現在日本では約1,000万人の高血圧患者がいると言われています。そしてその9割を占めるのが「本態性高血圧」と言われる病態です。

「本態性高血圧」とは原因がはっきりとしない高血圧のことですが、厳密に言えば「原因がわからない」のではなく、いくつもの原因が折り重なって、その時々の身体状況や生活環境によって入れ替わるため“原因が特定できない”高血圧と理解した方が良いでしょう。
そのぐらい高血圧はいろいろな要因によって発症する厄介な病気なのです。
また、高血圧は自覚症状に乏しく、重大な疾患を合併したり、あるいは発症の影には重大な疾患が隠れている場合もあり、自覚症状が出た時にはすでに病状がかなり進行していることから「サイレントキラー(沈黙の暗殺者)」とも呼ばれていて、年間7,000人近い人が命を落としています。
このことからも高血圧対策をしっかりたてて血圧を下げるということの重要性を理解できることと思います。

血圧とは?そして高血圧とは?知られざる血圧のこと

医者に相談する男性

日常生活の中でも頻繁に耳にする言葉が「血圧」です。ところで皆さんは「血圧」とは何か?と聞かれてきちんと回答することはできるでしょうか?
現在日本ではおよそ1,000万人ほどの高血圧症患者がいて、毎年7,000人ほどが亡くなっています。つまり高血圧症対策は日本人にとってとても重要な事であり、有効な対策を立てるためにはまず「血圧」のことについて知ることが近道になります。
敵(高血圧症)の本丸(血圧)についての情報収集が勝つための基本的な戦術になるのです。

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血圧について

血圧を一言で言えば「血管の内圧の値」ということになります。「内圧」とは血管内部にかかる圧力のことで、病院で測定する血圧の場合収縮時血圧(最高血圧)が140mmHg以下、拡張時血圧(最低血圧)が90mmHg以上の範囲内に収まっていれば正常な血圧という判断になります。

ただし、この数値内であったとしても、最高血圧と最低血圧の差が小さい場合は高血圧の診断が下されることになります。
では、「血圧」はどうして起こるのかについて説明していきましょう。いうまでもなく血管とは管状の器官で、中には血液が流れています。この血液の流れの事を「血流」と言います。つまり血圧を測定するということは「血管内部の血流が血管壁に与える圧力を測定する」ということになります。
ただし、血流を測定してそれを血圧に読み替えるという作業になるので、測定にあたっては幾つかの約束事が必要となってきます。そうしないと血圧を測定する要素というのはいくつも種類があるからです。そこで、
  • 測定方法を一定にして
  • その約束事に沿った指標を設定し
  • それを基準化して共通認識にする
という事で初めて国際的な基準を定めることができるということになります。つまり、今の血圧測定方法はいくつもある測定方法のうちグローバルスタンダードな方法を選択しているということになります。
現在の測定方法がグローバルスタンダードとなった背景には
  • 非観血的に測定が可能(採血や切開することなく内部の血流を測定可能)
という点にあります。この方法が国際基準となったおかげで世界中から血圧のデーターを収集することが可能になりました。
測定方法が一定となったのであとは正常値(基準値)を設定し、それより高い状態を「高血圧」、低い状態を「低血圧」と定義づけすることが可能となり、治療にあたっての国際的なガイドラインの設定が可能となり、治療法や研究について世界中の医者や学者が共通認識の元で研究することができるようになったのです。

高血圧について

首をかしげる男性

高血圧とは文字通り「血圧が正常値よりも高い」状態です。血圧の正常値は
  • 病院で計る場合:収縮時血圧(最高血圧)→140mmHg以上、拡張時血圧(最低血圧)→90mmHg以上
  • 自宅で計る場合(デジタル血圧計):収縮時血圧(最高血圧)→135mmHg以上、拡張時血圧(最低血圧)→85mmHg以上
が目安となります。血圧の単位である「mmHg」とはアナログの計測法が水銀計で計るところから来ています。
また血圧は測り方や時間帯、測定時の身体状況や精神状態などによっても大きく異なってきますので、いろいろな時間帯、いろいろな体勢で測定して自分の平均値を把握しておくと良いでしょう。
よく言われることは立位と座位では座位の方が血圧は高くなるということと、「仮面高血圧」や「白衣高血圧」という状態もあるので、どういう環境で測定すると血圧が上下するのかについても把握しておくことが重要になってきます。

