更年期ではうつ状態に見舞われることがあります。

しかも男性は男性ホルモンの分泌不足から意欲や集中力を高める「交感神経」が鈍り、女性の更年期障害よりも「うつリスク」が高いと言われています。
「うつ」や「統合失調症」などの治療が必要な精神疾患では「SSRI」という種類の抗うつ剤が投与されるケースがしばしば見受けられます。
では、このSSRIという治療薬がどのような種類の薬で、副作用の有無や更年期の精神不安にどう作用するのかなどをできるだけわかりやすく説明していきたいと思います。

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更年期の精神不安とその治療薬としてのSSRIに不安はないのか?

錠剤

更年期(一般的には45歳〜55歳頃まで)になると年齢による性ホルモンの分泌不足から自律神経失調状態となり男女共「うつ」などの精神症状を起こしやすくなります。
女性の場合は更年期障害、男性の場合はLOH症候群と呼ばれるこの状態ではどうして精神症状を起こしやすくなるのでしょう?
女性の場合は閉経の前5年を前期更年期、閉経後の5年間を後期更年期と呼んでいます。閉経とは12ヶ月以上連続して生理が完全停止している状態で、前期更年期を通じて緩やかに女性器官である卵巣やその他の器官の機能が低下していきます。
その過程で、卵巣から分泌される「エストロゲン」という女性ホルモンの量が不安定となり、生理不順や不正出血が起こります。
また同時にエストロゲンには「自律神経で全身のメンテナンスを担当している副交感神経を活性化させる」という重要な働きがあるので、エストロゲン不足はメンテナンス不良から心身を披露させ、うつや不眠などの精神症状を引き起こしやすくなります。
一方の男性には閉経という生理現象はありませんが、やはり40代半ば頃から次第に精巣の機能が低下しテストステロンという男性ホルモンの分泌量が減り始めます。
こちらの性ホルモンは自律神経の中では集中力や意欲を高める交感神経を活性化させ、ストレス耐性を高めるという作用があります。
すなわち、テストステロン不足はストレス耐性が弱まることになり、うつ状態や不定愁訴、易疲労感、勃起障害(ED)などの精神症状を起こしやすくなるのです。女性の更年期障害と似た症状もあるためLOH症候群は男性版の更年期障害とも呼ばれています。
落ち込む男性
一般的には更年期障害は婦人科、LOH症候群は発症している自覚症状に合わせた診療科を受診しますが精神症状の場合は別に精神科や心療内科を受診することになります。
そこで投薬治療やカウンセリングを受けるのですが、投薬治療では向精神薬や抗うつ剤が処方されることも珍しくありません。
この時抗うつ剤の中でも割と投与頻度が高いのがSSRIやSNRI、NaSSAといった種類の薬です。

「うつ」が発症するまで

「うつ」は誰もが発症する可能性がある精神症状で、日本人のおよそ半数はうつリスクを抱えていると言われています。

発症の原因はストレスやホルモンバランスの乱れなど様々ですが、発症のメカニズムは同じです。一般的には「心の病」という解釈ですが、「」とは脳内の神経伝達物質の割合によって精緻にコントロールされています。
その神経伝達物質とは「セロトニン」、「アドレナリン」、「ノルアドレナリン」という物質でこれらを総称して「モノアミン」と言います。
「うつ」はこのモノアミンのバランスが崩れたり量が減ることで起こるとされているのです。
中でも「セロトニン」という鎮静物質が深く関与していると言われていて、セロトニン不足になるとちょっとしたことでイライラしたり強い不安感を抱くようになり、そこからうつリスクが高まります。
元気のない人の脳
そして「うつ」には精神的な症状だけではなく肉体的な症状も合併します。
精神的な症状としては
  • やる気が起こらない
  • 集中力が低下する
  • ちょっとしたことで不安を感じたり、イライラを感じたりする
  • 自己否定感が強まる
  • 記憶力が不安定になる
  • 性欲が落ちる
  • くよくよする、落ち込みやすい
などがあり、身体的な症状としては
  • 易疲労感
  • 強い倦怠感
  • 頭痛
  • 肩こり
  • 腰痛
などがあります。

うつ状態に対する一般的な誤解

「うつ」は誰もがかかりうるものですが、正確な実態はつかみづらく誤解されがちな病状です。

とにかく落ち込んだり、体を動かすのもだるいため無理にやる気を起こさせようとしますが、セロトニン不足によって精神的には強い興奮状態に陥っているのが初期のうつ状態で、それを無意識のうちに抑え込もうとしている「抑うつ状態」になっていることから自律神経に乱れを起こし、体が動かなくなり怠けているように見えるのです。
こうしたことから、現在の「うつ」の治療については無理に興奮するような状態を極力避け、リラックスしてきちんと心身を休ませるようにする方法が第一選択肢であり、少しずつ気分転換を図るなどして気持ちを切り替えていけるようにするのが重要とされています。
したがって、「うつ」とは“強い興奮”と“強い抑制”とが同時に起こっていて個人では制御不能な状態に陥っていると考えられています。

