子宮内膜症とはその名の通り、子宮以外の場所に子宮内膜が形成されてしまう病気です。

女性疾患としては発症率が高く、命に関わる様な重症例になることは少ないのですが、下腹部痛や不正出血、生理不順などを起こします。
その治療薬に用いられるのが第四世代の黄体ホルモン製剤である「ディナゲスト」です。(ジェネリックはジエノゲスト)
主成分のジェノゲストは更年期障害の治療でも用いられる低用量ピルに含まれている黄体ホルモンを改良した成分になります。
子宮内膜症はエストロゲン由来疾患と言われ、何らかの原因で卵胞ホルモンであるエストロゲンの分泌量がアンバランスになると発症リスクが向上します。
今回は子宮内膜症の概要とその治療薬であるディナゲストの作用または副作用と更年期障害との関連性を説明していきたいと思います。

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更年期障害とディナゲストの副作用の類似性

お薬手帳

ディナゲストは子宮内膜症や子宮腺筋症によって生じる痛みの軽減を目的として投与される薬です。
これらの疾患は「エストロゲン(卵胞ホルモン)由来疾患」と言われ、ストレスや生活習慣の乱れ、慢性的な生理不順、初期の更年期障害などエストロゲンの分泌に関する何らかの原因で急激にエストロゲンのバランスが悪くなると発症リスクが上がるとされています。
20代後半から40代前半の女性に多い疾患といわれています。
女性ホルモンには他にも黄体ホルモン(主にプロゲステロン)があり、ディナゲストは合成黄体ホルモン(プロゲスチン)を補給してエストロゲンの量を減らし、子宮内膜症や子宮腺筋症の痛みを和らげるためのお薬です。
では適応疾患となる子宮内膜症と子宮腺筋症について見ていきましょう。

子宮内膜症

エストロゲンは生理後に受精に備えて子宮内膜を厚くするために量が増えます。

この時にストレスや生活習慣の乱れなどでエストロゲンの分泌量が不安定になると、体調不良を起こし子宮外に子宮内膜が形成されてしまうのが子宮内膜症です。
内膜が形成されるのは卵巣や腹腔内が多く、激しい痛みを伴います。また癒着を起こすと外科手術が行われるケースもあり、不妊の原因となる疾患です。
子宮内膜はエストロゲンの働きによって形成されるので、ホルモンバランスが乱れると発症リスクが上がることになります。
また妊娠経験のない人ほど発症する可能性が高いと考えられています。
これは女性ホルモンの大きな役割の一つが「種の保存、すなわち妊娠・出産にある」ためで、この経験がない女性は女性ホルモンの機能が成熟しにくく生理不順や生理痛を起こしやすい傾向があり、卵巣機能が不安定になりやすいとされているからです。
子宮内膜症は多くの場合命に関わる症例ではありませんが、痛みが強いためストレスから生活の質(QOL)が低下するので婦人科での適切な治療が必要になります。

病院

そして疼痛(激しい痛み)以外にも以下のような症状を起こします。
  • 癒着による炎症、出血(卵巣や膀胱に起こるケースが多い)
  • 不正出血
  • 生理不順
  • 腹部膨満感
  • 吐き気、嘔吐
  • 発熱
  • 便秘
  • イレウス(腸閉塞)など

子宮腺筋症

子宮内膜症とよく似た疾患でこちらもエストロゲン由来疾患です。子宮内膜症との違いはといえば、内膜が形成されるのが子宮の筋層内であるという点です。

広義では子宮内膜症の一症状としても考えられています。また子宮内部に炎症や出血を起こすので子宮筋腫の症状とも似ています。
  • 下腹部痛
  • 悪心、嘔吐
  • 食欲不振
  • 腹部膨満感
  • 下痢、便秘
  • 不正出血
  • 生理不順
  • 性交痛
  • 性欲減退
  • 発熱など

