現在婦人科で更年期障害の治療を受ける際の第一選択肢としては「ホルモン治療」が選択されます。これはホルモン製剤を投薬して更年期で減ってしまった女性ホルモンを物理的に補うという治療法です。
治療効果は高いのですが、反面副作用が強く、また性ホルモンの適正量というのは個人差があるので投薬のタイミングが難しく、過剰投与になると乳癌リスクが上昇するという指摘も受けています。
乳癌というのはエストロゲンという女性ホルモンが過剰生成されるとその刺激で乳腺の細胞が突然がん化することで発症するという一つの流れがあります。
そこでこうした指摘を受けることになるのですが、今回は女性であれば誰もが気になる更年期障害の治療と乳癌リスクの関係性を説明していきたいと思います。

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更年期障害の治療(ホルモン治療)で乳癌リスクは上がるのか?

胸をおさえる女性

では、早速ホルモン補充療法(HRT)には乳癌リスクがあるのかどうかという問題点から説明していきたいところなのですが、先ずはホルモン補充療法とは一体どのような治療法なのかについてもう少し詳しく説明してから本丸には入りたいと思います。

ホルモン補充療法(HRT)について

更年期障害は一度発症すると数年単位で症状が継続し、長い人は10年以上苦しむといいます。その元凶が閉経に向けて卵巣機能が低下し、エストロゲンという女性ホルモンの量が減ることで自律神経内の副交感神経が不活性化することで様々な健康被害が生じるというのが更年期障害の正体です。

そこで薬で減ってしまった女性ホルモンを補って元の状態に近づけるのがこの治療法の目的になります。物理的に減ったものを補うため治療効果は高いのですが、使用するホルモン製剤は合成された女性ホルモンなので副作用も強く出るケースがあるというデメリットがあります。
投薬されるのは主に飲み薬と外用薬(貼り薬、塗り薬)ですが主流は飲み薬になっています。
・飲み薬:エストロゲン単剤、プロゲステロン単剤、エストロゲン+プロゲステロンの複合剤
・貼り薬:エストロゲン単剤、エストロゲン+プロゲステロン複合剤
・塗り薬:エストロゲン単剤
となっていて症状に合わせて薬を調整しながら症状の緩和を目指します。

ホルモン補充療法の乳癌リスクについて

虫眼鏡でこちらを見ている医師

今回のテーマで一番気になっているところは「ホルモン治療が乳癌に与えるリスク」という部分だと思われます。そこでまずどうしてそのようなリスクがあることが指摘されているのかを説明しましょう。
まず乳癌は「エストロゲン由来疾患」と呼ばれているということです。
女性は妊娠すると出産後に授乳をするための準備として乳腺が発達していきます。これもエストロゲンの刺激によるものなのです。
乳癌の種類で最も多いのが乳腺癌です。すなわちエストロゲンが過剰に分泌されて異常刺激を繰り返すと乳腺の細胞ががん化すると考えられているのです。
したがって投薬での微細な女性ホルモンのコントロールが難しいホルモン治療には乳癌へのリスクがあると考えられているのです。
実際にホルモン補充療法(HRT)の副作用には乳房の張りや痛みといった症状があります。また乳癌の既往がある人にHRTを行うと再発リスクが上がるということもわかっています。
しかし、現在では更年期というのはすでに妊娠適齢期を過ぎていて、一度妊娠経験のある人ならエストロゲンの急増という事態を体が経験しているので免疫機能が働いて乳癌のリスクはそれほど高くないと考えられています。
また以下の項目に該当する人はHRTを受けられないので「HRTによって乳癌リスクが上がる」ということはそれほど頻度の高い症例ではないと考えられています。
ホルモン補充療法(HRT)を受けられない人

・乳癌の既往がある、もしくは現在治療中である
・乳癌以外のエストロゲン由来疾患(乳腺症、子宮筋腫など)で手術を受けたことのある人
・2親等以内に乳癌の既往者がいた場合
・妊娠したことがない人

です。
(現在HRTによる乳癌への罹患リスクは受けない人に比べると1.2倍程度であると考えられています。)

乳癌リスクを避けるために更年期障害へのHRT以外の対処法は?