仮面高血圧

仮面高血圧とは医療機関で血圧を測定すると平常値なのに自宅で測定すると高血圧を示す状態をいいます。

医療機関では正常値となるので本来の高血圧が隠された状態となることから「仮面高血圧」と名付けられました。医療機関での高血圧の実態が把握できないため適切な治療が受けられない可能性があります。
そこで医療機関と自宅で測った血圧の数値を記録しておくことで対処します。
平時に血圧が高くなるのに、医療機関などの緊張下では正常値になる細かい原因については不明です。

白衣高血圧

仮面高血圧とは逆に平素は正常値なのに医療機関や検診時に測定すると高い値を示すのが「白衣高血圧」です。

こちらは白衣を目の前にすると緊張することで血圧が上がるということが病名の由来となっています。医療機関で高い値を示すことから一応治療指針を立てた上で自宅での測定値を記録して平均値を出し治療の適否が判断されます。
実は高血圧ほど身近でありながら厄介な病気は無いと言っても過言ではありません。その理由は以下の通りです。
  • 目立った自覚症状がほとんど無い:

知らず識らずのうちに症状が進行して深刻な健康被害をもたらすため「サイレントキラー」と呼ばれています。

  • いろいろな病気と合併したり、重大な疾患が隠れている場合がある:

詳細については後述

  • 病態によって治療方針が変わってくる:

本態性高血圧の場合は投薬や生活習慣の改善が主な治療法になりますが、二次性高血圧の場合は原因となっている基礎疾患の存在が明らかなので、基礎疾患の治療が第一選択肢となります。

高血圧と因果関係が深い病気

ここでは高血圧と特に因果関係が深い代表的な疾患を幾つか挙げていきましょう。

診察する医師
・生活習慣病:動脈硬化症、糖尿病、脂質異常、メタボリックシンドロームなど
・各種がん(腫瘍が血管を圧迫したり、がん組織付近に起こる炎症によって血管が腫脹し高血圧になります。)
・消化管の病気(炎症によって血管が腫脹し高血圧になります):慢性胃腸炎、潰瘍性大腸炎、過敏性腸炎など
・慢性便秘(長時間止まっている便が腸の血管を圧迫して高血圧になります)
・血栓性疾患(血栓によって血管が狭窄するため高血圧になります):脳梗塞、心筋梗塞、狭心症、エコノミークラス症候群、動静脈瘤など
・炎症性疾患(血管付近で炎症が起こると血管が腫脹して高血圧になります):各種感染症、リウマチ、各種アレルギー性疾患、膠原病など
・眼疾患(眼圧が上昇することで高血圧になります):緑内障、眼精疲労など
・甲状腺疾患(甲状腺の腫脹により高血圧になります):バセドウ氏病、甲状腺機能亢進症、甲状腺がんなど
・外傷、骨折、脱臼など(炎症や感染などによって腫脹が起こり高血圧になります)
・緊張性頭痛(慢性頭痛):高血圧による血流障害によって起こりやすくなります。
・精神疾患(ストレスによって全身の血管が萎縮して高血圧になります):うつ病、不眠症、総合失調症など
・耳鼻科疾患(高血圧による血流障害で起こりやすくなります):メニエル病、特発性難聴、内耳炎など
・脳の病気:脳腫瘍、ウィルス性脳炎、脳動脈瘤など
・骨の病気(骨の変形で血管が圧迫されて高血圧になります):変形性腰椎症、変形性股関節症、椎間板ヘルニア、腰椎側湾症など
・その他:猫背、浮腫、更年期障害、妊娠など
このように高血圧はあらゆる病気との因果関係が深く、高血圧から進行してかかる病気や高血圧の裏に隠れている病気などもあるので油断できない病気と言われているのです。

塩分過多な食生活は高血圧を招く

高血圧の人は塩分のとりすぎに注意して・・・これはよく耳にする話ですが、一体なぜなのでしょう?

