女性に多いと言われているのが「冷え性」です。
冷え性には大きく分けると

  • 末端冷え性
  • 内臓型冷え性
  • 下半身型冷え性
  • 年齢からくる冷え(代謝の落ち込み)
  • 過激なダイエットなどで栄養状態が悪くなることで起こる冷え
  • 太りすぎによる冷え(脂肪型の冷え性)
  • その他病的な冷え(生活習慣病や低血圧、貧血、甲状腺疾患などからくる冷え)
などがあります。
特に手足の指先を中心として冷える「末端冷え性」は悩みを抱えている人の数も多く、近年男性にもその傾向が増加していると言われています。
末端冷え性になると夏場でもエアコンが効いている車内や室内では手足が冷えるばかりでなく、進行すると痛みや痺れを感じることもあり、一度起こしてしまうとなかなか治らない厄介な病態です。
今回は中高年以降の女性だけでなく若者や男性をも悩ませる「末端冷え性」についての説明とその改善法を説明していきたいと思います。

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夏でも男女を問わず起こす末端冷え性の症状とは?

寒がる女性

冷え性というと女性の専売特許のイメージがありますが、男性にもいろいろなタイプの冷え性があります。近年の調査で明らかになっている男性に多い冷え性には
・内臓型冷え性:消化器(胃や腸)を中心として腹部の内臓が冷えるタイプです。喫煙や飲酒、男性版の更年期障害(LOH症候群)、生活習慣の乱れからくる血流障害が原因です。
・隠れ冷え性:無自覚の冷え性です。顔は汗をかくのに下半身が妙にスースーするという特徴があります。男性の場合は夏場でもスーツやスラックスなど長ズボン+靴下といういでたちが多いので気づかない場合がありますが、四肢(手足)やお腹に触れるとひんやりとしています。特に腹部が冷える内臓型冷え性は隠れ冷え性を伴うことが多いので要注意です。
・太りすぎによる冷え性:脂肪は一旦冷えるとなかなか温まらないので太り気味の人に多い冷え性です。高頻度で内臓型冷え性を合併しています。
などが多いのですが、ここ数年来「末端冷え性」が男性にも増加している傾向にあると言われています。
末端冷え性は手足の先が特に冷え、冬場はもちろんのこと夏場でもエアコンの効いた室内や車内では冷えすぎて疼痛や鈍いしびれ感を覚えることもあります。
このパートでは冷え性のなかで最も多く、男性にも増えている「末端冷え性」の原因を探っていきたいと思います。

血行不良

冷え性最大かつ直接的な原因は「血行不良」です。

女性の場合は生理不順や不正出血など男性に比べると出血する機会が多いため、低血圧や鉄欠乏性貧血を起こしやすく、血管の運動能力が低下して血行不良を招きやすいのです。
さらに低血圧や高血圧などの血行不良では血液がドロドロになってしまうケースが多く、心臓から遠い手足の先の毛細血管にまで血液が十分に行き渡らないために冷えを起こしてしまうのが末端冷え性の典型的なパターンになります。
そして日本人は諸外国に比べると糖尿病リスクが高いと言われていて、糖尿病の原因であるインスリンの不足は血糖を分解する能力が低下してしまうために血管が詰まりを起こしてしまい、壊疽(血液量不足から筋肉が腐っていく状態)などを起こし最悪の場合は切断に至るというケースもありますので高血圧や動脈硬化性、糖尿病といった生活習慣病には十分注意する必要があります。

筋肉量の低下

指差す白衣女性

近年日本でも肥満傾向が高まるにつれて男性の間でも末端冷え性の患者数が増えたというデーターが報告されていますが、これは運動不足や加齢によって筋肉の量が低下することで起こる体温低下が原因です。
そして人体の中で最も発熱するのが「骨格筋」と呼ばれる筋肉組織になります。そのトータルの熱量は全身のおよそ6割程度だと言われているため、人体最大の発熱装置である筋肉が減ることで血液が温まらずに冷えとなるケースがあるのです。
このケースでも心臓から遠い手足の末端が一番冷えやすい箇所になりますので末端冷え性へのリスクが上昇することになります。