疑問を感じる女性

実際のところ、HRTの乳癌リスクというのは「ある」のですが、それに対する安全性への意見は専門家でも分かれているところです。
どうしても乳がんリスクや副作用のリスクを避けたい人はとりあえず下記に挙げる対処法を試してみてそれでも症状が改善しないなら婦人科で相談するという方法でも良いのではないかと思います。
ただし、仕事やプライベートに悪影響を及ぼしているような身体状態の場合は無理をしないでお医者さんに相談するようにしてください。

生活習慣を改善する

・食事の栄養バランスに注意して3食ちゃんと食べる:代謝が落ちる更年期において極端な食事制限をする過激なダイエットは絶対にNGです。しっかり栄養をとって代謝を維持するようにしてください。

・運動する習慣を身につける:摂取したカロリーは運動で消化しましょう。ダイエット効果もあり、代謝アップには運動はとても効果があります。また運動習慣を持つ人は持たない人よりも更年期障害へのリスクが減じるということがわかっています。
・生活のリズムをできるだけ一様にする:自律神経は生体リズムを刻むことで動作するので、生活のリズムを一定にすると副交感神経が優位になる際少ないエストロゲン量でも十分動作することになります。

ストレスを発散する

更年期障害の原因である自律神経やホルモンバランスはストレスから強い影響を受けることがわかっています。したがって精神的なリスクマネジメントは更年期障害の緩和にとって非常に重大な意味があります。

趣味を持つ、散歩をする、気分転換にストレッチをする。。。健康にいいことはなんでもやってみて自分に合うストレス発散法を見つけてください。

漢方薬によるセルフケア

粉薬

自宅でのセルフケアでは漢方薬を選択する人も多いようです。ここでは漢方の世界で女性三大処方と呼ばれている漢方薬を紹介しましょう。
・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん):生理不順、頭痛、めまい、肩こりなどの症状緩和に。
・加味逍遙散(かみしょうようさん):更年期障害からくる精神症状(うつ状態、不定愁訴など)、ホットフラッシュ、下半身の冷え、めまい、肩こりなどの症状緩和に
・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):冷え性、貧血を伴う更年期障害、易疲労感、頭痛、めまい、動悸、息切れなどの症状緩和に
・四物湯(しもつとう):生理不順、貧血、肌や粘膜の乾燥、胃腸障害などの更年期障害症状の緩和に

サプリメントによるセルフケア

漢方薬も医薬品に指定されているため副作用は少なからずあります。また体質によっても効き目が変わってくるので「薬」として用いるにはリスクがあります。

そこで少しでも安全性を優先させたい場合にはサプリメントを使うという手段もあります。
サプリメントを選ぶ際には原料に十分吟味を重ねて下さい。
推奨するサプリメントの成分は次の通りです。
  • 高麗人参
  • 大豆イソフラボン
  • マカ
  • エクオール
  • ローヤルゼリー
  • プラセンタエキス

まとめ

更年期障害になると婦人科で受ける治療は「ホルモン補充療法(HRT)」がほとんどの場合で選択されます。しかし、HRTには乳癌リスクがあるという指摘もあります。

今のところHRTを受けた人の乳癌リスクは受けていない人の1.2倍ほどあるというデータがアメリカの調査機関によって発表されています。乳癌はエストロゲン由来疾患の一つなので、エストロゲンを物理的に増やすHRTにはその危険性があることは事実なのでしょう。しかし医師の間でも見解が分かれているのが現実です。
そして治療効果の高い治療法であることは事実なので、どうしても自覚症状が辛い人は婦人科で医師と相談の上治療を受けるかどうかを決めることをお勧めします。また、それほど自覚症状が強くなく、こうしたリスクを少しでも回避したい人は本文にあるような対処法から始めてみましょう。
以 上 

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とにかくまずはこれを試してみて欲しいです。日本一ではなく世界一ですので断然実感力が違います