困り顔の男性
実は高血圧と塩分の因果関係というのはよくわかっていない部分も多く、現在有力視されている説としては
  • 血液中のナトリウムイオンの量が増えるとナトリウムイオン(Na+)の持つ脱水作用によって血液側の水分量が増え血管内の血液の体積が増えることで結果として血圧が上昇する。
  • この状態が長期化すると血管細胞内の水分量不足を招き、血管からしなやかさが失われ、血管壁が劣化し動脈硬化症を招き、劣化した血管は肥厚して内径が狭くなり血圧が上昇する。
という説です。厚生労働省が勧める成人1日の塩分摂取量は
  • 男性:8.0g未満
  • 女性:7.0g未満
となっています。ところが2014年に行われた調査では日本人1日あたりの平均塩分摂取量は
  • 男性:10.9g
  • 女性:9.2g
であることが判明しています。健康に良いとされる和食ですが、塩分過多には注意しなければならないと言えるでしょう。塩分の多い食生活が中心の人は痩せていても高血圧であることが多いものです。
(塩分量の多い食品)
  • スナック菓子:ポテトチップス、せんべい、おかき、など
  • ジャンクフード:ハンバーガー、ラーメン、ピザ、フライドポテト、ハンバーグ、パスタ、インスタント食品、など
塩分過多にになると余分なナトリウムを排泄するために腎臓に負担をかけてしまいます。高血圧と腎機能とは密接な関係があるので塩分量には注意しておくに越したことはありません。日頃から上記のような塩分量の多い食品はできるだけ控えるようにしましょう。

血圧を上げてしまう食生活とは?

血圧を上げる要因の一つに「血栓」が挙げられます。「血栓」とは血の塊のことで、血管壁に癒着するとそこで大きく成長して血液の流れを邪魔する存在となります。血栓ができたところ(狭窄部)は血液の通り道が細くなるので内圧が上昇し高血圧になります。

血栓ができる原因となる主な物質は
  • LDL(悪玉)コレステロール
  • 活性酸素
  • フィブリン(凝固因子)
の三つです。血液中のLDL(以後悪玉コレステロールのことをこのように表記します)は活性酸素と結びついて酸化LDLとなり、液体から固形の状態になります。そこにフィブリンが作用すると血液中の他のLDLや酸化LDLを取り込んで「血栓」となります。
LDLは食事から摂取される成分ですので、毎日の食事でLDLを摂りすぎないようにすることがとても大切になってきます。
ビックリマークと指
LDLは主に動物性油脂のことで、以下のような状態で摂取することになります。
  • ラード(豚の脂身)
  • 牛脂
  • バター
  • 生クリーム
  • チーズ
  • ベーコン
  • コンビーフ
  • チョコレート(カカオバターは植物性のLDLです)
などです。これらの食材は摂りすぎにならないよう十分注意してください。

LDLの役割

コレステロールには悪玉(LDL)と善玉(HDL)があると言われています。これ故にLDLは何かと悪者扱いされていますが、実は生きていく上で非常に重要な役割を果たしている物質なのです。
ここではLDLの役割について説明していきます。

LDLはコレステロールを全身に運搬し、HDLは余分なコレステロールを回収するというのが本来の役割です。そもそもコレステロールには
  • 胆汁酸の原料となる(消化吸収に欠かせない物質)
  • 細胞膜を丈夫にする
  • 性ホルモンや副腎皮質ホルモンの原料となる
といった非常に重要な働きがあります。また、最近ではコレステロール不足は認知症へのリスクを上げるということが判明したとして話題になりました。
世間的にはLDLが体内で血栓を作り、HDLがそれを溶解し血栓を予防してくれると考えらえていますが、実際には
  • コレステロールを全身に送り届けるのがLDLの役割
  • 残ったコレステロールを回収し再び肝臓へと送り届けるのがHDLの役割
と解釈すれば良いでしょう。
人体内に存在しているコレステロールの6割は小腸や肝臓で作られるもので、残りの4割を食事等で補っています。したがって食事でコレステロールを摂りすぎてしまうと体内でのコレステロール産生能力が低下してしまったり、分解再合成のために余計な負担を肝臓にかけるリスクが上がってしまうので、LDLの摂りすぎには注意が必要とされているのです。
また、かといって全くコレステロールを摂取しないというのも問題です。というのも体内で使われるコレステロールの4割は食事等で外から補われるものだからです。大切なのはLDLやHDLをバランスよく摂取するということになります。
説明する医者

