の水を飲む
  • 入浴中もこまめに水分補給をする(水筒やペットボトルを持って入浴する)
  • 入浴中にストレッチやマッサージを行うと効果的
*シャワーや熱いお風呂は交感神経を刺激します。交感神経が優位に立つときは血管が収縮して血流量が落ちるので、ゆっくりとぬるめのお湯に浸かってリラクゼーションすること(副交感神経優位な状態)を心がけてください。

ストレスはその都度解消

手紙を書く女性

人は強いストレスを感じると尿意を催しがちになります。
また、慢性的なストレスは血管を収縮させ血流を低下させるので「ストレス」というのは頻尿にも冷え性にも良くないということになります。
ですので、ストレスはためずにその都度解消しておくことが重要です。
ストレス解消対策としては
  • スポーツで汗をかく
  • 旅行する
  • 趣味に興じる
  • 大声を出す(カラオケなど)
  • 親しい人とのおしゃべりを楽しむ
などが効果的です。
ストレス過多になると人と会うのが億劫になって自宅にこもりきりになりがちですがこれは逆効果なのでリフレッシュを心がけるようにしてください。

運動不足は冷え性の大敵

人の体の中で体温維持に最も貢献しているのは「骨格筋」で、その発熱量は全体のおよそ60〜70%を賄っていると言われています。

つまり、運動して筋肉量を増やせばそれだけ発熱量が増え冷え性解消につながるということになるのです。もちろん冷えが原因の頻尿解消にも効果的です。
しかし、今まで運動習慣を持ってこなかった人がいきなり筋トレを始めると怪我の原因になりかねません。スポーツクラブも初心者には敷居が高そうですし月々の会費のことを考えるとすぐに始めようというのも難しい人もいるのではないでしょうか?
そこで初心者の人には
  • 1日30分〜1時間程度のウォーキング
  • 空いた時間で手軽にできるストレッチ
  • 自宅でできるヨガ
などの有酸素運動から始めることをお勧めします。
これらの運動効果は高齢者でも得られることが化学的に判明していますし、加齢によって筋力が衰えると冷え性も頻尿も進行してしまうことになるので毎日少しずつでもいいから継続可能なトレーニング習慣を身につけるようにしてください。

頻尿を伴う冷え性改善のための漢方薬

漢方のイラスト

・補中益気湯(ほちゅうえっきとう):血流を改善し、胃腸の働きを良くすることで冷え性を改善します。虚弱体質や疲れやすい人、食が細い人向きの漢方薬です。
・牛車腎気丸(ごしゃじんきがん):腰から下が冷える、排尿障害があるなど冷え性からくる排尿障害改善に効果のある漢方薬です。特に高齢者の夜間頻尿や糖尿病の合併症である神経障害、腰痛、下肢痛、しびれ、むくみなどがある場合に処方されます。(医療用医薬品なので処方箋が必要なお薬です)。体力がなく疲れやすい人に向いています。
・八味地黄丸(はちみじおうがん):非常に歴史の長い漢方薬です。血流を改善し体を温め、排尿障害や肩こり、腰痛、しびれ、四肢の冷えの解消などに効果があります。
血圧が高く、体力は中等度以下の人向けの漢方薬です。
*漢方薬は現在200種類以上が「医薬品」に指定されています。それだけ効果が再認識されている証拠ですが、医薬品であるということは必ず「副作用」が付いて回ります。
漢方薬を選ぶ人の多くが副作用を回避したいからという理由で選びますが、実際には合成薬ほどではないものの副作用が確認されています。
また合成薬よりも体質によって効く、効かないの差が激しく空腹時に飲むタイプが多いので飲み忘れしやすいなどのデメリットがあります。
体質による効き目の違いなどを考慮に入れると購入は自己判断ではなく、漢方に詳しい薬剤師のいる薬局が良いでしょう。また薬によっては一般薬として売られていないものもあるのでその際には漢方外来のある医療機関を受診して処方箋を出してもらうようにしてください。

冷えと頻尿をトータルでサポートするその他の選択肢

冷えからくる頻尿は2つの大きな悩みを抱えていることになります。もし、あまりにもトイレに行く回数が多く外出できないなどの日常生活に支障をきたしている場合には無理をせずに泌尿器科を受診するようにしてください。

まだそこまで状況は悪化していないまでも気になる人は早め早めの対策を立ておくことで悪化させなくても済むかもしれません。
そのためには本文にあるような対策のうち手をつけられるところから始めていただきたいのですが、いずれも継続するには少しばかりの根気と手間が必要になります。
そこで対策をより確実にするためにめぐり対策サプリメントをおすすめしたいと思います。
紹介する看護師女性
東洋医学でも西洋医学でも冷えはめぐりの悪さが原因で起こることがわかっています。そして早い段階で適切に対策を講じていれば悩みはそれほど深刻なことにはなりません。
めぐりをサポートしてくれるサプリメントには幾つかの種類がありますが、オススメなのが「高麗人参」や「ショウガオール」、「ノコギリヤシ」などです。
いずれもめぐりを改善して冷えやトイレの回数を減らすことに役立ってくれます。漢方薬とはちがいサプリメントは食品なので副作用の心配はさらに少なく、あったとしてもアレルギーや現在服薬中の薬との飲み合わせ程度です(服薬中の人はサプリメントの導入にあたって主治医の指示を仰ぐようにしてください)。
また摂取する量は一日の目安量を守るようにします。これ以外に飲みかたは自由なので漢方薬よりも導入しやすいと思いますし、制約が少ない分継続も楽だと思います。
ただし、サプリメントはあくまで「食品」ですので治療目的での導入には無理があります。そのときはちゃんと病院に相談して適切な治療を受けるようにしてください。副作用などを心配せずに対策効果を上げたい時のサポート役としては最適です。

まとめ

冷えからくる頻尿というのは一度起こしてしまうとなかなか改善しない厄介なものです。どちらも東洋医学では「未病」といって病気一歩手前の身体状態を意味していますが、進行すると本格的な治療が必要になりますし、その悩みはとても辛いものです。

また、未病とはいえ放置していると改善はしないので早めの対策を講じて進行させないようにしましょう。そのための対策としては漢方薬や運動、飲食物に注意するなど詳しくは本文に記載してありますのでそちらを参考にしてください。
そしてこうした対策をよりスムーズにするためにめぐりサポートのサプリメントを試してみると良いでしょう。冷えからくる頻尿ですのでベースとなる冷えの悩みが解消できれば頻尿の方も改善します。
めぐりサポートサプリメントには幾つかの種類が発売されていますが、オススメなのはノコギリヤシや高麗人参です。

冷え性対策に必須の成分ベスト3


冷え性対策といえば、誰もがまっ先に思い浮かべるのが生姜(しょうが)だと思います。しかし、生姜よりも重要な成分が実は後2つもあります。それが高麗人参とポリフェノールです。
高麗人参は「最強の万能薬」として知られ、特に身体の「めぐり」改善に有効で、ポリフェノールは女性ホルモンに似た働きをする重要成分で、冷え性の根本的な原因であるホルモンバランスをサポートしてくれます。
冷え性の「三種の神器」とも言えるこれらの有用成分をバランス良く配合した唯一の商品が、あのユンケルで有名な佐藤製薬が製造販売している「美健知箋(びけんちせん)」というサプリです。
冷え性に悩んでいるなら、これ一つ飲めば効果が期待できるので、まずはこれを試してみて欲しいです。ユンケルで培った健康へのノウハウは伊達ではないことがお分かりいただけると思います。