更年期障害とは45歳を超える頃になると女性を襲う数々の健康被害の事です。
その原因は「閉経」に向かって卵巣機能が衰えを見せ始め次第にエストロゲンという女性ホルモンの分泌量が減り、その影響で自律神経のバランスにも悪影響がでるからです。
その症状を和らげるために婦人科では「ホルモン療法(ホルモン補充療法)」が行われるのですが、ホルモン療法といえば気になるのが「副作用」ですね。
今回は現代のホルモン療法はどれぐらい安全なのかについて説明していきたいと思います。
注)このサイトは更年期障害のホルモン補充療法(HRT)について解説しています。乳がんのホルモン療法とは趣旨が違いますのでご注意ください。

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更年期障害に対するホルモン治療の効果について

説明する医師

全ての女性は年齢を重ねるとやがて妊娠・出産ができなくなる体つきになります。これを「閉経」と言います。閉経をはさんで前後5年間のことを俗に「更年期」と呼んでいて、この間に起こる健康被害の数々が「更年期障害」になります。
つまり、更年期障害とは閉経に至る過程で卵巣機能が低下していき女性ホルモンの分泌量が減少していくことでホルモンバランスが乱れ、その影響で自律神経にもダメージが起こって様々な自覚症状を覚えるという病気になります。このとき更年期障害に深く関与している女性ホルモンは「エストロゲン」という物質になります。
エストロゲンには“副交感神経(自律神経のひとつ)に作用して活性化させる”という働きがあります。副交感神経は人間の体の癒しやメンテナンスを担当している中枢神経なので、ここが機能不全を起こすと健康被害が多数出てくるというのが女性の更年期障害の仕組みになっています。
ただし、「閉経」自体は生理現象なので、できるだけ自然な形で迎えるようにするのが理想です。そこで、更年期障害の治療では「根治」よりも出ている症状を緩和させる“対症療法”がメインとなります。
診察をうける女性
しかし、更年期障害は自律神経失調の一種なのででてくる自覚症状は非常に多岐にわたります。
そこで、総合的な解消策として考案されたのが、「減ってしまったエストロゲンを物理的に補う」というホルモン補充療法(HRT)です。これはホルモン療法の一種ですが、他にも乳がんや男性のEDなどでも「ホルモン療法」という言葉を使うので、更年期障害に対する治療法は「ホルモン補充療法(HRT)」と覚えておきましょう。
では、ホルモン補充療法についての治療効果はどうなのか?と聞かれると、もちろん100%とは言えませんが80%近い割合で改善傾向が見られるということなのでかなり治療効果の方は高いと言えると思います。
代表的な更年期障害の症状には
ホットフラッシュ(主に顔の火照りと多汗)
・下半身の冷え
・うつ状態
・イライラ感
・肩こり
・腰痛
頭痛
・不眠
生理不順
不正出血
めまい
・むくみ
・下腹部痛
・下痢や便秘
・悪心(気分が悪くなる)嘔吐
など実に様々なものがあります。これらのおよそ80%がホルモン補充療法で改善するので現在では治療の第一選択肢に選ばれています。
ホルモン療法は更年期障害以外にも以下のような症状に対して行われています。
  • 性行為痛の緩和
  • 骨粗鬆症の予防
  • アルツハイマー症の予防、緩和
実はこれらの症状全てに「エストロゲン」が関与しているのです。女性ホルモンとしてだけでなく実に多様な働きがあることがわかります。
ただし、精神疾患(うつ状態、不眠、イライラ感など)を起こしている場合は向精神薬や睡眠薬の処方、あるいは心理カウンセリングの必要性が生じるため、心療内科や精神科を並行して受診する場合もあります。

更年期障害に於けるホルモン治療時に投与される薬について

お薬手帳

ホルモン療法では合成されたホルモン製剤を使います。
主な投与方法は3つあるので投与方法ごとに薬の解説をしていきましょう。

薬の種類

飲み薬

・エストロゲン単剤:ジュリナ、プレマリン、エストリールなど
・エストロゲン+プロゲステロン複合剤:ウェールナラ
・プロゲステロン単剤:プロペラ、ヒスロンなど

貼り薬

・エストロゲン単剤:エストラーナーテープ
・エストロゲン+プロゲステロン複合剤:メノエイドコンビパッチ

塗り薬

・エストロゲン単剤:ディビゲル、ルエストロジェル

このように症状によって投与される薬の種類が異なってきます。
本来はエストロゲン不足が更年期障害の原因なのですからエストロゲン単剤だけを投与していれば良いようなものですが、それではエストロゲン過剰となり、乳腺症や乳がんなどエストロゲン由来の疾患、あるいはセロトニン(エストロゲンによって刺激を受ける鎮静物質)過剰からくるうつ病などへのリスクが生じてしまうため、それを制御するためにプロゲステロン(黄体ホルモン)の投与も行われます。
また、貼り薬や塗り薬は皮下の毛細血管から女性ホルモンを浸透させる薬で、胃腸に負担がかからないため副作用については飲み薬よりも少ないとされていますが、皮膚症状(発赤や発疹)が出やすく効果が安定しないという点で飲み薬が現在は主流となっています。