理想的な食事バランス

LDLとHDLを食事で補う場合はそのバランスに気をくばるようにします。理想的なバランスはLDLを1とするならHDLはその1〜1.5倍程度の量とするのが良いとされています。

HDLを多く含んでいる食材には以下のようなものがあります。
  • 魚類(特に青魚やマグロなど)
  • 大豆加工食品(豆腐、豆乳、納豆など)
  • ごま油やオリーブオイル、紅花油などの食用油
などです。また抗酸化力のある緑黄色野菜やフルーツなどもLDL値の上昇を抑えるのに有効とされています。

活性酸素とLDL

ここまでで、LDLも人が生きていく上で必要な物質であり「悪玉」と称するのは不当な扱いだということが理解できたと思います。

しかし、LDLが血栓の材料となることもまた事実です。ではLDLを血栓にしてしまうのは一体なんなのでしょう?それは「活性酸素」です。(ただし、活性酸素も本来は人が生きていく上で重要な働きをする物質です)
余剰なLDLは活性酸素と結びついて酸化LDLという物質になります。酸化LDLは安定した固形物質なので水や脂質にも溶けにくく、そこにフィブリンという凝固因子が結びつくとプラークと呼ばれる「血栓の核」ができてしまいます。これが血栓誕生の瞬間です。
ここから血液中のいろいろな物質を取り込みながら血栓は大きく成長していきやがて高血圧を引き起こすのですが、このことからも「LDLに活性酸素が結びつかなければ酸化LDLはできないので血栓化することもない」、ということがわかります。
活性酸素はストレスが蓄積すると作り出される物質なので、LDLを摂りすぎないようにするのと同様に適切なストレスケアで活性酸素が過剰につくられないようにすることも血栓を予防するには非常に重要な意味をもつことになります。また、ストレスフルな生活は自律神経のひとつ「交感神経優位」な状態を作り出し、全身の血管を収縮させる作用があります。
つまり、ストレスは活性酸素を過剰生成させる原因となるだけでなく、それ自身が血圧を上昇させる大きな原因の一つとなるのです。

喫煙は高血圧を招くリスクである

×マークを出す看護師

近年禁煙運動は世界的な広がりをみせていて、日本でも愛煙家は何かと肩身の狭い思いをしていることと思います。しかし、この流れには乗っておいた方が良いでしょう。
なぜなら喫煙がもたらす健康被害は呼吸器だけでなく、血管にも深刻なダメージを与え、高血圧へのリスクとなるからです。
(たばこがもたらすダメージ)
たばこの煙に含まれている「ニコチン」と「一酸化炭素」には血圧を上昇させる以下のような作用があります。
  • 血管壁を劣化させる:肥厚化した血管壁細胞によって内圧が上がり高血圧と動脈硬化症を招く
  • 副腎を刺激して血圧を上昇させるホルモンの分泌を促す
  • 交感神経を刺激して興奮状態となり、血圧が上昇する
  • 一服のたばこで収縮時血圧(最高血圧)は約20mmHg、拡張時血圧(最低血圧)が約10mmHg上昇することがわかっている。(たばこ一本でこの状態が15分ほど継続)
  • 一酸化炭素の弊害で血液中の酸素濃度が下がり、心臓や血管に負担をかけ心拍数が上がることで血圧を上昇させる
  • 肺がんや心筋梗塞など血圧を上げる重大な疾患の患者には喫煙者が多いということが判明している
できるだけ早い段階で禁煙を心がけましょう。

