更年期障害を発症すると、「うつ」や「不安障害」、「不定愁訴」などの精神症状が出ることがあります。

日常生活に支障をきたすようないわゆる「治療が必要なレベル」になると婦人科での更年期障害治療とは別に精神科や診療内科で投薬治療を受けることも珍しくありません。
特にうつや不安障害には
  • 動悸が強くなる
  • 呼吸が乱れる
  • 大量の汗をかく
  • 不安が強くて人前に出ることに恐怖心を感じるようになる
などパニック障害とよく似た症状をきたす場合があります。
精神科領域では症状を区別する境界線が曖昧で薬でのコントロールが難しいため、婦人科では対応しきれないことから精神科や心療内科などの専門医での治療が必要となるのです。
こうしたうつまたは不安障害に対しては幾つかの薬が適用されますが、今回は「パキシル」という不安を取り除く作用がある薬を紹介したいと思います。

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更年期障害の強い不安障害を和らげる薬「パキシル」

不安そうな顔をする女性

更年期になるとホルモンバランスが乱れてそれが原因で自律神経にも乱れが生じ、心身にさまざま症状をもたらす「更年期障害」を半分以上の女性が経験します。
更年期障害には身体的な症状(ホットフラッシュや腰痛、肩こり、不正出血など)以外にも精神的な症状も高頻度で起こることが知られています。
代表的なものには
・不定愁訴:イライラして怒りっぽくなる
・不安障害:強い不安を感じる
・うつ状態:やる気が起こらない、ちょっとしたことでひどく落ち込む、集中力が散漫になる
などが挙げられます。
そもそも欧米人に比べると内向的で勤勉、生真面目と言われる日本人は先進国の中ではうつリスクが高くおよそ40%の人が何らかのうつ症状や抑うつ状態(無意識に怒りや悲しみを押さえつけようとする精神状態)を抱えていると言われています。
このため、自律神経が乱れる更年期障害が精神症状の引き金になりやすいと考えられています。
この様な状態の時は抗不安薬や抗うつ剤が投与されます。その中で今回はSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)という新型抗うつ剤のグループである「パキシル」をご紹介しましょう。
錠剤
パキシルはグラクソ・スミスクラインから製造販売されている抗うつ剤です。ジェネリックにはパロキセチン錠という名称で複数の製薬会社から製造販売されています。
適用疾患は
  • うつ病(更年期のうつ状態)
  • パニック障害
  • 不安障害
  • PTSD
  • 強迫性障害
などの治療に用いられています。
それでは薬の説明の前に人の複雑な感情の変化について説明していきましょう。
人が持つ4つの基本的な感情「喜怒哀楽」は主に脳内の3つの神経伝達物質によって精密にコントロールされています。
興奮系の神経伝達物質としてはアドレナリンやノルアドレナリンがあり、またその興奮を制御するための鎮静系物質はセロトニンという物質になります。
SSRIはセロトニンを増やすためのお薬ですが、日本語の名称がちょっと変わっていることに気づいた方もいらっしゃると思います。セロトニンを増やすのにどうして「再取り込み阻害剤」なのでしょう?
実はセロトニンという物質は脳内には全体の10%しか存在せず、残りの90%は腸に存在しています。
つまり脳で使われたセロトニンは再び血流にのって代謝されていくのですが、上記の適応疾患を発症している場合は脳内のセロトニン量が減っているので「脳から出ない様に」するためのお薬がSSRIなのです。
鎮静系のお薬ですから、気分が落ち込む「うつ」の治療薬としては不適切な感じもしますが、うつになると時に激しい攻撃性が表に出てくることがあります。
これは慢性的なストレスを内側にためているうことで、それに対抗するための興奮物質が過剰に分泌されていることの証であり、その興奮物質を無意識に抑え込んでしまいすぎると自律神経のコントロールが利かなくなり「うつ病」を発症するので、実は多くの症例においてセロトニンが減ってしまっているのです。
落ち込む女性
パキシルを始めとするSSRIは比較的新しいお薬で、従来の抗うつ剤よりは副作用が少ないと言われています。
しかし、効果が出始めるまでに大体4週間ほど時間がかかり、その間は胃痛や胃酸過多、腹部膨満感、吐き気、嘔吐などの胃腸障害が出やすいと言われています。
しかし脳内のセロトニン量が増えてくると副作用は次第に消失していきます。また4ヶ月以上は継続投与してセロトニンの量が安定してくるとその後は様子を見ながら次第に減薬していき、最終的には薬からの離脱を行うという計画に沿って投与されるお薬ですので、長期投与になりますがずっと飲み続けなければならないお薬というわけではありません。
ただし、状態が良くなったからといって自己判断で中断してしまうと強いふらつきや頭痛、不安、興奮、混乱、悪夢などの強めの副作用が出てしまいます。
これを離脱症状と言います。したがって時間をかけて様子を見ながら減薬していくのが重要とされています。

パキシルの主な副作用

  • 吐き気、食欲不振、下痢、便秘
  • 口渇感
  • 眠気、不安感、イライラ、頭痛、震え
  • めまい、ふらつき
  • 性欲減退、生理不順
  • 発汗、尿量低下
  • 動悸
  • かすみ目、光過敏(光りがまぶしく感じる症状)
  • 出血傾向
  • 発赤、発疹、かゆみ
(重篤な副作用として)
  • セロトニン症候群(統合失調症のような症状がでます)
  • 不眠
  • 体の硬直、不動
  • 幻覚、せん妄、幻聴
などがあります。
不眠がある人は合わせて睡眠薬が処方されるケースもあります。

まとめ

更年期障害では精神症状として「うつ状態」や「不安障害」を起こすことも珍しくありません。

このような状態の時は精神科や心療内科でパキシルという抗うつ剤(SSRI)が投与されるケースがあります。SSRIとは脳内の鎮静系神経伝達物質であるセロトニンの量を増やして、うつや不安障害、不定愁訴などを改善するためのお薬です。
従来の抗うつ剤に比べると副作用が少なくなったとはいえ、飲み始めや離脱期には強めの副作用が出やすいので専門医である精神科医の指導のもとで正しく服用するようにしてください。

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