卵胞ホルモンと黄体ホルモンのバランスについて

卵胞ホルモンや黄体ホルモンはいずれも「女性ホルモン」です。女性ホルモンは卵巣で作られ、生理周期によって分泌される量が異なってきます。

卵胞ホルモン(エストロゲン)は生理が終わってから増え始め排卵期にピークとなります。その後は次の生理に向かって黄体ホルモン(プロゲステロン)が増え、エストロゲンの量は減っていきます。
このように女性の場合、生理周期に合わせて性ホルモンの増減が規則正しく行われているため、黄体ホルモンが増えるとそれに合わせてエストロゲンが減る仕組みになっています。
したがってエストロゲン由来疾患である子宮内膜症や子宮腺筋症にはディナゲストを投与して擬似的に黄体ホルモンの量を増やし、エストロゲンの分泌を抑止する治療法が行われます。

ディナゲストの副作用と更年期障害が似ているのはなぜ?

疑問を感じる女性

投薬によってエストロゲンの量を抑制する方法を「偽閉経療法」と言います。
ディナゲストの場合は黄体ホルモンを投与することで卵胞ホルモンの総体量を減らすという方法ですが、注射によって卵胞ホルモンの生成そのものを抑制する方法などもあります。
この時治療薬に含まれている黄体ホルモンの量は決められいて、ガイドラインに則った治療が行われますが、脳幹ほど微細にホルモンバランスを調整することは無理なので、閉経に近い状態になりやすく「偽閉経療法」と言われています。
このため閉経に向かう更年期と同じようにエストロゲンの量が減ることから「更年期障害」と似たような副作用を起こすこととがあるのです。
更年期障害にはいくつもの症状がありますが、特に発症頻度の高い代表的なものといえば
  • ホットフラッシュ
  • 不正出血
  • 生理不順
  • 腰痛
  • 低血圧
  • ふらつき
  • イライラする、怒りっぽくなる(不定愁訴)
  • うつ
  • 肩こり
  • 腰痛
  • 不眠
などです。
こうした更年期障害のような副作用がでている時は症状に合わせて鎮痛剤(頭痛や肩こり、腰痛など)、睡眠薬や安定剤(不眠、うつなどの精神状態)、あるいは桂枝茯苓丸などの漢方薬で更年期障害の症状を緩和する対症療法が行われます。

黄体ホルモン製剤のアンドロゲン活性(男性ホルモン作用)について

性ホルモンというのはコレステロールを原料に作られる物質です。したがってもとは男性ホルモンも女性ホルモンも同じ原料からできているということになります。

エストロゲンは女性らしい体つきを作るなど最も女性が女性たるための性ホルモンですが、それを抑制する黄体ホルモンにはアンドロゲン活性という男性ホルモンに近い作用があります。
例えば
  • 体温を上げる
  • 興奮しやすくなる
  • 体毛が濃くなる
  • 体重が増加しやすい(食欲が増す)
  • 筋肉がつきやすくなる
  • ニキビが多くなる
などです。
これらは更年期障害の治療でも用いられている低用量ピルの副作用としても知られています。ディナゲストはこうしたアンドロゲン活性を起こしにくい第四世代の黄体ホルモン製剤です。
ただし、前のパートで説明したような更年期障害と同等の副作用が出る確率は高いので投与する際には十分な注意が必要な薬と考えられています。

まとめ

女性には女性特有の疾患が幾つかあります。子宮内膜症や子宮腺筋症などは代表的な女性疾患で、エストロゲンという女性ホルモンの分泌量異常によって発症します。

この二つの疾患の違いは子宮内膜が形成される場所です。
本来子宮の内側にできるべき内膜が子宮内膜症では卵巣など子宮外に、子宮腺筋症では子宮の他のところに形成されるのです。
一番の自覚症状は強い痛みですが、この痛みを和らげるために投与されるのが今回紹介している「ディナゲスト」という内服薬です。
これは生理周期の習性を利用して黄体ホルモンを投与することで卵胞ホルモンであるエストロゲンの量を減らし内膜形成を抑制する治療法です。
しかしエストロゲンが減ることで、副作用として更年期障害と似たような症状が出る可能性があるので慎重な投与がもとめられる薬です。

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