自律神経失調状態

ストレスや加齢で自律神経が乱れると末端冷え性だけでなく様々なタイプの冷え性を合併しやすくなります。その理由は自律神経には血流をコントロールして体温を調整したり、内臓を正常に動かす作用があるからです。

特にストレスを感じると自律神経は全身の血管を収縮させようとします。
これは危険な状態にさらされた時に失血死を防いだり、一時的に血圧を上げて脳への血流量を確保させるための高度な自己防衛能力なのですが、慢性的にストレスを感じていると血管が元に戻れなくなってしまい血行不良から冷え性を起こしやすくなるのです。
自律神経を動かすにも栄養や酸素が不可欠なので慢性的なストレス性の血行不良は自律神経にとって大敵と言えるでしょう。

服装による末端冷え性

ワンピース

女性は男性に比べるとスカートやワンピースなどの軽装が多く、また靴下ではなく素足やストッキングにサンダルやミュールを履くケースが多いのでどうしても皮膚の露出度合いが多い分、末端冷え性になりやすい傾向にあります。
またやせて見せるためのガードルや矯正下着などで体を締め付けすぎると血行不良を起こし冷え性になりやすくなるので、普段から冷え性を感じている人は
  • 体を締め付けない
  • なるべく手足を露出させない
ようなファッションを心がけるようにしましょう。

末端冷え性の改善対策

一度起こしてしまうと治すのが困難と言われているのが冷え性です。

しかし、適切な対策を講じることで改善させることは可能なので、ここでは自宅でできる末端冷え性のセルフケアについて説明していきましょう。

運動

ヨガ

「冷え性」というのは文字通り体が温まりにくい状態になっているということです。
そして前のパートでも説明した通り、体内最大の発熱装置は「筋肉」ですので、運動して筋肉量を増やし、血流促進と発熱量増で末端冷え性解消を図りましょう。
筋肉量を増やすのに最も効果的なのは筋トレ(無酸素運動)ですが、初心者がいきなり負荷の強い筋トレを行うと怪我をする原因となりますので、まずは運動習慣を身につけるために
  • 1日1時間程度のウォーキング
  • 1日15分以上の軽いジョギング
  • ヨガ
など比較的負荷の軽い有酸素運動から始めると良いでしょう。毎日継続できるように目標をしっかりと立てて実践するのが成功の秘訣です。
また運動ができない場合は簡単な全身マッサージ(ストレッチなど)でも対策可能なので雨の日や気分が乗らない時は室内でできる軽運動も取り入れておくと良いでしょう。

禁煙

タバコが健康にとって悪影響を及ぼすことは今や世界の常識となりました。特に「ニコチン」には血管を収縮させる作用があり、冷え性にとっては大敵です。

節酒

アルコールには血管拡張作用があるので、一見すると冷え性には良さそうですが、飲みすぎると逆効果です。

もともとアルコールには脱水作用があるため、飲みすぎると血液中の水分が排出されて濃度が高まりドロドロになってしまいます。
飲む時には適量(ビール中瓶1本、日本酒1合程度)を守るようにしましょう。また飲む時は水と一緒に飲むことで体内のアルコール濃度が薄まります。

体を温める食べ物や飲み物

コーヒー

漢方では「医食同源」という考え方があります。
その中で冷え性に効くのは冬場に旬を迎える野菜で、根菜類には体を温める良質の糖質(炭水化物)やサポニン、代謝を促すミネラル、消化酵素、ポリフェノールなどが多く含まれていることがわかっているので、根菜類を一品〜二品加えるようにすると良いでしょう。
また生姜や唐辛子などの薬味も添えると効果が上がります。
飲み物ではココアや紅茶には体を温める作用があるということがわかっています。

末端冷え性対策グッズ

末端冷え性は主に手足の指先が冷えるのですが、他にも内臓型冷え性や下半身冷え性を合併していることも多く特に足の指の冷えに悩むケースが圧倒的に多いという特徴があります。