飲酒と高血圧の関係性について

アルコールには一時的に血圧を下げる効果がありますが、常習的に飲んでいると血圧を上げることが確認されていて、飲酒習慣は高血圧症の原因に指定されています。

ただし、飲酒習慣ということに着目すると、アルコールを摂取することだけが高血圧へのリスクであるとは言い難いと思われます。というのもお酒を飲む席では味の濃いつまみが出されるからです。塩辛い食べものを継続的に食べていると高血圧症になるのはすでに常識としてみなさんも理解されていることでしょう。特に和食はカロリーは低くても塩分は高い食事が多いので注意が必要です。
注意マーク
では、具体的に1日あたりどれぐらいの飲酒量であれば血圧に影響するのかについて説明していきます。ある研究では「1日のアルコール摂取量が30mlにつき3mmHgずつ血圧が上昇する」という結果が報告されています。アルコール30mlといえば大体以下の酒量に該当します。
  • 日本酒1合
  • ビール大瓶1本
  • ワイングラス2杯
  • ウィスキーシングル2杯
これを超えるアルコール摂取を毎日行うのは避けた方が良いということになります。ただし、上記の量程度なら大きな問題はないと言われていますので適量を守るようにしましょう。

「血圧を下げる」食事の取り方について

先に「LDLを下げる食事」について紹介しましたが、今回は「血圧を下げる食事」についてです。よく似ているようですが、「LDLを下げる食事」は体内のLDLの量を減らすための食事でありこれも血圧を下げるのに効果的ですが、血圧を下げる食事法は他にも幾つかありますので、今回はそれを紹介していきます。

食事で血圧を下げるには以下のことを狙った献立や食材に留意します。
  • 体を温める作用がある食材を選ぶ(血管拡張効果)
  • 食物繊維や乳酸菌、酵母などを摂る(便秘解消、整腸作用)
  • 飽和脂肪酸(HDLコレステロール)の割合を増やす(血栓予防効果)
  • 塩分量を調整する
  • 抗酸化力の高い食材を選ぶ(活性酸素対策)
  • ミネラルを意識して摂る(血管の収れん抑制効果)
  • 水分を多めにとる(血液をサラサにする効果)
では、ここからは具体的な食材を挙げていきましょう。
  • ニンニク、生姜などの香辛料:

香辛料には血流を上げる作用があります。特にニンニクのアリシンには抗血栓作用が、生姜のジンゲロールにはコレステロール値の低下や血行促進作用が確認されています。

  • オリーブオイルやごま油など不飽和脂肪酸の多い食用油:

不飽和脂肪酸はHDLコレステロールのことで、血液中の余分なLDLの代謝を助けます。

  • 貝類:

貝類に多く含まれているタウリンには交感神経の作用を抑制したり、血流を促進させる効果などが確認されています。

  • ごぼう、キノコ類、おからなど食物繊維の多い食事:

便秘は血圧を上げる要因として上位に挙げられます。食物繊維を多く摂って便秘になりにくい環境を維持しましょう。

  • ヨーグルト、納豆、漬物などの発酵食品:

発酵食品には乳酸菌や酵母がたくさん含まれています。こうした善玉菌の働きによって腸内環境を整えれば、血行が良くなり血圧が下がるとされています。

  • 酢の物、酢:

酢の主成分である酢酸には血圧を低下させる作用があることが確認されています。

  • りんご、バナナ、ほうれん草などカリウムの多い食材:

カリウム(ミネラル成分)には体内の余分な塩分を代謝させる作用があります。

  • 海藻類、ナッツ類、豆類:

海藻類やナッツ類、豆類に多く含まれているマグネシウム(ミネラル成分)には余分な塩分代謝を促すカリウムの働きをサポートする作用が確認されています。

  • カルシウムを多く含む食材(牛乳、小魚など):

カルシウム不足になると血管の収れん作用が大きくなり高血圧になります。

血圧を下げる簡単な運動について

笑顔の医師

血圧は血管が収れん(縮むこと)したり狭窄したりすると上がります。そこで軽い運動習慣を身につけることで血管が拡張し血圧を下げやすくなります。
ここでは誰でもできる簡単な運動方法を幾つか紹介していきましょう。
  • ウォーキング:

