現在高血圧の患者数は年間で1,000万人を超え、7,000人近い人が治療の甲斐なく命を落としています。また高血圧はあらゆる傷病に合併する病態であり、生活習慣病としても非常に身近な存在です。

高血圧の治療は病気の程度によって
  • 生活習慣の改善指導
  • 投薬治療
  • 基礎疾患の治療
が行われます。
高血圧のような慢性疾患の治療薬は症状が安定するまで飲み続けなければならず、通院が長引くというデメリットがあります。そこで少しでも治療効果を上げるためにサプリメントの導入を考えている人も多いと聞きます。
しかし、そんな時に問題となるのが「併用禁忌」です。「併用禁忌」とは飲み合わせに問題があり、メインの治療薬とは併用できない薬や食品の事を指す言葉です。
治療のサポート役には昔から「万能の漢方」と呼ばれている高麗人参の導入を考えている人も多いと思われますので、今回は高麗人参導入と高血圧治療について考えていきたいと思います。

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高血圧に対する高麗人参の独自成分ジンセノサイドの効果について

高麗人参を高血圧治療のサポート役として導入するにあたり、高麗人参の事をしっかりと理解しておくのはとても重要だと考えます。

その理由として
  • 服薬治療中の場合、高麗人参を導入した際の効能や副作用について知っておく必要性がある
  • 一口に高麗人参と言っても栽培年数や精製方法によって成分が変わるという特性がある
からです。この二点をしっかりと把握して高麗人参選びを行わないと誤った情報に流され、思ったような導入効果が得られないという結果に終わってしまう可能性があります。
そこで、このセクションでは高麗人参をもっと知るために独自成分である「ジンセノサイド」について解説していきたいと思います。
説明をしている医者

ジオール系とトリオール系

ジンセノサイドといっても単一の成分ではありません。この成分はサポニンの一種でジンセノサイドに属する種類だけで現在49種類ほどが確認されています。これが全て高麗人参にしか含まれない独自の健康成分なので、漢方の世界でも高麗人参に取って代わる存在が出てこないと言えるのです。

そしてジンセノサイド自体は大別すると「ジオール系」と「トリオール系」の2種類に分けることが出来ます。それぞれの作用としては
  • ジオール系の作用:主に中枢神経の鎮静作用
  • トリオール系の作用:主に中枢神経の興奮作用
になります。一つの食材の中に神経を鎮める作用と興奮を促す作用の両方の成分がバランス良く配合されているのが高麗人参最大の特徴といえるでしょう。
では、次にジオール系とトリオール系のどちらが高血圧に効能があるかという事を説明していきましょう。
「高血圧」というのはなんらかの原因で血栓ができたり血管が狭窄するなどして血管の内圧が上昇してしまう病態ですが、血管を狭窄させる要因の一つに
神経の異常興奮”、“極度の緊張感”、“精神的なストレス”などがあります。
つまり神経が高ぶった状態=「興奮状態の時に血管が収縮して上がりやすくなる」という傾向があるのです。
そこでこの状態を解消するには「ジオール系」の鎮静作用が効果を発揮します。逆にトリオール系の場合は「興奮作用」があるので、倦怠感や無気力状態の時などに効果を発揮するということになります。
しかしながら、この相反する二つの作用があることで大きな誤解を生んでいるのも事実です。雑誌やネットなどではよく「血圧が高い人は高麗人参の服用を控えた方が良い」という記事を眼にすることがあります。これは高麗人参のトリオール系の作用だけに着目している恣意的な記事だと言わざるをえません。
×マークのプレートを出す看護師の女性
トリオール系の成分は主に高麗人参の「実と葉」の部分に多く含まれていて、精力剤等に使われている高麗人参成分というのがこの“トリオール系優位な成分”であることが多いのです。
このことから
・高麗人参=興奮作用=精力剤=血圧を上げる
という誤解が生じる方程式が出来上がります。
しかし、皆さんは「高麗人参」と聞いてイメージするのは主に「根」の部分ではないでしょうか?そう、漢方薬として精製される高麗人参は大半が「根」の部分であり、実や葉は通常は廃棄される部分なのです。つまり、上記のような記事は極めて不適切で恣意的であると言えるのです。
では、トリオール系の成分がたくさん含まれている部分を捨てているのにどうして高麗人参は冷え性などに効果的なのでしょうか?これは根っこの部分にはジオール系成分とトリオール系成分とがバランス良く配合されているからなのです。
ジンセノサイドは非常にユニークな成分で、ジオール系とトリオール系が50:50で含まれている場合、服用した人の体調に合わせて必要な成分が作用するという性質を持っています。
だから、冷え性の人が飲めば体が温まるし、逆に興奮気味で不眠症傾向がある人が飲めば鎮静効果が作用するという仕組みになっています。
ここで、もう一つジンセノサイドのユニークな性質をご紹介しておきましょう。ジンセノサイドはジオール系とトリオール系の成分が混合された状態で組成していて、どちらかの成分を都合良く抽出することは困難とされています。そして、その部位によって配合されている比率の有利な方の性質が出てきやすいとされていて、このバランスが非常に重要視されているのです。
漢方薬として精製されるのが根っこであるという最大の理由は根っこが一番ジオール系とトリオール系のバランスが理想に近いからなのです。

