女性の場合、更年期障害にはいろいろな自覚症状がありますが、中でも辛いものの一つにめまいやふらつきがあります。
ひどい人になると立っていることもできないほどの重症例になる場合もありますので、早い段階で適切な治療をして、めまいやふらつきを悪化させないようにしたいものです。
めまいやふらつきは症状が重くなると医療機関での治療が前提ですが、程度の軽いものであれば漢方薬や一般薬、サプリメントなどを用いたセルフメディケーションでも対応可能です。
今回はおこると非常に厄介な更年期障害のめまいやふらつきについてできるだけ詳しく説明していきたいと思います。

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更年期障害時のめまいやふらつきについて知る

フラフラする女性

突然ですが「めまい」と「ふらつき」を区別できる人はいるでしょうか?
おそらく多くの人がこの両者を混同しているのではないかと思います。
めまいとは医学的に言えば「回転性のめまい」のことを意味しています。よく疲れたり空腹時にフラフラするのはめまいではなく「ふらつき」であり「非回転性めまい」という表現をします。
したがって、医学的にみた「めまい」というのはあくまで頭のなかがグルグルと回り天と地がひっくり返るような感覚を覚えるめまいのことで、これは問診時に非常に重要な区別となるため、「めまい(回転性のめまい)」と「ふらつき(非回転性のめまい)」をよく覚えておくようにしてください。
更年期障害の症状として現れるのは殆どが「非回転性のめまい」になりますので、「ふらつき」あるいは「めまい感」というのが表現としては適切でしょう。
ちなみに非回転性のめまいの場合はふわふわとして地に足がついていない状態になったり、体が左右に揺れるような感覚を覚える場合となります。
回転性のめまいを伴う代表的な病気は「メニエル病」と「特発性難聴」です。こちらは耳鼻科の疾患になります。
回転性のめまい発作を起こすと立っていられなくなるので、先ずは安静にして発作が治まるのを待ちます。発作は30分程度で治ることが殆どです。
もし、回転性のめまいを感じたとしたならば「メニエル病」や「特発性難聴」などのリスクが考えられるので婦人科ではなく先ずは耳鼻科を受診してみてください。
ただし、更年期障害でも稀に回転性のめまいを感じる症例があります。
こうした更年期のめまいやふらつきの主な原因は血流の悪化によって耳から脳にかけて十分な酸素と栄養素が生きわたらないことで起こると考えられています。
(詳細については次のパート以下で詳しく説明していきます)

脳と聴覚器官そしてめまいやふらつきとの関連性について

横顔の人物

めまいやふらつきを一言でいえば「平衡感覚の障害」ということになります。
では人間はどこで平衡感覚を制御しているのかといえば、これは意外に感じる人も多いかもしれませんが、目ではなく耳なのです。正確には耳という部位ではなく、内耳の奥まったところにある三半規管という特殊な器官になります。
この器官には特殊な働きがあり、器官全体が液体に浸っていてその液体が一種のジャイロセンサー(平衡を測定する装置のこと)の役割をしていて、傾きを電気信号に変換し脳へと伝達しています。
その際の電気信号の伝わり方は

・内耳の前庭(三半規管と耳石器)→前庭神経→脳幹(自律神経の中枢)→小脳→大脳

という流れになります。

一見人とデジタルとは無縁のようですが、実は人の体には微弱な電流が流れていてその電流で神経と脳の情報伝達が行なわれているので、おそらく地球上で最も発達したデジタルデバイスが人間の体だという専門家もいます。
めまいやふらつきというのは平衡感覚の乱れですから、上記の電気信号が伝わるルートのどこかに障害が生じていると考えられます。
では「めまい(回転性のめまい)」を起こすのはどこの部分かと言えば、主に「内耳」であるとされています。ここに障害が生じるとジャイロセンサーに狂いが生じていることになるので、激しいめまいを起こし吐き気や嘔吐を伴うこともあります。また聴覚の障害なので耳鳴りも高頻度で発症します。
ジャイロセンサーに狂いが生じしていなければ平衡感覚自体には問題がないので内耳以降の信号伝達経路の中で狂いが生じても回転性のめまいになることは多くありません。この場合は「ふらつき(非回転性めまい)」となります。
ただし、回転性のめまいが数十分で発作が治まるのに対し、ふらつきの場合は発作時間が長くなるという特徴があります。したがってふらつきでも悪心(気分がわるくなること)があり、また中枢神経系の障害ですので頭痛を伴う場合があります。

平衡感覚を正常に保つために必要なATPとは?

疑問を感じる女性

人間に体内で起こっている代謝というのはすべからく「熱化学反応」になります。
代謝とは役目を終えた古い細胞を新しい細胞と適宜入れ替えながら臓器の機能を正常に保つための重要な生理反応で、この代謝が正常に機能しないと様々な健康被害が起こることになります。
また代謝が熱化学反応であるということは、体内でものが燃える際のエネルギーを代謝に利用しているということになります。人の体内でものが燃焼するというのは食事で摂取するエネルギーや運動で消費するエネルギーを「カロリー」という単位で表現することからもわかります。
カロリー」とは熱量を示す単位だからです。
つまり、私たちの体内では常に「何かが燃焼しながら」命を維持しているのです。平衡感覚を司る聴覚から脳への一連の電気信号伝達も代謝によって維持されています。ということは「めまい」や「ふらつき」は代謝異常の結果生じるという理屈になります。
では、私たちの体の中にある熱源とは一体なんなのでしょう?それは細胞一つ一つにある「ミトコンドリア」という物質内にある「ATP(アデノシン三リン酸)」という物質です。この物資が血液中の酸素を触媒に、ブドウ糖をエネルギー源として熱を発しているのです。
したがって血流が悪くなると酸素とブドウ糖の運搬能力が弱まるたATPからは代謝に必要な熱エネルギーが放出されなくなり、聴覚神経や脳幹、脳などの重要器官にも狂いが生じ始めめまいやふらつきが起こるという仕組みになっています。
特に生命そのものを制御している脳は大量の酸素とブドウ糖を必要としているので、血流不足からくるATPの不完全燃焼は重大な健康被害をもたらす原因となってしまうのです。

