更年期障害の治療法といえばHRT(ホルモン補充療法)が主流です。しかし、イレギュラーな使い方ですが低容量ピルが治療薬として処方される場合があります(この場合ピルは保険適用外の薬となります)

本来ピルとは避妊薬ではなく、月経困難症や子宮内膜症などの治療に用いられる薬です。
月経困難症とは激しい生理痛を伴い生理周期が不安定となる疾患で、ストレスや過激なダイエット、生活習慣の乱れなどで起こります。
症状が更年期障害とよく似ていることと、低容量ピルが例外的に更年期障害の治療で使われることからプラノバールも投与可能なのではないか?とネット等では噂になっていますが実際にはどうなのでしょう?
今回は更年期障害とプラノバールの関係性について説明していきます。

スポンサーリンク


更年期障害と月経困難症とプラノバール

錠剤と水

今回取り上げた「プラノバール」という薬は「中容量ピル」です。
ピルの本来の使い方を「女性用避妊薬」と勘違いされているケースが多いのですが、実は月経困難症をはじめとしてそれに関連する疾患の治療薬です。
基礎疾患が月経困難症の場合は健康保険が使えるのですが、それ以外の目的(避妊等)で使うときは保険適用外となります。
月経困難症とは激しい生理痛を伴い、生理周期が大きく乱れる病気です。ストレスや生活習慣の乱れ、過激なダイエットなどが原因で起こる原発性月経困難症と子宮筋腫や子宮内膜症などの原因疾患がある続発性月経困難症とに分けられます。
またピルには低容量(超低容量含む)、中容量、高容量という種類があり、症状によって使い分けられますが、プラノバールは中容量ピルになります。
ピルに含まれているのは卵胞ホルモン成分と黄体ホルモン成分です。この薬を投与することで生理周期のリズムを元の状態に近づけ、生理痛や異常な不正出血を改善するために投与されます。
通常月経困難症は20代から30代の女性に多く、この年代は健康であればホルモンバランスが最も良い状態で女性の生殖器も活発な活動を見せているのですが、上記ようにストレスや原因疾患が原因となり発症します。
月経困難症をこうしてみると
  • 生理痛
  • 生理不順
  • 不正出血
  • 子宮や卵巣の機能低下・・・

など更年期障害との間には多くの部分で共通点が見出せます。実際にHRT(ホルモン補充療法)では思うような効果が得られないときは例外的に低容量ピルが処方され、それが効果を発揮することも臨床的に確認されています。(ただしこの場合の治療費については健康保険の適用外となります)