高血圧の人は高麗人参の根っこの部分が最適?

高麗人参

高麗人参の根部分のジオール系とトリオール系の配合比率はおよそ60:40で若干ジオール系の方が比率が高く、どちらかといえば鎮静作用の方が優位となります。したがって高血圧症の場合は根部分を服用すれば良いのかといえば、話はそんなに簡単ではない場合もあります。
というのも高血圧には「二次性高血圧症」という病態があって、これは何かしらの基礎疾患があり、その影響で高血圧症が合併している状態を意味しています。
基礎疾患の中で慢性的なものには
  • がん
  • 脳梗塞
  • 虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)
  • アレルギー性疾患、自己免疫性疾患
  • 慢性便秘
  • 糖尿病、動脈硬化症などの生活習慣病
  • 肥満
  • 眼精疲労
  • 更年期障害
などがあり、これらは二次性高血圧症を合併しやすい典型的な疾患や身体状態ですが、他にも
  • 感染症
  • 血栓性疾患(動静脈瘤など)
  • 外傷
などでも血圧は上昇します。
このように原因となる基礎疾患がありそれによって発症している高血圧のことを「二次性高血圧」と呼んでいます。こうしてみてみると、高血圧はあらゆる疾患をベースに発症するリスクがある病気だという点は留意しておく必要性があるでしょう。
そして高麗人参を導入する際に高血圧だけに注目してジオール系優位の部位ばかりを摂取していると血圧に関しては下がるかもしれませんが、鎮静作用側に偏りすぎることによって免疫力が低下し、基礎疾患が進行したり風邪などの他の病気にかかりやすくなるというリスクが上昇します。

高血圧にお勧めなプレミアム・ジンセノサイドとは?

話を聞いている医者

前のセクションでは高麗人参の根の部分が最もジオール系とトリオール系の配合バランスが良く、その比率は60:40でジオール系作用(鎮静作用)の方が出やすい、と説明しています。
したがって血圧を下げる効果は十分に期待できるものの、治療中の高血圧症が「二次性」である場合、ジオール系に偏りすぎると鎮静作用が強く出て、却って免疫力を低下させて基礎疾患を進行させたり、あるいは本態性高血圧症(原因不明の高血圧で全体の約9割が本態性高血圧症に該当すると言われています)であったとしても、風邪などの感染症やその他の病気にかかりやすいというデメリットがあります、と説明しました。
しかし、根っこの中にはごく希少ながらもジオール系とトリオール系が50:50という黄金比で含まれている部位があり、これを「プレミアム・ジンセノサイド」と呼んでいます。
この「プレミアム・ジンセノサイド」は古来より高麗人参の中でも最高級品として珍重されてきた6年根をもつ高麗人参を乾燥させた「紅参(こうじん・べにさん)」からさらに手間暇かけて抽出されるものです。
この「紅参」で作られているのが世界三大高麗人参と呼ばれている
  • 正官庄
  • 金氏高麗人参
  • 紅麗珠
という製品です。
ただし、「紅麗珠」はメインターゲットを低血圧で冷え性気味の女性に絞り込んでいるため、プレミアム・ジンセノサイドに実の部分(トリオール系成分)を多めに含有させているため、高血圧症の人向けではありません。
とすると残りは「正官庄」と「金氏高麗人参」になりますが、「正官庄」は高麗人参の本場韓国でもNo.1ブランドであるがゆえにコストにはブランド代も含まれていて割高です。お金に余裕がある人ならば良いのかもしれませんが、お勧めするには至りません。
したがって、同じような原料を使って適正価格で販売しているのは最後に残った「金氏高麗人参」ということになります。品質的に「正官庄」と比べて劣るなどということは全くありませんので本サイトでお勧めの高麗人参サプリメントは「金氏高麗人参」ということになります。