正しい姿勢で歩くことは血圧を下げるだけでなく姿勢の矯正や冷え性予防にも効果的です。胸を張って背筋を伸ばすことを意識し、つま先で蹴ってかかとから着地するという正しいウォーキングフォームを身につけましょう。1日30分の散歩習慣を身につければかなり効果的な血圧対策になります。
歩くときにふくらはぎを少し意識するとさらに効果的です。

  • ストレッチ:

特に足指や手指、足首や手首など末端のストレッチを行うことで全身の血流が上がります。これは心臓から遠い位置にある末梢血管の血流を上げることで心筋と血管の筋肉の運動を促進させるからです。
足指や手の指を閉じたり開いたりする「グーパーストレッチ」(10回ワンセットで3回程度)、手首や足首をゆっくりと回転させる「プロペラストレッチ」(10秒ワンセットで3回程度)は仕事の合間や寝る前の少しの時間でもできる手軽なストレッチとしておすすめです。

食事や運動以外に血圧を下げる方法はないの?

食事や運動以外に血圧を下げる方法として最も一般的なのは「降圧剤」を使うことでしょう。ただし、降圧剤は医療機関で処方される医療用医薬品なので「高血圧症」の診断が必要です。

降圧剤には高血圧の原因と状態に合わせて処方されるので色々な種類があります。しかし、共通するデメリット(副作用)としては“一生涯に渡り飲み続ける必要がある”ということです。なぜなら高血圧症は慢性疾患であり、完治させる方法や特効薬は現在のところ存在していないからです。(血圧の状態が長期間に渡り安定している場合の中止は可能ですが、再発するとまた飲み続けることになります)
コップの水と薬

降圧剤の種類

・Ca(カルシウム)拮抗剤:血管が収縮する際にはカルシウムイオンが大きく関与しています。心筋や血管の筋肉にはカルシウムチャネルというカルシウムイオンをキャッチする物質が存在していて、この物質の働きを拮抗(阻害)することで心筋や血管壁にカルシウムイオンが流入するのを防ぎ血圧の上昇を抑制する薬です。
心臓への作用があるため、心臓病に高血圧が合併している時に処方される薬です。

アムロジン(大日本住友製薬)
ノルバスク(ファイザー)
ヘルベッサー・R(田辺三菱製薬)
アダラート・L・CR (バイエル薬品)
コニール(協和発酵キリン)
ワソラン(エーザイ)
など。
*Ca拮抗剤はグレープフルーツジュースと併用すると血圧を下げすぎてしまう危険性があるので禁忌とされています。
・ARB:この薬は「アンジオテンシンII受容体拮抗薬」の略称です。アンジオテンシンIIとは血圧を上げるホルモン様物質(ホルモンのような働きをする物質)で、ARBは血液中にあるアンジオテンシンII受容体と呼ばれる物質の働きを阻害して血管細胞内にアンジオテンシンIIが流入しないようにすることで血圧を下げる薬です。
Ca拮抗剤と同様心臓病に高血圧が合併している場合に処方されるケースが多く、世界中で利用されている降圧剤です。
ニューロタン(R)(MSD)
ディオバン(ノルバティス)
ブロプレス(武田製薬)
など
・ACE阻害剤:ARBがアンジオテンシンIIという血圧を上げるときに作用するホルモン様物質を受け取り血管や心臓の細胞に届ける受容体の働きを阻害するのに対し、ACE阻害剤はアンジオテンシンIIの前駆体であるアンジオテンシンIをアンジオテンシンIIに変換させる酵素(アンジオテンシン変換酵素)の働きを阻害してアンジオテンシンIIを作りにくくするための薬です。
特定の酵素にしか作用しないため副作用が少ないというメリットがあります。
コバシル(協和発酵キリン)
アデカット(武田薬品工業)
プレラン(中外製薬)、オドリック(日本新薬)
インヒベース(中外製薬)
など
*高血圧症のタイプを問わないので現場では広く用いられている薬です。
・利尿剤:腎臓に働きかけ、血液中のナトリウムを尿として排泄させることで、余分なナトリウムを排除し、血圧を下げる薬です。
ただし、腎臓疾患患者、糖尿病患者、高齢者など腎臓に負担がかかりがちな人に対してはは慎重に投与する必要性があります。また降圧効果は高いものの腎臓への負担を考えると長期的な投与は控え、ある程度血圧が下がったら他の降圧剤へのスイッチが検討されます。
ラシックス(サノフィ社)
フルイトラン(シオノギ製薬)
バイカロン(田辺三菱製薬)
アルダクトンA(ファイザー製薬)
ダイアモックス(三和化学研究所)
イソバイド(興和)
グリセオール(中外製薬)
・β遮断薬(含αβ遮断薬):興奮物質であるアドレナリンを運搬するアドレナリン受容体のうちβ受容体と呼ばれる物質の働きを阻害する薬をβ遮断薬(またはβブロッカー)、α受容体とβ受容体の両方の物質の働きを阻害するタイプをαβ遮断薬(αβブロッカー)と呼んでいます。
これによってアドレナリンが持つ血管収縮作用をブロックし血圧の上昇を抑えます。
サンドノーム(ノルバティスファーマ)
インデラル(アストラゼネカ)
アセタノール(サノフィ)
セロケン(アストラゼネカ)
アーチスト(第一三共)
このように一口に降圧剤と言ってもバラエティに富んでいることがわかります。また、この薬は降圧剤という言葉からも分かる様に強制的に薬の力で「血圧を下げる」ために使われます。「血圧を下げるため」という効果に着目すれば降圧剤は非常に効果的な薬ですが、やはり副作用には注意が必要ですし、一度服用すると一生涯に渡り飲み続けなければならないというのも精神的な不安が大きいと思います。
そんな人は、和漢の世界で「万能」と謳われている高麗人参を試してみてはいかがでしょうか?

