女性の20代といえば体力気力ともに最も充実している年代だと言われています。その理由はホルモンバランスが最も安定している年頃だからです。
しかし、近年20代でありながらイライラ多汗生理不順などもしかしてこれは“更年期障害?”と思われるような症状を覚える人が増加傾向にあると言われています。
このように本来であればホルモンバランスが最も安定している20代に更年期障害と同じような自覚症状の数々を覚えることを「若年性更年期障害」と言います。一般的に「更年期」というのは45歳〜55歳ころの年齢を指します。
そしてこの時期には女性ホルモンの分泌量が減ることで自律神経にも乱れが生じて発症するのですが、若い時は精神的なストレスが重なってホルモンや自律神経のバランスが乱れ更年期障害と同様の症状を起こすようになります。今回は始まると不安になる「若年性更年期障害」について説明していきたいと思います。

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20代で感じる更年期障害のような症状とは?

つらそうに頭を抑える女性

20代で更年期障害のような症状が起こる場合は「若年性更年期障害」の可能性が疑われます。
まずは若年性更年期障害とはどのような病気で、どんな自覚症状があるのかを説明していきたいと思います。

更年期障害の発生メカニズム

若年性更年期障害とは文字通り通常よりも早い20代頃からすでに更年期障害のような症状を発症する病気です。更年期障害と若年性更年期障害とは根本的な原因は異なりますが発症に至るプロセスは同じですので、まずはどうして更年期障害が起こるのかについて知るところから始めましょう。

最初に女性の更年期という言葉の定義からですが、これは医学的にみると“「閉経」を挟んで前後5年間”ということになっています。日本では平均的な閉経年齢は50歳前後なので一般的な「更年期」は45歳ころから55歳ころまでの10年間を指すことになります。
この定義からもわかるように「女性の更年期障害」とは閉経に向かう前期と閉経後の後期に分けることができます。閉経後は卵巣から女性ホルモンの分泌は行われないので前期と後期では現れる症状が少し異なってきます。
若年性更年期障害の場合は前期更年期障害と似たような症状を起こすので、ここでは前期更年期障害が起こるメカニズムを中心に説明していきましょう。
更年期障害を説明するときにキーワードとなるのが「閉経」、「ホルモンバランス」、「自律神経」、そして「ストレス」です。
「閉経」とは生理が1年以上完全に停止して妊娠出産ができない体つきになることを意味しています。
したがって「前期更年期」ではまず、卵巣や子宮などの女性器官の働きが低下していきます。特に妊娠、出産に深く関与している女性ホルモンは卵巣で作られているため、卵巣機能低下は女性ホルモンの分泌量低下を招きます。
妊婦の女性
女性ホルモンの一種であるエストロゲンには生理を起こして妊娠可能にする準備段階に入る他にも、幾つかの役割があり、その中には「自律神経のうち副交感神経を刺激して活性化させる」という働きがあります。
副交感神経とは主に入眠中に活性化して人体全体のメンテナンスを行うという重要な中枢神経です。
女性の場合はエストロゲンの供給のほとんどを卵巣に依存しているため、卵巣の機能低下はエストロゲン不足となり副交感神経の働きをアンバランスにしてしまいます。
こうして自律神経の働きが乱れ、副交感神経が不活性化しやすい女性には数々の辛い自覚症状を伴う更年期障害が発生してしまうのです。これが更年期障害発症のメカニズムになります。

20代で起こる更年期障害に閉経は関係しているの?

疑問を感じる女性

更年期障害が起こる40代後半よりも早く起こる更年期障害のような症状群を「プレ更年期」や「若年性更年期障害」と呼んでいます。
「プレ更年期」とは30代後半から40代前半に発症するケースで本格的な更年期障害よりも早めに症状が出てしまうケースです。
それとは別に20代からすでに生理不順を始めとする数々の更年期障害のような症状をきたすのが「若年性更年期障害」です。
なんらかの原因でホルモンバランスが崩れ、そこから自律神経にも乱れが出て更年期障害のような症状を起こすプロセスは前述した通常の更年期障害と同じです。違いは原因と病気の経過になります。
通常の更年期障害の原因は「閉経」です。これは加齢によって代謝が落ちることで発生する自然な生理現象です。
しかし20代は女性の一生で最もホルモンバランスが安定している年代なので閉経が原因で若年性更年期障害が起こることはごく稀です。(稀に20代〜40代で閉経を迎えてしまう早期閉経というケースがあります)
したがって若年性更年期障害に直接閉経が関係してくるというケースはほとんどないと考えてよいでしょう。
では、何が原因で起こるのかといえばそれは、
  • 精神的なストレス
  • 過激なダイエット
  • 生活習慣の乱れ
  • うつや不眠症
などが主な原因となります。
鏡を見るガリガリの女性
そもそも自律神経やホルモンバランスはストレスの影響を強く受けてしまいます。慢性的なストレスは生体内のリズムを崩し、ホルモンバランスが乱れやすくなるのです。
また、自律神経もホルモンバランスも一定に保つには代謝バランスが非常に大切で、代謝バランスを維持するためには栄養とカロリーが必要です。つまり過剰にカロリーや糖質制限をする過激なダイエットは代謝不良を招いてホルモンバランスを崩しやすくなるのです。
さらに自律神経の働きは
  • 内臓を動かす
  • 自発呼吸をする
  • 体温調整をする
など生きていくことの基本的な生理活動をすべて制御している重要な中枢神経なので生活習慣と深く関わりを持っています。乱れた生活習慣はその分自律神経を乱しやすくなるのです。
そしてうつや不眠症はそれ自体が自律神経の乱れから起こる「自律神経失調」の一種です。したがってこれらの症状を発症している場合には自律神経が乱れやすく更年期障害のような症状を起こしやすくなるのです。
また閉経まで時間のある若年性更年期障害の場合適切な対処を行わない限り症状を継続したまま本格的な更年期を迎えて辛い自覚症状が長引くことになります。
一方で通常の更年期障害の場合は閉経後数年で症状が落ち着き、自覚症状もなくなっていくという違いがあります。