ホルモン治療の費用について

ガマ口財布

ホルモン治療(HRT)を開始するには採血をしてホルモン量を調べる必要性があります。他にも全身状態を調べるための採血と尿検査があります。ただし、治療そのものは健康保険が適用されるので、それほど費用的な負担は大きくありません。
初回のみ検査費用や初診料などがかかり、3割負担で5,000〜7,000円ほどかかりますが、あとは一ヶ月あたりだいたい2,000円〜3,000円程度になります。(飲み薬の場合)
貼り薬は飲み薬よりも高いので一月あたり3,000〜5,000円程度と考えていれば良いでしょう。
ある調査会社が更年期障害に対してホルモン療法を受けている人にどのような自覚症状に改善傾向があったかを調べた調査が公表されています。
その結果
・ホットフラッシュ(顔の火照り):49.0%
・多汗:38.3%
・頭痛、めまい、吐き気:20,6%
・イライラ感、怒りっぽくなった:19.7%
とかなりの好成績をマークしています。

更年期障害に対するホルモン療法はいつまで続く?

悩む女性

ホルモン療法時に投与するホルモン製剤に含まれているホルモン量は一定です。
体調によって薬で増減することはできないので、医師と相談しながら調子良ければ一旦お休みし、また症状が出てきたら再開するというのを繰り返します。
完全にホルモン療法から離脱できるとしたら閉経後に副腎皮質から分泌されるわずかなエストロゲンで自律神経の働きが正常化するようになってからということしかお話できませんので、長い場合には10年以上治療が続く可能性があるということになります。
平均ではだいたい2年ぐらいで落ち着くケースが多いようです。
ただし、将来的に
  • 骨粗鬆症
  • アルツハイマー症
にかかるリスクのある人は治療がずっと継続される可能性もあります。(本人の希望によって継続も可能です)
薬は勝手に中止しないで医師の指示のもとで調整するようにしてください。治療の終了についても同様です。

更年期障害に於けるホルモン治療の副作用とリスクについて

疑問を感じる女性

ホルモン製剤は医薬品なので副作用がつきものです。またもともと性ホルモンというのはステロイドホルモンとも呼ばれています。ステロイドとは腎臓のすぐ上にある副腎という組織を覆う皮膜(副腎皮質)から分泌される物質の総称なのですが、性ホルモンもその一種なのです。
ステロイドと聞くと必ず思いつくのが「副作用」でしょう。ホルモン製剤もステロイド剤なので人によっては強い副作用がでます。しかし、体が薬に慣れると次第に副作用も治まってきますので、とりあえずは1〜2ヶ月投薬を続けて様子を見るようにしましょう。
この治療法では使用する薬によって副作用のリスク(発症頻度)が異なってきます。
腸から吸収させる飲み薬は胃腸への負担が大きいので、外用薬(貼り薬や塗り薬)よりも副作用のリスクが高いと言えますが、逆に外用薬は皮膚症状が出やすいというリスクがあります。
ホルモン治療で現れる主な副作用は次の通りです。
  • 不正出血
  • おりもの
  • 下腹部痛
  • 乳房のはりや痛み
  • 発赤、発疹
など
またこれから紹介するのも副作用ですが、上記に挙げたものほど発症頻度が高いものではありません。しかし、とても気になるものが多いので別項として紹介していきたいと思います。

生理

閉経に向けて起こるのが更年期障害ですが子宮がある人にホルモン製剤を使うと再び生理のような出血が起こることがあります。また、PMS(月経前症候群:イライラする、うつ状態になる、下腹部痛が起こるなど)が発症するケースも報告されています。

この場合体内に再び女性ホルモンが補充されたことで起こる現象なので副作用とは言い難いのですが、気になる人は婦人科の医師に相談するようにしましょう。

妊娠

妊婦の女性

HRTを受けると再び生理のような出血が始まり、場合によっては妊娠してしまうのではないかと思う人も多いのですが、それはほとんどありえませんので心配いりません
この生理のような出血は投薬によって起こるものですから、自然な形での排卵ではないので例え万が一に受精したとしても着床することはないと考えられています。何ごとも100%というのはありえませんが、通常はHRTを受けたことで再び妊娠するということはないと考えて差し支えありません。

体重増加(肥満)

更年期が終わると急に太りだす人がいます。これはいわゆる中年太りと呼ばれるもので、エストロゲンの激減によって皮下脂肪が溜まりやすい体質に変化したために起こる現象です。

