更年期障害の代表的な自覚症状の一つに「易疲労感」というのがあります。
これは疲れやすく、睡眠を取っても疲労感が取れなかったり逆に日々疲労が蓄積していく症状です。

疲れやすいと日常生活では仕事や外出が億劫になり、最悪の場合立ち上がることさえもままならない状態になることがあります。
そうなる前に疲れているかな?と思ったら栄養剤を飲んで、日頃足りていない栄養を補給し、体力を充満させるという方法が良いとされています。
市販薬のなかでも知名度が高い「QPコーワゴールド」はこのような時によく利用されているのですが、本当に更年期障害からくる易疲労感の回復に有効なのでしょうか?
今回はどうして更年期障害で疲れやすくなるのか?そしてその対策としてQPコーワゴールドは有効なのか?を検証してみたいと思います。

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QPコーワゴールドは更年期障害にどう作用する?

黄色い錠剤

「QPコーワゴールド」は興和薬品から発売されている栄養剤で、「QPコーワゴールドA」、「QPコーワゴールドα」、「QPコーワゴールドαプラス」という製品がラインナップされています。(QPコーワブランドではαドリンクなど他にもラインナップがあります)
栄養剤は「医薬品」と「指定医薬部外品」に分類され、それ以外のものは「食品」として扱われています。
上記のシリーズの中で
  • QPコーワゴールドAは指定医薬部外品
  • QPコーワゴールドα、QPコーワゴールドαプラスは第3類医薬品
に指定されています。
ではまず医薬品と指定医薬部外品の違いについて説明していきましょう。
・医薬品:医薬品とは治療や診断、予防を行うために投与される「薬品」のこと。
薬学的な根拠に基づきその病気や怪我に医学的な改善効果が認められているものを指します。副作用があり認定されるためには厳しい基準が設けられています。
また医療機関で処方される治療用医薬品、一般薬として第1類〜第3類、スイッチ薬(医療用医薬品から一般薬に切り替わってまもない薬で薬剤師しか販売することができません)に分けられています。
・指定医薬部外品:医薬品のように健康に関する効果が確認されているものの、指定されている成分が一定以下なので医薬品とは分類されている製品群です。
ビタミン剤などの栄養剤、うがい薬、健胃薬、消毒剤などは指定医薬部外品のものもあります。薬局以外でも届けを出して認可されると販売可能な製品です。(医薬部外品製造販売業許可)
*・・・ただし、指定医薬部外品が医薬品に比べると効果が劣るとは必ずしも言い切れないと言われています。
説明する看護師女性
この点に留意してQPコーワゴールドのシリーズ展開を見てみると、Aは指定医薬部外品、αは第3類医薬品に指定されていますので、Aは薬局以外でも購入可能ですが、αの方は薬局もしくは薬剤師のいるドラッグストアーや医薬品販売コーナーなどでしか購入することができません。
購入のしやすさという点が医薬品と指定医薬部外品の最も大きな違いといえるでしょう。
いずれの製品も医薬品か否かにかかわらず主な効果は
  • 疲労回復
  • 食欲不振
  • 病後の体力低下の回復
となっています。
更年期障害時の易疲労感にも効果があるとして日本では知名度も高い人気商品です。
しかし、このような栄養剤は一時的な肉体疲労の回復に効果があるものの「更年期障害」の根本的な治療薬ではありませんので注意が必要です。
それでは次に「更年期障害」について説明していきましょう。
更年期障害とは女性の閉経を境にした前後5年間ずつの計10年間と定義されています。「閉経」とは12ヶ月以上連続して生理が止まった状態で、これを持って妊娠や出産ができない体つきとなります。
この時女性の体の中では閉経に向かい次第に女性器官(卵巣や子宮など)の機能が低下していきます。
特に卵巣から放出されているエストロゲンと呼ばれる女性ホルモンには生理や妊娠に関わる以外にも重要な働きがあり、その中の一つが「副交感神経に作用して活性化させる」というものです。
副交感神経はリラックスをもたらし日中に受けた心身の傷やストレスを癒し、疲労感を取り除くための重要なメンテナンスを担当する自律神経の一種です。
青空と葉っぱ
したがってエストロゲンが不足すると副交感神経が不活性となり十分に疲労から回復できないためにいろいろな自覚症状を起こす更年期障害が発生します。慢性的な疲労感もこれが原因です。
日本人女性の平均的な閉経年齢は50歳〜51歳とされているので、一般的には45歳〜55歳頃までを「更年期」と言います。
ところで更年期障害は長らく女性特有の病気だと思われていました。しかし、男性も40代後半頃から精巣の機能が低下し始め、男性ホルモンの分泌が鈍くなります。
テストステロンという男性ホルモンにはもう一つの自律神経である「交感神経を刺激して活性化させる」という働きがあります。
交感神経は活動中に活性化して、集中力ややる気を高めます。したがって男性もちょうど更年期と呼ばれる年代になると交感神経の不活性化からやる気や意欲の低下、ED(勃起障害)、うつ状態、易疲労感など主に活力不足からくる精神症状が多発します。これを男性版更年期障害のLOH症候群と呼んでいます。
女性の更年期障害や男性のLOH症候群はどちらも長期的な自律神経失調状態ということで発症後にはよく似た自覚症状を起こすことは珍しいことではありません。
また双方ともに副腎皮質から分泌されている性ホルモンで自律神経の切り替えがうまくいくようになると自覚症状は消失していくという点でも共通しています。
ただし、同時に更年期とは初期の老化現象でもあり、代謝の落ち込みは年齢とともに進んでいくので、慢性的な疲労感というのは更年期を過ぎても継続することになります。
代謝が落ち込むと消費するエネルギーの量が減るので食が細くなり必要な栄養素の補給が追い付かずにますます代謝が落ちていくという負の循環を起こします。
これを解消するのためには栄養剤も有効ですが、基本的には更年期障害と老化とは異なるので、持続的な対策が必要といえるでしょう。
栄養剤で補給できる栄養は時間とともに代謝されていくので、更年期や老化の根本的な解決とはなりませんが、一時的な疲労感や体力の落ち込みを改善するのには効果的です。
そこでQPコーワゴールドの服薬以外にも継続的な更年期障害の予防・改善やエイジングケア(老化対策)としては次のような方法が推奨されています。