そこで足先を温めるために有効なグッズとしては
  • フットバス(足湯)
  • 冷えとり用の靴下
  • レッグウォーマー
などが効果が高いとされています。
また腕側にはアームウォーマーやカーディガンなどを活用してこまめな体温調整を行うようにしてください。

末端冷え性に効く漢方

ここでは末端冷え性というよりも冷え性全体を改善するのに効果のある漢方薬を幾つか紹介していきます。

・八味地黄丸(はちみじおうがん):四肢の冷えや尿量が不安定な時、または血圧が高めな時に処方される基本的な漢方薬です。
体力は中等度で疲れやすい人やむくみがちな人向けです。
・加味逍遙散(かみしょうようさん):冷え性で情緒が不安定になり、イライラしたり夜眠れない人に処方されます。また女性の更年期障害の治療薬としても頻繁に処方される漢方薬です。
体力は中等度以下で、冷え以外にものぼせなどで体温調整がうまくいかない人、便秘がちな人な向けです。
・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん):下半身は冷えて上半身には火照りがある人、肩こりや頭が重い感じがする人に対して処方されます。加味逍遙散同様に女性の更年期障害に対してよく処方されます。
比較的体力があり、肩こりやめまい、皮膚のトラブル(湿疹、にきびなど)を抱えている人向けです。
*これらの漢方薬は一般薬として薬局やドラッグストアでも購入できます。
しかし、体質によって効き目がことなり、飲み方も基本的には空腹時に飲むなど通常の一般薬と比べて注意点が多いことと、漢方薬といえども副作用は報告されているので、漢方に詳しい薬剤師がいる薬局で相談しながら購入することをオススメします。

もっと手軽な対策をお探しの方に

サプリメント

冷え対策として、前のパートで紹介した方法のうち、運動や冷え対策グッズは簡単に導入できるにしても副作用への懸念や飲み方に制限のある漢方はちょっとどうかな?と思っている人におすすめなのがサプリメントです。
特に体を温める作用がある原料としては高麗人参やマカなどを用いたものが良いでしょう。
サプリメントは基本的に食品ですから副作用への懸念や飲み方の制限はありません。一日の摂取目安量を飲むだけです。これで運動や冷え性対策グッズだけの時よりもずっとポカポカを実感できることでしょう。

まとめ

女性を中心に近年その数を増やしているのが「冷え性」の悩みです。

特に数が多いのは「末端冷え性」と言われるタイプで、手足の先が冷えて痛みや痺れを感じるようになります。近頃では男性にも末端冷え性の悩みが増えてきたという報告もあります。
冷え性というのは主にめぐりの悪さからくるもので、運動や冷え性対策グッズ、漢方薬などが対策としては効果的ですが、それ以外にも禁煙や節酒を心がけるようにします。
また、漢方薬の副作用への心配がある人やもっと手軽な対策を探している人は高麗人参やマカなどめぐりを改善する働きのあるサプリメントを試してみてください。

冷え性対策に必須の成分ベスト3


冷え性対策といえば、誰もがまっ先に思い浮かべるのが生姜(しょうが)だと思います。しかし、生姜よりも重要な成分が実は後2つもあります。それが高麗人参とポリフェノールです。
高麗人参は「最強の万能薬」として知られ、特に身体の「めぐり」改善に有効で、ポリフェノールは女性ホルモンに似た働きをする重要成分で、冷え性の根本的な原因であるホルモンバランスをサポートしてくれます。
冷え性の「三種の神器」とも言えるこれらの有用成分をバランス良く配合した唯一の商品が、あのユンケルで有名な佐藤製薬が製造販売している「美健知箋(びけんちせん)」というサプリです。
冷え性に悩んでいるなら、これ一つ飲めば効果が期待できるので、まずはこれを試してみて欲しいです。ユンケルで培った健康へのノウハウは伊達ではないことがお分かりいただけると思います。