早期閉経について

早期閉経は前述したように20代から40代前半ですでに閉経を迎えてしまう状態です。
20代で早期閉経を起こすケースはごく稀ですが、無月経の状態が続いているようであればこの可能性は否定できないので早めに婦人科に相談するようにしてください。

20代の若年性更年期障害に対し病院での治療や検査法は?

病院のイラスト

問診、検査について

病院(婦人科)ではまず問診やチェックシートで症状を確認することが多いようです。その後、採血をして全身状態と女性ホルモンの量を測定します。
この結果女性ホルモンの量が少ないと若年性更年期障害と判断されることになります。

問診やチェックシートで確認される症状には以下のようなものがあります。
1.顔がほてり
2.上半身がほてる
3.のぼせる
4.汗をかきやすい
5.夜なかなか寝付かれない
6.夜中に眼をさましやすい
7.興奮しやすくイライラする
8.いつも不安感がある
9.神経質である
10.くよくよし、憂うつな事が多い
11.疲れやすい
12.眼が疲れる
13.物事が覚えにくかったり物忘れが多い
14.胸がどきどきする
15.胸がしめつけられる
16.頭が重い、痛い
17.肩や首がこる
18.背中や腰が痛む
19.手足の関節が痛い
20.腰や手足が冷える
21.手足(指)がしびれる
22.最近、音に敏感である
(日本産婦人科学会の推奨するチェック項目として抜粋)<引用元:https://welq.jp/31529>
これらの症状に加え血液検査の結果を見て総合的に判断されます。
ちなみに一つ以上該当する項目があれば若年性更年期障害の可能性が高いので気になる人は一度このチェックシートでセルフチェックをしてみてください。

治療法について

注射器

治療法は通常の更年期障害と同じように
・ホルモン補充療法:治療の第一選択肢です。合成女性ホルモン製剤を内服薬や外用薬として処方して物理的に女性ホルモンを補う治療法です。
ただしホルモン製剤は体質によって強い副作用が出る場合があるので要注意です。
・自律神経を調整する薬や漢方薬による投薬治療:ホルモン補充療法が適用できない時あるいは必要に応じて追加投与される場合があります。
・プラセンタ注射:人由来の胎盤エキスを注射する治療法です。こちらはホルモン補充療法が適用できない場合の治療法の一つになります。
合成された女性ホルモンを投薬で補うホルモン補充療法に比べると人由来の天然型女性ホルモンを注射することになるので副作用は少ないのですが、保存方法や取り扱いが難しく費用が高額になるのと、注射のために頻回に通院する必要があること、また生体由来の成分は感染症などに冒されているリスクを100%は排除できないので色々な問題点も残されている治療法になります。
・精神科や心療内科との並行治療:若年性更年期障害の最も大きい原因は精神的なストレスとされています。したがって治療では向精神薬や睡眠導入剤など精神科領域の薬が処方されたり、必要に応じてカウンセリングを受けることもあります。
そのため精神科や心療内科と連携して治療を進めるケースも少なくありません。
・生活習慣指導:ホルモンバランスや自律神経は生活習慣の影響を強く受けるため生活習慣の中でも特に「食生活」、「運動習慣」、「睡眠習慣」を改善するための指導が行われます。

その他の対処法として

前のパートでも説明しているように病院(婦人科)で本格的な治療をするとなると通院の手間やホルモン製剤による副作用の懸念など様々な負担がのしかかってくることになります。
そこで症状が日常生活に影響が出るほどひどくない人の場合は次にあげるような対処法を取るという手もあります。