しかし、この現象と更年期になるとエストロゲンが減少するのでHRTを開始しても太りやすくなることとを混同しているか誤解している人が多いようです。
またピルを飲むとエストロゲンの分泌量が乱れることで太りやすくなるのですが、これとホルモン療法を混同して「太りやすくなる」と勘違いしている人もいるので注意してください。
もしホルモン治療中に太ったとしたらそれは薬のせいではなくもともと太りやすい体質である可能性の方が高いと言えます。

乳がん

乳がんは女性がかかるがんの中では発症頻度も死亡率も高い深刻な病気です。また乳がんは「エストロゲン由来疾患」とも言われています。つまり、エストロゲンの過剰分泌が乳腺を刺激してそこから乳腺ががん化しやすいと考えられているのです。確かにこれは否定できない現象です。

しかし実際に乳がんの発生原因としては
  • 乳腺疾患(乳腺症などの異形過形成)の既往がある
  • 初産の経験が35歳以上(初産の経験が20代の人と比較した場合倍以上の乳がんリスクがあると考えられています)
  • 乳がんの既往を持つ親、兄弟、子供がいる(遺伝リスク)
  • 出産経験がない(初産の経験が20代の人と比較した場合、およそ1.6倍のリスクがある)
が上位を占めていて、ホルモン療法を受けていた人が乳がんを発症したケースというのは受けていない人に比べると約1.2〜1.4倍であると言われています。
確かにリスクではありますが、乳がんリスクは他の要因の方が高いということになります。また、現在では乳腺症などの乳腺疾患の既往がある人や2親等以内に乳がんの既往がある人にはホルモン療法は適用されないことになっているので、「受けたから乳がんを発症する」ということはあまり心配しなくてもよいと言えます。

子宮筋腫

頭を抱えている女性の写真

子宮筋腫とは比較的若い女性に多い女性疾患で、子宮内膜に良性腫瘍ができる病気です。これもエストロゲン由来疾患の一つに数えられています。
上記の乳がんよりもホルモン療法が子宮筋腫に与える影響は大きく、投与によって腫瘍が肥大化することがあります。したがって通常は子宮筋腫がある人はホルモン療法の適用外となるのですが、良性腫瘍は放置していても代謝によって自然排泄されるものなので、場合によっては適用されることもあります。
ただし、その際には子宮筋腫の位置や大きさなどが綿密に検査されることになります。

更年期障害にセルフケアは可能?

現在はれっきとした病気で医療機関で保険証を使った治療が可能となった女性の更年期障害ですが、すこし前までは初期の老化現象であり病気として認定されていなかったという経緯があります。

そのような時女性は漢方薬や健康食品、一般薬などを使ってセルフケアをしていたのです。現在でもホルモン治療の副作用を敬遠して健康食品でセルフケアをする人も多いのですが、日常生活や仕事に支障をきたすほどの重症例は無理をせずに婦人科を受診するようにしてください。そうではない比較的軽度の人はセルフケアでも十分に対処できます。
しかし、合成薬ほどではないにせよ市販の漢方薬でも医薬品に指定されているものは副作用が報告されているので、ここでは漢方薬の原料としてもお馴染みですが、カテゴリーとしては一般食品である高麗人参を例にして病院での治療との比較を行ってみましょう。
高麗人参

ホルモン治療の利点

・医療用医薬品での治療が可能
・専門医のアドバイスが聞ける
・検査をしてホルモンバランスを知ることができる
・健康保険を使える

セルフケア(高麗人参サプリメント)の利点

・通院の手間がかからない
・高麗人参サプリメントは通販やドラッグストアー等で気軽に入手できる
・効果が実証されている
・副作用の心配がいらない
・栽培方法の進化で高品質の高麗人参が比較的安価で流通しているためコストパフォーマンスが他の更年サプリメントよりも良い(月額で3,000円台〜)

このように一番気になる費用面で比較しても通院するのとそれほど大きな違いはないので、それなら通院の手間がかからない分サプリメントの方が手軽です。
あくまで症状がそれほど深刻ではないという前提ですが、最初は高麗人参サプリメントで様子を見てそれで改善しない場合は婦人科を受診するというのも一つの選択肢になると思います。

まとめ

更年期障害ではホルモン治療がごく一般的な治療法になります。しかし、いつ終わるともわからない治療を続けていくのは精神的にも大きな負担となるでしょう。

そこで今回は最もスタンダードな治療法であるホルモン治療(HRT)に着目して詳細なお話をいたしました。そこには副作用や他の疾患との兼ね合いなどがあり、また治療を受けられない人も中にはいるということがお分かりいただけたと思います。
そしてそんな人たちや副作用を敬遠したい人、あるいはそれほど症状が重たくない人にはまずサプリメント(高麗人参等)で様子を見てから、改善しない場合は病院を受診するということも視野に入れていただきたいと思います。
以 上 
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とにかくまずはこれを試してみて欲しいです。日本一ではなく世界一ですので断然実感力が違います