では次に更年期障害について見ていきましょう。
更年期障害はその名の通り更年期に起こる健康被害の総称です。また医学的には「閉経」を基準にしてその前の5年間と閉経後の5年間を合わせた10年間の事を更年期といいます。
日本の場合平均的な閉経の年齢は50歳から51歳と言われていますので、一般的な更年期は45歳前後から55歳前後までと考えます。
ため息をつく女性
そして、閉経とは12ヶ月以上生理が完全停止している状態が続くことで、女性にとっては大きな体調変化を迎える現象になります。というのも閉経を迎えることで妊娠出産ができない体つきになるからです。
そのため女性器官の多くは機能を停止するか極端に低下させてしまい、必然的に女性ホルモンの分泌量は低下していきます。
ただし、エストロゲンという女性(卵胞)ホルモンには自律神経に働きかけ、副交感神経という重要な中枢神経を活発にするという働きがあります。
副交感神経は病気や怪我からの回復を促進させ、ストレスや疲れを解消させるための神経であり、寝ている間やリラックスしている時に活性化します。つまり、エストロゲンが副交感神経を起動させるためのスイッチのような役割をしているのです。
このエストロゲンやテストステロン(男性ホルモン)は副腎皮質という部分からも分泌されていて、女性の場合もう一つの自律神経である交感神経は副腎皮質から提供されているテストステロンで起動させています。
本来は副交感神経も副腎皮質から提供されているエストロゲンで起動させることができるのですが、卵巣が元気な時はそこから分泌されているものに頼っているため、ホルモンバランスが乱れる更年期になると副交感神経の不活性化から自律神経失調状態となり更年期障害が発症するのです。
更年期障害は全女性の半数以上が発症すると言われていますが、やがて閉経後に副腎皮質から分泌されるエストロゲンで自律神経が正常稼動するようになると更年期障害の諸症状は落ち着きを見せるようになります。
更年期障害が確定したら婦人科でHRTという治療を受けます。
注射器
これはホルモン製剤を使って女性ホルモンを補い、ホットフラッシュ(のぼせ、多汗など)を中心とした更年期障害の症状改善に高い効果をもたらす治療法です。
ホルモン製剤にはエストロゲン単剤とプロゲステロン単剤、またはエストロゲン+プロゲステロンの複合剤が用いられますが、最も一般的なHRTでは正常な生理周期に近づけるためにエストロゲンを21日間連続投与し、後半の10日間はプロゲステロン剤を追加、その後出血が認められたら7日間停止するというやり方になります。
子宮の手術を受けたことがある人や子宮切除を受けた人の場合はエストロゲン単剤での治療も可能です。
このように、HRT自体もピル治療と基本的な考え方は一緒です。
こうなると、更年期障害の症状が重い人にはピルを投与するという選択肢もあるのではないかと思われますが、実際のところ更年期の前と後では体質に大きな違いがあるので臨床現場で更年期障害の治療でプラノバールが投与されることはほとんどありません
更年期前後の大きな違いとは「閉経」とそれに伴うホルモンバランスの乱れは自然な現象ですが、月経困難症は歴然とした病気であるということです。
今では更年期障害も病気と認定されていますが、全ての女性が閉経を経験しその中の約4割は無自覚かあるいは積極的な治療が必要ではない状態で閉経を迎えます。ところが月経困難症の場合は積極的な治療が必要であるという点で異なります。
さらに治療に使用されるピルとホルモン製剤とではホルモン成分の含有量が異なり低容量ピルでもホルモン製剤よりは配合ホルモンの量が多いので、副作用やエストロゲン由来疾患(乳がん、子宮体がんなど)のリスクも高く、プラノバールの能書にある適応疾患にも更年期障害は記載されていません。
ただし、月経困難症に卵巣機能不全が合併していて、その状態で更年期に入った場合は継続してプラノバールが処方される場合があります。
このケースでは更年期障害ではなく、月経困難症+卵巣機能不全という解釈になり、閉経のタイミングを図るために次第に薬を変えてHRTへと切り替えるかピル治療継続で次第に量を減らしていき、その流れで薬を中止する、という治療計画になります。この点は医師とよく相談の上、治療計画を決めるようにしてください。

まとめ

月経困難症で用いられるプラノバールという薬ですが、症状が長引くと投薬を受けた状態で更年期に突入し、その後のホルモンバランスの推移とは関係なく飲み続けるケースやHRTでは思ったような更年期障害の改善結果が得られない場合に投与を検討する人もいます。

しかし、プラノバールは中容量ピルでHRTで使われるホルモン製剤よりもホルモン成分の含有量が多く、閉経が遅れたり、ホルモン過多で起こると懸念される乳がんや子宮体がんへのリスクがあるため現実には更年期障害の治療ではほとんど使われていません。
月経困難症も閉経後は症状が落ち着くので、更年期になったら医師とよく相談の上でHRTや低容量ピルへと切り替えやがては中止するという方向性が望ましいとされています。

更年期障害には高麗人参がオススメです


ゆらぎ世代の辛~い更年の悩みに最も効果バツグンなのが「高麗人参(朝鮮人参)」です。

高麗人参にしか入っていない更年有効成分「ジンセノサイド」が自律神経をサポートし辛さから解放してくれることでしょう。



今現在、高麗人参で10年連続売り上げ世界一なのが、「正官庄」です。
とにかくまずはこれを試してみて欲しいです。日本一ではなく世界一ですので断然実感力が違います