高麗人参の働き

高麗人参

高麗人参は精力剤にも含まれていたり体をポカポカにすることから低血圧の人が飲むものと思われがちですが、実は高血圧に対しても有益な働きがあることも確認されています。
低血圧への働きと高血圧への働きが同居しているというのは実に奇妙なことですが、その点について説明をしていきましょう。
高麗人参には「こちらの記事」にもあるように“ホメオスタシス(恒常性)”に働きかけ、血圧の状態を一定に保つ作用があることが明らかにされているのです。「一定に保つ」のですから“高い場合は下げ、低い場合は上げる”ということになります。また降圧剤とは異なり副作用がありませんので、毎日の生活に安心して取り入れることができます。
さらに、
活性酸素の影響と自律神経のバランスが崩れると高血圧になる
と説明してきましたが、高麗人参には活性酸素の増加を防ぎ、自律神経のバランスを維持するという作用もあります。
天然由来の成分ゆえに降圧剤のような即効性はありませんが、副作用がないので長期間服用しても安心感が違います。また前述した様に高血圧の人はいろいろな病気の予備軍でもあるので、合併症や基礎疾患となる病気対策としてもお勧めです。
加えて言えば体内の状態を良好に維持してくれることが期待できるためダイエット中の人にもお勧めできるというまさにマルチプレーヤー的な働きをしてくれるので、コストパフォーマンスの点でも有利といえるでしょう。
ただし、一点のみ注意点があります。それはワーファリンを服薬中の人が併用するとワーファリンの効き目や副作用を強めるかもしれませんので併用するときは主治医と相談してからにしてください。

まとめ

高血圧はいつのまにか進行し、サイレントキラー(沈黙の暗殺者)と呼ばれる油断のならない病気の一つですが、この病気で一番怖いのは他のいろいろな病気と合併しやすいということと、日本人の90%が本態性高血圧症という「原因が特定しづらい」高血圧であるという点です。

治療の際には生活習慣の見直しと「降圧剤」の投与が行われますが、降圧剤は一度飲み始めると生涯にわたって飲み続ける必要性がある薬ですし、副作用への懸念もあります。
「血圧のことは気になるけど降圧剤にはできるだけ頼りたくない」そんな人は自然由来で「万能の和漢」と言われている「高麗人参」を日々の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?
以 上 
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