運動習慣を持つ

腕の筋肉

代謝とは人体内で行なわれている熱化学反応です。そして人体のなかで最も多い発熱量を持つのは「筋肉」です。
人が発する全体の熱量を100とすれば筋肉がまかなっている熱量は60〜70に達すると言われています。したがって筋肉を鍛えて量を増やすと相対的に発熱量が増え、代謝が活性化することになります。
そのために一番理想的なのは筋トレ(無酸素運動)ですが、負荷が大きいのでまず初心者の方は負荷の軽い有酸素運動(ウォーキングやヨガ、ストレッチなど)から始めるのが良いでしょう。
運動が持つ身体への有用性は高齢者でも十分に得られることが近年科学的にも証明されています。

生活習慣を改善する

更年期障害やLOH症候群が「自律神経失調状態」であるということはこれまでにも説明してきた通りです。

自律神経には「人が生きていく」という基本的な活動である「内臓を動かす、呼吸をする、血流を調整する、体温を調整する」などの重要な役割を制御しています。そのため生活パターンには強い影響を受けるのでできるだけ規則正しい生活を送るということが有効な対策となります。
特に女性の更年期障害では入眠中に活性化する副交感神経が不活性化しやすいので、寝る時間を一定にして少ないエストロゲン量で交感神経から副交感神経へと切り替えられるようにすることが重要です。
そして、代謝には人の体内で合成できない物質であるミネラルや必須アミノ酸などの栄養素も必要であり、それらは食事で補うという構造をしているので、食事は栄養バランスが取れたものを3食きちんと食べるようにしましょう。
過激なダイエットは痩せているのではなく病的にやつれていくだけで不健康なのでNGです。

適切なストレスケアを行う

ストレスに潰されそうになる女性

生活習慣の乱れ以上に自律神経にとって大敵なのは精神的なストレスです。
特に男性のLOH症候群では交感神経の不活性化から精神的なストレスへの耐性が低くなり、自覚症状が強くなります。女性の更年期障害でもストレスが強くなりすぎると体調不良を起こす原因となります。
そこで趣味を持ったり旅行に行くなどして日頃のストレスを解消するようにしてください。

まとめ

更年期になると疲れやすくなり、知名度の高い栄養剤の「QPコーワゴールド」を試してみたくなります。

男女共更年期になり自律神経が乱れると「易疲労感」が起こりやすくなるのでそのための対策としては実績も十分な薬(QPコーワゴールドAは指定医薬部外品)と言えますが、更年期が過ぎてホルモンバランスが再び正常化しても、その次には老化現象によって代謝が下がり、易疲労感は持続する傾向がありますので、根本的な解決策とは言い難いと言えます。
本文で紹介しているトータルな対策にプラスして体力回復を目的に服用するのがオススメです。

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とにかくまずはこれを試してみて欲しいです。日本一ではなく世界一ですので断然実感力が違います