高麗人参はどのようにして血圧を下げるのか?

頭に?を浮かべる女性

血圧はあらゆる病気との関連性が示唆される病態ですが、実際の所、高血圧症患者全体の90%を占めるのは“本態性高血圧症”になります。
本態性高血圧症とは「原因がはっきりとしない高血圧」という意味です。しかし原因が全く不明というわけではありません。原因がわからないというよりは色々な要因が複雑に絡み合って発症するため特定が難しいというのが実際のところです。

本態性高血圧症の原因

環境的な要因としては

  • 加齢(40代以降に発症することが多い)
  • 生活習慣の乱れ
  • 精神的なストレス(ストレスには血管を収縮させる作用があります)
などがあり、身体的な要因としては
  • 交感神経の乱れ
  • 血管収縮物質(昇圧物質)が増加する
  • 血管拡張物質(降圧物質)が減少する
  • ホルモンバランスの乱れ
  • 血管の反応性が亢進する(血管がストレスなどに過敏に反応して収縮し内圧が上昇します)
  • 末梢血管抵抗の上昇(内出血などで血管内凝固が起こり末梢血管の内圧が上昇します)
  • 循環血漿(けっしょう)量の増加(増量によって血管の内圧が上がります)
*末梢血漿とは水分+血球細胞+水溶性物質+脂溶性物質など血液全体のことを意味しています。
など。。。これらの原因が複数重なり合って本態性高血圧症となるのです。

高麗人参の作用について

高麗人参の独自成分である「ジンセノサイド」には上記のような本態性高血圧症を引き起こすさまざな原因に対し次のような働きかけをして血圧の上昇を抑制します。

  • 自律神経の働きを調整する作用:

ジンセノサイドの中の「ジオール系」成分によって自律神経の異常興奮を抑え、交感神経の亢進(興奮状態)からくる血圧の上昇を抑制します。

  • 血管を拡張する作用:

ジンセノサイドのすぐれた能力の一つで、血管を拡張することによって血流を正常な状態に戻し、血圧の上昇を抑制します。

  • 赤血球を柔らかくする作用:

赤血球はたんぱく質とヘム鉄(ミネラル)からできています。血管が狭窄すると血液の通り道が細くなってしまいます。赤血球が若くてフレッシュな時は柔軟性があり形を変えながら狭窄している箇所を上手にすり抜けるのですが、ストレスや加齢などによって基礎代謝が落ち込むと赤血球の機能が劣化し寿命が短くなります。劣化した赤血球はしなやかさを失い硬くなるので血管狭窄部の通り抜けが難しくなり結果として内圧を上げ、高血圧となります。
ジンセノサイドには赤血球のたんぱく質を柔らかくするという作用があり、劣化した赤血球の機能を回復させ血流をスムーズにする作用が確認されています。

  • 血小板の凝集を抑制する作用:

血小板とは血液中の凝固因子(流血時に働き、止血を担う成分)の一つです。自律神経の乱れ等で血小板の機能亢進が起こると血管内凝固が起こり血流が滞ってしまいます。
ジンセノサイドには血小板の凝固亢進を抑制する作用があり、血管内凝固を防いで血流を良好な状態に維持します。

  • 血栓溶解作用:

血栓とはLDL(悪玉)コレステロールと活性酸素が結びついてできるプラークにフィブリンなどの凝固因子が作用してできる血の塊です。血栓が大きく育つと高血圧を招きやがて脳梗塞や心筋梗塞、動静脈瘤、エコノミークラス症候群など重大な疾患の原因となる物質です。
ジンセノサイドにはこの血栓を溶解する作用が確認されています。

ジンセノサイドのもつこれらの作用が総合的に機能して高血圧の原因因子を抑制し、血圧を正常値付近まで下げてくれるのです。

ワーファリンと高麗人参は併用禁忌?

