普通“更年期の体調不良”といえば
などのイメージが強いのですが、こうした症状以外にも多くの人が経験する辛い症状が「かゆみ」になります。
これは更年期になりエストロゲンの分泌量が減るとコラーゲンなどの潤い成分も減少してくため、肌トラブルが起こりやすくなることが原因です。つまり、「年齢肌」と「更年期障害」では原因がよく似てるということになるのです。
特にかゆみは肌が乾燥することで「潤いバリヤー」が機能しなくなり、ちょっとした刺激でも皮膚の神経が刺激されて発生します。
こうしたトラブルも適切な処置や対策を講じることで更年期障害の他の自覚症状と一緒に軽くしていくことが可能になります。
今回は「かゆみ」から更年期と更年期障害を考えてみましょう。

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更年期を襲う肌のかゆみについて

顔を痒そうにする女性

女性の更年期とは「閉経」前後の5年間のことを意味しています。つまり閉経前の5年間は閉経に向かう道の半ばということになるのです。この前期更年期では女性の体内では女性器官の機能が次第に低下していきます。
特に更年期障害と関連の深い「エストロゲン」という女性ホルモンは女性器官の一つ「卵巣」で作られているので、機能低下を起こすと分泌量が減ってしまい、それが原因で様々な体調不良を起こすようになるのです。
ではどうして「エストロゲン」が不足すると体調不良が起こりやすくなるのでしょうか?
それはエストロゲンには「副交感神経」という自律神経の一つを活性化させる働きがあるからです。「副交感神経」は癒しや体のメンテナンスを担当する中枢神経です。したがってエストロゲン不足は副交感神経の不活性化につながりメンテナンス不足から色々な健康被害をきたすようになるのです。
また、エストロゲンにはセラミドやコラーゲンの合成を促す作用があります。これらの成分はいずれも保湿成分として化粧品や医薬品でも用いられています。
つまり、
・更年期になる→エストロゲンの量が減る→セラミドやコラーゲンの合成量が減る→副交感神経の不活性化で体のメンテナンスや免疫機能が低下する→乾燥肌になりちょとした刺激でも炎症(かゆみ)が生じる→免疫機能の低下で炎症を鎮める能力が低下する→いつまでもかゆみが継続する
という状態に陥ってしまうのです。

更年期のかゆみ:頭皮、顔、陰部など

髪の毛を気にする女性

更年期になると特にかゆみが出やすいとされているのが「頭皮」、「顔」、「陰部」です。
それではここからは部位別にみてどうして更年期になるとかゆみや肌トラブルが生じやすくなるのかについて説明していきましょう。

頭皮への影響

女性ホルモンの分泌ピークは20代から30代前半にかけてです。それ以降は次第に減少していくもので女性ホルモン、特にエストロゲンの分泌量不足から40代以降の頭皮や髪には深刻な問題が起こり始めるようになります。

まず白髪が目立つようになるということです。白髪とは毛髪内のメラニンが不活性化してしまった状態。メラニンとは元々紫外線のダメージから皮膚を守る目的で生成される色素細胞です。
頭皮は皮膚の一部、また毛髪も皮膚とよく似た組成なのでメラニンが不足すると毛髪や頭皮にダイレクトに紫外線のダメージが蓄積していくことになります。
またメラニンが不足するということはそれだけ髪の毛の代謝サイクルにも異常が起こっているということになります。40代を超えた頃から急に髪の毛にツヤやコシがなくなるのもこうしたことが原因と考えられています。
また頭皮も基礎代謝が落ちることで血流が悪くなり、皮脂バリヤーが正常に機能しなくなるために
  • 乾燥してカサカサになりかゆくなる
  • 皮脂が異常分泌してじくじくしたかゆみになる
  • フケが多くなる
といった具合に乾燥肌からくるかゆみと脂漏性皮膚炎とを繰り返すようになりそこから毛根にもダメージが蓄積され抜け毛が多くなります。

顔のかゆみ

顔の皮膚は非常にデリケートです。というのも四六時中露出しているからです。

そのため乾燥や紫外線のストレスをダイレクトに受けやすく、しかも表情筋や目元などよく動く筋肉が多いので皮膚は他の部位よりも薄く柔らかいものになっているのです。
日々のスキンケアでも顔の皮膚は特に念入りに「保湿」が必要であるということは女性ならば誰もが心得ていることでしょう。
エストロゲンには保湿成分のセラミドやコラーゲンの分泌を促進させるという働きがあるので、不足すると顔の肌はその影響を被ってしまいます。そして、ちょっとした刺激で皮膚の神経が過剰に反応し炎症が起こりやすくなります。これが「かゆみ」となってでてくるのです。更年期のお肌は30代までの肌とは別ものだと考えましょう。
メイク用コスメも年齢に合わせてより低刺激なものを選ぶようにします。またかゆいからといって引っ掻いてしまってはそこからばい菌が入り悪化してしまうことになるので十分に注意をしてください。
頬に手を当て悩む女性

陰部のかゆみ

更年期になると女性器官の機能が低下してくるというのはこれまでにも説明してきた通りです。女性器官というのは膣から腹腔内にある子宮や卵巣を含めた部分と、乳腺(乳房)という女性にしかない器官のことです。

この女性器官は生理周期によって活動しているため女性ホルモンの分泌量不足というのは色々な健康被害に結びつきやすくなります。特に膣から子宮にかけてはエストロゲンが不足すると乾燥しやすく、陰部(膣周辺)のかゆみやセックスの時の痛みにつながります。

更年期のかゆみへの対処法とは?