SSRIについて

コップと錠剤

SSRIは「選択制セロトニン再取り込み阻害薬」と呼ばれるタイプの薬で抗うつ剤としては広く使われています。
効果がしっかりとしていて、副作用が少ないと言われていますが効果が出るまでに時間がかかり、初期の頃は副作用も出やすく離脱(薬をやめるタイミングのこと)も難しいとされています。
効果が出るまでには2週間ほどかかり、飲み始めの頃には「多汗」、「情緒不安」、「ふらつき」、「熱感」、「吐き気」などの副作用が出やすいのですが、体が薬に慣れるとこうした副作用は落ち着きを見せます。
SSRIにおける副作用の少なさや安全性については「体が慣れると落ち着く」ということなので一時的な副作用は割と重たいものが出ます。
また離脱する際には精神状態に合わせて少しずつ薬を減らしていき、様子をみながら時間をかけて離脱させます。そうしないと「脳が揺れるような強いふらつき」や「低血圧状態」などの強い副作用を生じるからです。さらに依存性が強く計画的な離脱が必要とされています。
初期の頃のSSRIはこうした問題点がありましたが、現在では第四世代と呼ばれる「レクサプロ」という薬が従来の問題点を改良したタイプとして最も広く用いられています。
しかし、レクサプロでも完全に副作用や依存性を解消したわけではありません。やはりコントロールが必要な薬です。
SSRIを投与する目的は「セロトニンを増やす」という作用によります。うつや不安障害の主な原因の一つが「セロトニン不足」と言われていて、セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれ、90%は腸内に存在している物質です。
脳内では興奮物質である「アドレナリン」や「ノルアドレナリン」を抑制する働きを持っているのですが、量がごくわずかなので正確な量を血液検査などで知ることは困難であることから、問診によって「うつ」の状態を詳しく聞き出し、投与量を決定することになります。これもSSRIが持つコントロールの難しさの要因になっています。

SNRIについて

悩む医師

SNRIとは「セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤」と呼ばれるタイプの薬です。
SSRIよりも後発でより安全性が高いと言われていますが、日本では2000年頃に認定されたこともあり歴史が浅くSSRiほど広くは用いられていません。
またSSRIに比べるとセロトニンだけでなく興奮物質であるノルアドレナリンも増やす作用があるという点でSSRIとは異なります。強い不安感や動くのも困難なほどの「うつ病」治療に用いられます。

NaSSAについて

SSRIやSNRIでは症状の改善が見られない時に投与される「ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ剤」と呼ばれるタイプの薬です。

こちらもSNRI同様セロトニンとノルアドレナリンの量を増やすために投与されます。効き目が強い分副作用も強くなります。

更年期の精神症状に対するSSRIの有用性

今回紹介しているSSRI、SNRI、NaSSAは全て「新規抗うつ剤」と呼ばれるタイプです。
従来の抗うつ剤と比べて

  • 効果が安定している
  • 副作用が少ない
という利点がありますが、前のパートで紹介しているように、副作用の少なさというのはあくまでも「薬に体が慣れてから」という前提ですので副作用は「ある」と思っておいた方が良いでしょう。
新規抗うつ剤の中でもSSRIは第四世代に入り、改良されているために現在最も広く使われていますので、ここでは更年期の精神不安に対してSSRIがどのぐらい有用であるのかを説明していきましょう。
更年期障害にかかわらず「うつ(状態)」や「うつ病」と診断された場合、多くの医療機関でSSRIの投与が検討されます。
病院
SSRIは「セロトニン」を増やす薬なのですが、現状ではセロトニンやノルアドレナリンがどのぐらいの割合になると「うつ状態」を発症するのかは明らかにされていませんし、脳内のセロトニン量を測る検査が確立されていないため、依存性や服用初期、あるいは離脱期に起こる副作用への懸念は当然考慮に入れられます。
あくまでも「精神不安」の原因が更年期障害やLOH症候群にある場合、その直接的な原因は性ホルモンの分泌不足なので、ホルモン補充療法の方を優先させます。
このホルモン補充治療によって精神不安が安定する可能性も高いですし、更年期障害は更年期を過ぎて再びホルモンバランスが安定すると自覚症状が消失していくので、対症療法的にSSRIを処方するのは慎重を要するというのが精神科領域では一般的な考え方になります。
ただし、問診によって精神症状が強い場合には投与される可能性が十分に高いので、あくまでも「離脱」を前提にSSRIの抗うつ剤のメリットとデメリットの説明をしっかりと受けて納得した上で治療を受けるようにしてください。
心配な場合はセカンドオピニオンを持つと良いでしょう。

まとめ

今回は更年期になって発症する「うつ状態」や「不安神経症」などの精神症状に対して精神科や心療内科で処方されるケースがあるSSRIについて説明していきました。

抗うつ剤というと副作用や依存性などが非常に気になりますが、SSRIは新規抗うつ剤というカテゴリーにあり、古い抗うつ剤に比べると効果も安定しているし副作用も少ない優れた抗うつ剤と言われています。
また、SSRIは脳内のセロトニンという物質を増やすために投与される薬ですが、脳内のセロトニンの働きの詳細が解明されていないことと、実際の量を測る検査方法が確立されていないこと、そして何より副作用は少ないと言われていますが「ある」という点、さらに効果が出るまで時間を要するというデメリットがあります。
したがって更年期では精神症状が強い場合を除いてはホルモン補充療法などの更年期障害の治療を優先させるというのが一般的になります。

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