めまいやふらつきの処方薬

こちらを見ている医師

ここまでの説明で「めまい」や「ふらつき」が起こる基本的な原因がお分かりいただけたと思います。
では実際に耳鼻科や神経内科でめまいやふらつきに対して処方する薬にはどのような種類があるのかについて説明していきたいと思います。
前述したようにめまいやふらつきの改善には「血流を正常化する」、「代謝を促す」という二点に集約されてくるのですが、この二つの症状には多くの場合吐き気や嘔吐が伴いますので、吐き気止めが同時に処方されます。
それでは実際の処方例を示しながら説明していきましょう。

ATP系(脳や内耳の血流を改善してATPの働きを正常化させる薬)

  • (薬剤名)アデホスコーワ腸溶錠(興和株式会社)、ATP腸溶錠(第一三共株式会社、日医工、ニプロファーマ)
*メニエルや特発性難聴で処方されるメインの薬です。副作用は強くありませんが、メニエルや特発性難聴自体が原因不明の難治性進行性疾患であり、症状の進行を食い止める程度の作用となります。(特発性難聴の特発性とは原因不明という意味、進行性とは放置していると症状がどんどん進行していくという意味の医学用語です)

メシル酸ベタヒスチン(内耳の血流を改善してめまいを軽減します)

  • (薬剤名)メリスロン
*こちらもメニエル病ではよく処方される薬です。副作用は少ないとされていますが、胃潰瘍や喘息症状を悪化させる例が報告されているので、胃潰瘍と気管支喘息の既往がある人には禁忌とされています。

塩酸ジフェニドール(平衡感覚にかかわる神経の働きを調整する薬です)

  • (薬剤名)セファドール
*全身の血流を改善しめまいの症状を緩和します。ただし副作用としてふわふわした感じや不安定感を感じる場合があるので「非回転性のめまい」の場合には適用外となります。

カリジノゲナーゼ(内耳の血管を広げ、内耳循環を改善します)

  • (薬剤名)カリクレイン、カルナクリン、サークレチン
*副作用はほとんどありませんが、ATP同様症状の進行を食い止める程度の作用となります。

吐き気止め

  • ナウゼリン、プリンペランなど
これらの治療薬はいずれも医療用医薬品ですので、医師による処方箋が必要になります。したがって一般では買えないお薬です。

めまいやふらつき対策としての漢方薬

粉薬

漢方薬にもめまいやふらつきに効果のあるものが幾つかあります。
現在漢方薬は270種類を超えるものが医薬品としての認定を受けています。合成薬に比べると副作用が少なく、またドラッグストアーや薬局で購入可能なものも多いのでセルフメディケーションの時には有力な選択肢となるでしょう。
ただし、漢方薬は体質によって効き目に差が出やすいことと、医薬品の認定を受けている以上少ないとはいえ副作用への懸念は残ることになります。その点は注意してください。
できれば近くに漢方に詳しい薬剤師が常駐している薬局があればそこで相談の上購入するか、こちらはセルフメディケーションにはなりませんが漢方外来を受診することをお勧めします。
では、めまいやふらつきに効果のある漢方薬を紹介していきましょう。

半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)

・回転性のめまい
・食欲不振
・舌苔が白くべったりとしている

釣藤散(ちょうとうさん)

・ふらつき
・頭痛
・いらいらする
・のぼせる

苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)

・間欠的なふらつき(間欠的=一度治まってまたしばらくすると現れるという意味)
・冷え性
・水ぶくれ体質

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

・立ちくらみ(起立性低血圧)
・頭がぼーっとする
・顔色が悪い

更年期障害のめまい対策サプリメントについて

黄色いボトルに入ったサプリメント

めまいやふらつきというのは結局のところ、めぐりの悪さからきているものです。
したがって病院で処方される薬や漢方薬というのはあくまでも対症療法(根治させるのが目的ではなく現出している症状を和らげる治療法)が主体となってしまいます。
では、何も副作用を心配して治療薬を使わなくても、めぐりを改善するサプリメントで良質なものが今ではたくさん開発されていますのでそうしたものを導入してみるというのも選択肢の一つになると思います。
【めぐりを改善するサプリメント】

・大豆イソフラボン
・プラセンタエキス
・ローヤルゼリー
・マカ
・エクオール
・高麗人参

など。

どれも一定の効果は期待できるものばかりですが、長きにわたる歴史の積み重ねと科学的なデーターの裏付けという点で一番信頼性の高いのは高麗人参ではないかと思います。(詳しくは「更年期障害_サプリ」の章を参考にしてください)

まとめ

更年期障害としてあらわれる「めまい」や「ふらつき」は医学的に見ても原因としては“血流障害”というところに落ち着きます。

しかし、根治に至る治療法は確立されておらず、結局のところ対症療法がメインとなるので、副作用の懸念を持ちながら病院から処方される治療薬を使うよりも血流を改善するサプリメント等で対処する方が安心して実践できるのではないでしょうか?
血流を改善させる(めぐり改善)のためのサプリメントにはいくつか種類があるのでご自身に合うものを選んで継続するのが良いと思います。
以 上 
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とにかくまずはこれを試してみて欲しいです。日本一ではなく世界一ですので断然実感力が違います