机に突っ伏して困り顔の女性

「かゆみ」というのは皮膚に炎症が起こっている状態です。また掻きすぎると肌に傷がついてしまいます。
新陳代謝の落ち込んだ更年期の肌は免疫機能や肌のメンテナンス機能が低下しているため、傷の治りが遅く跡が残ることもあるので、長引いたり我慢できないような強いかゆみの場合には皮膚科を受診するようにしましょう。
それほど重症ではない場合はこれから説明する方法を試してみてください。自宅でもできるセルフケアをいくつか紹介していきます。

入浴後の保湿ケアを習慣づける

入浴後は皮脂が洗い流されているため、保湿にとっては最も気を付けなければならない時です。全身乳液やローションなどを使って入浴後の保湿を怠らないようにしてください。

また入浴中はぬるま湯にゆっくりと浸かること、さらに皮膚をゴシゴシ洗い過ぎないことが必要な皮脂まで落とさずに乾燥肌を防ぐには効果的であるということも覚えておいてください。

睡眠をたっぷりとる

体がかゆいと深夜でも目が覚めますし、かゆみが気になって寝つきも悪くなります。

そうなるとタダでさえエストロゲン不足で入眠中の体のメンテナンスが不十分なところに寝不足が重なるとますます自律神経には狂いが生じ皮膚炎(かゆみ)の悪化リスクが増加します。
眠りを妨げるほどのかゆみがある場合は無理をせずに皮膚科を受診するようにしましょう。

衣類の素材などに気をつける

かゆみが継続するということはそれだけ肌のバリヤー機能が低下しているということです。これでは洋服が肌と擦れた刺激でも蕁麻疹や湿疹がでてくる可能性があります。このような状態を接触性皮膚炎と言います。

できるだけ肌の抵抗や刺激の少ない生地の洋服を選ぶようにしましょう。ニットなどを素肌に着用するのはよくありません。柔らかいコットンやシルクのような肌触りのよい下着の上にやはり上質のコットンのような天然素材を選ぶようにすると良いでしょう。

かゆみを鎮める漢方薬

粉薬

漢方薬の中にはかゆみをとめる効果があるタイプがあります。その中から代表的な漢方薬を二種類ご紹介しましょう。
・八味地黄丸(はちみじおうがん):漢方薬としては最も歴史の長い処方の一つです。体の中の水分の流れをよくしてスムーズな解毒を促します。
乾燥肌のかゆみや湿疹などを抑える際にもよく処方される薬です。
体力が低下していて、顔色がすぐれない人、または冷えが強い人などに向いています。
・当帰飲子(とうきいんし):乾燥肌のかゆみや湿疹時に処方される薬です。
体力がなく血色の悪い人向けになります。
なお、漢方薬は「副作用がない」と誤解されていますが、医薬品に指定されているため必ず副作用はあります。ただ、合成薬に比べるとマイルドなだけなのです。
また体質によって効き目が異なってきますので漢方に詳しい薬剤師がいる薬局で相談しながら購入するか、漢方外来などの専門医のいる医療機関で出してもらうようにしてください。

より体に優しい対処策を求めるなら・・・

40歳を過ぎた頃から突然肌に掻痒感を感じるなら、それは更年の悩みの一つかもしれません。こうした悩みの原因は「ゆらぎ」や「めぐり」の停滞にあります。

ただし、病院に行くほどではないという軽い状態ならば前のパートでも説明したように漢方薬や生活習慣を見直すなどの方法で対処可能ですが、さらに体に優しい対処法を求めるなら高麗人参のように「めぐり」や「ゆらぎ」を調整してくれるサプリメントを活用してみましょう。
これなら食品ですので副作用などの心配もいりませんし、漢方薬のように空腹時に飲まないと効果が期待できないというようなこともありません。
「めぐり」や「ゆらぎ」が改善すれば更年の悩み全体も改善していくので掻痒感についても軽減することが十分に期待できます。

まとめ

歳をとると肌が乾燥してカサカサになり、同時にしつこいカユミも出てきてなかなか日常生活を正常な状態で過ごすことが困難になってきます。

そこで皮膚科に行くほど重くもない、だけどしつこいカユミが起こるのは嫌という人は更年の悩み対策用サプリメントを導入してみてはいかがでしょうか?オススメなのは和漢でも長い伝統がある高麗人参です。
こうした更年の悩み対策サプリメントを上手に活用すれば「めぐり」や「ゆらぎ」も改善し、最終的には肌のコンディションも若い時に近い状態に戻ることでしょう。
以 上 

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