注意マーク

ワーファリンとは血液凝固を防ぐ薬(抗凝固薬)のことで、血栓性疾患や本態性高血圧症の治療時に広く用いられます。ただし本態性高血圧症での投与例はあまり多くありません。なぜならワーファリンの継続投与は、慎重に行わないと出血性ショックや高度な出血傾向などの重大な副作用を招く可能性があるからです。
したがって同様に血小板の凝集抑制作用があるジンセノサイド(高麗人参)との併用は原則として禁止されています。(これを併用禁忌と呼んでいます)
ワーファリン投与患者でどうしても高麗人参の導入を希望する時には主治医と相談の上、併用可能かどうかを判断してもらうようにしてください。

まとめ

高血圧の治療時にさらに治療効果を上げるためにサポート役として高麗人参を導入するという選択肢は間違っていません。しかし、きちんとした知識や情報を得た上で活用しないとミスリードを招くリスクがあります。

結論から言えば、安易に低価格のものを選ばずに、ジオール系とトリオール系のジンセノサイドが50:50の割合で含まれている「プレミアム・ジンセノサイド」を主成分としたサプリメントを選ぶようにするのがベストということになります。
これなら併用禁忌として懸念される免疫の低下リスクもなく、副作用もありません。
高麗人参にまつわる誤解の元はたとえ最高級の6年ものを使っているとしても、高血圧の人が高麗人参をそのまま人参酒にして飲んだりしたら、鎮静系のジオール系ジンセノサイドによって免疫を低下させてしまう可能性があるということです。
高麗人参を飲食することでかえって免疫が低下してしまい、他の病気にかかりやすくなってしまうのでは意味がありません。
これは確かに考えられる事態ですが、恣意的なネット記事に描かれているような重大な副作用があるというわけではありません。「場合によっては飲み合わせによって副作用が強まる可能性がある」ということです。これは割合にすれば微々たるものですが、念には念を入れて併用禁忌に抵触するような事態は避けておいた方が賢明というのが正解です。
パソコンを見る男性
また、低価格帯の高麗人参サプリメントでは興奮系のトリオール系成分を多く含む実や葉が混合されている製品もあります。
これでは、高血圧症治療薬を飲んでいない人はさらに血圧を悪化させるか、服薬治療中の人は薬の効き目を弱めてしまう可能性もあります。
こうした事態を極力避けるにはジオール系とトリオール系のジンセノサイドが50:50の比率で配合されている「プレミアム・ジンセノサイド」で作られたサプリメントを導入すれば解決します。
なぜなら、ジオール系とトリオール系の比率が同じなら、どちらかの成分が飲んだ人の体調に合わせてその都度適切に働きかけるようになるからです。
血圧は時間帯や体調、天候などによっても大きく変動するものです。ところが西洋医学の合成治療薬では薬の成分によって強制的に血圧を下げるという働き(降圧作用)しかありません。そこに「プレミアム・ジンセノサイド」を導入すればジオール系とトリオール系のどちらかがその時々の血圧の状態や体調に合わせて適切に働きかけるので体調面では調子が良くなる可能性が大いに高まることになります。
大切なのは「高麗人参」の製品選びにあるということに尽きるのです。正しい知識を持ってしっかりとした製品選びを心がけるようにしましょう。
以 上 

追伸:

高麗人参サプリ売り上げNo.1は?


高麗人参はあなたの健康への願望全てを叶えてくれる魔法の薬ではないかもしれません。が、決して理想から遠い商品でもないと思います。二千年の時を経て古今の権力者に愛用されてきたという事実が「間違いなく高麗人参は健康に良い」ということを物語っています。
そんな高麗人参ですが、実際にどの商品が一番売れているか調べてみたところ「正官庄」という高麗人参が圧倒的に売れていることが分かりました。今現在10年連続で売り上げ世界一です。
「正官庄」があなたにとって最高の商品かどうか分かりませんが、「高麗人参の中で一番売れている」というのは軽視できないデータです。