生活習慣の改善

ジョギングをする女性

生活習慣の改善は実際に病院でも指導されます。それぐらい若年性更年期障害のケアにとっては重要なことなのです。
前のパートでも触れていますが、生活習慣改善のポイントは主に3つ
・食生活の改善:栄養バランスを考え、高タンパク低カロリーな食事を3食ちゃんと食べることです。代謝リズムを正常に保つためにはそれなりの栄養素が必要なので、1日3食というのはその栄養を維持できるギリギリの回数だと考えましょう。
特に大豆や大豆加工食品に多く含まれている「大豆イソフラボン」は体内でエストロゲンに近い働きをするフィトエストロゲンという物質の一種になります。ホルモンバランスが乱れている時には食卓に大豆加工食品(豆乳、豆腐、納豆など)を取り入れるようにしましょう。
・運動習慣を身につけること:適度な運動習慣を持つ人は更年期障害になりにくいというデーターがあります。運動はストレス解消にもつながりますし、次に挙げる睡眠の質を向上させる効果もあります。
そして何より血流を上げて代謝の効率をアップさせるので若年性更年期障害対策としては最適でしょう。
普段から運動習慣のない人はウォーキングやヨガ、ストレッチなど軽めの運動から初めると良いでしょう。
・睡眠習慣を一定にする:これも前のパートで説明していますが、体のメンテナンスをしてくれる副交感神経は入眠後にエストロゲンの刺激を受けて活性化する自律神経です。
そのため毎日ほぼ決まった時間に寝る習慣を身につけておけばそのリズムを脳が記憶するので少ないエストロゲン量でも副交感神経を活性化させることが可能になり体調不調やストレスは癒されることになります。

適切なダイエットを行う

ウエストをはかる女性の写真

20代の女性といえば女性雑誌に特集される新しいダイエット法に影響されがちですが、食事習慣のところでも説明したように、代謝を維持するにはそれなりの栄養素やカロリーは不可欠なので健康的で適切なダイエットを行うようにしてください。
断食や置き換えダイエットなどはお勧めできません。食べるものの質を高タンパク低カロリーにして後は摂取したカロリーを適切な運動で消費すれば健康的に痩せていくことができます。
極端なカロリー制限や糖質制限を行うダイエットは病的にやつれていくだけで自律神経には悪影響しか与えません
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自分なりのストレスケアを見つけて実践する

スマートフォン

自律神経やホルモンバランスはストレスの影響を受けやすい」今回何度も出てくる言葉ですが、とても重要なので繰り返しお伝えしておきます。
そこで休みの日や空いた時間には趣味やスポーツを楽しんで適度にストレスを解消することをお勧めします。
ストレスを溜め込まないことで若年性更年期障害へのリスクは大きく減らすことが可能になります。
ただし、いくら好きだからといっても以下のことは体にはよくないのでやらないようにしてください。
  • ギャンブル
  • 買い物依存などの依存傾向
  • 真夜中のSNSやテレビゲーム(夜更かし自体が副交感神経の働く時間帯を短縮しています)

サプリメントを利用してみる

袋に入ったサプリメント

食事内容の見直しは実際に行ってみると非常に大変な作業であることがわかります。特に現代女性は仕事を持っていたり20代だと慣れない家事や子育てに振り回されたりと大変な思いをすることでしょう。実はこうしたストレスも若年性更年期障害の発症原因となりやすいのです。

そこで食事だけではどうしても補いきれない栄養素や食事内容の充実をサポートしてくれるサプリメントを導入するという手もあります。
ここではサプリメントで摂取する際に注目したい栄養素や原料名について一覧化して紹介しましょう。
  • エクオール
  • ローヤルゼリー
  • プラセンタエキス
  • マカ
  • 高麗人参
などです。
なお、ドラッグストアーなどでは「大豆イソフラボン」を主原料とした更年期対策サプリメントが多いのですが、欧米の研究機関の発表では“サプリメントに加工された大豆イソフラボンからは女性の更年期障害の改善傾向は確認できなかった”とされていて、現在アメリカでは販売されていないという現実があります。
ただし、同研究結果には“食事として摂取される大豆イソフラボンには改善効果があることが確認されている”ということですので大豆イソフラボンについては食事から摂取するのが望ましいと思われます。

まとめ

20代で感じる数々の体調不良はもしかしたら「若年性更年期障害」かもしれません。これはストレスや過激なダイエットなどが原因でホルモンと自律神経のバランスが崩れることで起こる健康被害のことです。

45歳ころから始まる更年期障害と同じような症状のため「若年性更年期障害」と呼ばれています。ただし、年齢的には最もホルモンバランスが安定している年代なので、原因となるストレスを解消し、過激なダイエットをやめることで元の健康状態を取り戻すことができます。(ごく稀に20代でも閉経をむかえる早期閉経という状態があります)
もし、症状が重くて日常生活や仕事に支障があるようなら婦人科に相談をして適切な治療を受けるようにしてください。ただし、そこまで症状が悪化していなければ本文中にあるセルフケアでも対処可能です。
以 上 

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とにかくまずはこれを試してみて欲しいです。日本一ではなく世界一ですので断然実感力が違います