日本の医療では1980年代頃になると漢方薬の効果・効能が見直され始めるようになり、現在では200種類以上の漢方薬が「治療薬」として認定されています。

中には医師の処方箋が必要とされる「医療用医薬品」にカテゴライズされているものも多く、漢方薬は主に西洋医学として取り扱われるようになりました。
漢方外来などを標榜している医療機関も基本的には医学部や薬学部を卒業した医師や薬剤師によって薬の取り扱い管理が行われるので厳密にいえば「西洋医学」にカテゴライズされることになります。
日本でも多くの製薬会社が漢方薬の製造を行っていますが、最も多くのシェアを持つのが「ツムラ」です。ツムラでは一般薬から医療用医薬品まで幅広い漢方薬を開発・製造しています。
今回は更年期障害に効果のある24番と25番の漢方薬を紹介していきたいと思います。

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更年期障害の治療薬として有名なツムラの24番と25番とは?

粉薬

医療の現場で用いられている漢方薬(医療用医薬品=処方箋をもとに調剤薬局で処方されるもの)は薬名ではなく番号で表記されています。
例えば風邪のひき始めに処方されることが多い葛根湯は「1番」です。
一般薬では葛根湯と表記されていますが、漢方薬は難しい漢字や紛らわしい名前の薬が多いのと、伝統的に西洋医学では薬を薬名ではなく、成分表示することが多いため、漢方薬は番号での表記が標準化されています。
漢方薬が健康保険の対象となる以前から婦人科では更年期障害の治療用に漢方薬を処方することが数多く見受けられていました。
これは更年期障害の治療の第一選択肢であるホルモン補充療法が適用されない患者さんや、あるいはホルモン補充療法そのものの治療効果を上げるために補助的に処方されるもの、さらには精神症状に対して精神科のお薬を使いたくないという人向けに鎮静作用や不安を和らげる作用のある漢方薬を併用するという使われ方で用いられてきた実績があるからです。
今では漢方薬も成分薬は健康保険の適用となりましたが、中でもツムラの24番と25番は更年期障害治療用のスタンダードな漢方薬と言われているので、それぞれについて説明していきましょう。

ツムラの24番

24番は「加味逍遙散(かみしょうようさん)」という漢方薬です。PMS(月経前症候群)を含む月経異常、更年期障害など女性特有の症状に効果があり、婦人科では処方頻度の高い漢方です。

漢方薬では「気・血・水」の流れを良くすることで諸症状を緩和する作用がありますが、24番は「気逆」と言って、イライラする、強い不安感に襲われるなど神経の高ぶりやそれを無意識に抑制しようとする「抑うつ感」など精神的な症状を起こしている時にも効果があるとされています。
またこの薬の服用に適しているのは次のような体質の女性になります。
  • 体力が虚弱
  • のぼせ感がある
  • 月経困難、生理不順がある
  • 精神不安を抱えている
  • ホットフラッシュのある人(上半身の熱感や発作的な発汗症状のこと)

副作用について

白衣女性

24番(加味逍遙散)は体力旺盛な人には向いていません。そして以下の様な副作用が報告されています。
  • (特に胃腸虚弱な人の場合)嘔吐、腹痛、下痢などの消化器症状
  • むくみ
  • 偽アルドステロン症(甘草アレルギーによるもので、血圧の上昇、むくみ、筋肉のこわばりなどがおこります)
  • 発疹、発赤、かゆみ
  • 食欲不振
  • 胃部不快感など
また、妊婦は慎重投与する必要性があるお薬です。
禁忌(処方できないケース)としてはアルドステロン症、ミオパシー(筋肉障害、運動神経障害)、低カリウム血症の人になります。

ツムラの25番

25番(桂枝茯苓丸)は血行障害が顕著な場合に用いられる漢方薬で、肩こり、頭痛、めまい、のぼせ、神経痛。

冷え、子宮筋腫、乳腺症などの女性疾患時、ニキビ、シミ、湿疹や皮膚炎、しもやけなどの皮膚症状が起こっている時に処方されます。
またこの薬の服用に適しているのは次のような体質の女性になります。
  • 体力は中等度
  • 赤ら顔
  • 上半身はほてり、下半身は冷える場合(これもホットフラッシュの代表的な症状です)
  • 下腹部に張りを感じる
  • 月経困難、生理不順がある。

副作用について

説明する白衣女性

末梢血管の血流が増すため、偏頭痛持ちで体力虚弱の人には向きません。また副作用としては以下の症状が報告されています。
・(特に胃腸虚弱な人の場合)嘔吐、腹痛、下痢などの消化器症状
特に大量投与するのでなければ妊婦に対するリスクも少ないお薬ですが、服用時には婦人科の指示にしたがって服用するようにしてください。

女性の三大処方はツムラの23・24・25番がスタンダード

古来更年期障害に効果のある漢方薬には女性三大処方というのがあり、上記で紹介した24番、25番の他にもう一種類23番(当帰芍薬散)がありますのでこちらも簡単に紹介していきましょう。

  • 痩せて顔色の悪い人
  • 冷え性(特に下半身の冷え)
  • 月経困難、生理不順
を持つ人に処方されます。
更年期障害に対してはオールマイティーに効果のある薬として認知されていますが、太っている人や血色が良く体力旺盛な人には向いていません。

副作用について

  • 胃腸障害(嘔吐、吐き気、下痢など)
  • 肝障害(重篤な副作用として)

ツムラ以外の漢方薬メーカーの場合は?

漢方

漢方薬の製造メーカーとして有名なところではツムラ以外にも「カネボウ」や「コタロー」などがあります。
治療薬は薬価基準が定められているため、ツムラ以外のメーカーでも同じ番号を使って表記します。一部番号ではなく薬品名で処方箋が発行される場合がありますが、ごく稀なケースです。
ただし、メーカーによって配合成分比率に微妙な差があり、それが体質による効き目を左右するので同じ24番でもツムラで効果がない場合はコタローを使うというケースもあります。
また医薬品ですので合成薬ほどではありませんが、副作用が伴うことは覚えておきましょう。

まとめ

まだ更年期障害が正式に病気と認められる以前から漢方薬は更年期障害の治療に用いられてきました。

日本には幾つかの漢方薬メーカーがありますが、中でも最大手はツムラです。漢方薬は名前が複雑なため、効率的に運用するために医療用医薬品の場合は番号で表記するのが一般的です。
漢方薬で更年期障害時に良く処方されるのがツムラの24番(加味逍遙散)と25番(桂枝茯苓丸)です。どちらも一般薬としても購入できますが、その際には番号ではなく薬品名で表記されています。
漢方薬は体質によって効果の差が激しく、また飲み方も空腹時服用が多いため購入する際は婦人科に相談して医療用医薬品を処方してもらうか、市中の薬局で購入する場合は漢方に詳しい薬剤師が常駐しているところで相談しながら購入するのが良いでしょう。

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