もともとは明治時代の新聞小説のなかで登場した造語が「更年期」ですが、今ではすっかり市民権を得て日本人であれば誰もが使う言葉になりました。

しかし、女性の年齢にふれる言葉ですし、また更年期障害のこともあり面と向かって誰かに相談することもためらわれます。
またかつて更年期障害は初期の老化現象で病気ではないという認識だったため今でも正確な知識を持っている人は少ないと言えます。
しかし、40歳を超えた頃から閉経という大きな生理的な変化に向けて数々の体調不良が出始めるのは事実です。最も多いのはホットフラッシュという症状で、この症状を経験して自分が更年期障害を発症したのかもしれないと気づくケースが多いとされています。
そこで今回は更年期とは何か?また更年期障害を疑い婦人科を受診するきっかけにするにはどのような体調不良に気をつけていればいいのかについて説明していきます。

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更年期障害時の体調不良は生理不順から始まる

額を抑える女性

更年期」という言葉が初めて日本に登場したのは明治時代の新聞小説の中でした。つまり比較的新しい言葉だと言えます。
しかし、登場して以来瞬く間に広がり、今やすっかりと市民権を得て40代〜50代の女性を意味する言葉として定着しました。更年期になると起こる更年期障害は正式な病名としても認定されています。
しかし、かつては老化現象の始まりとして病気ではないというのが更年期障害への認識でした。いまでも高齢者の方は更年期障害が病気だと思っていない人の割合が多いと言われています。
その最大の理由は更年期という言葉が揶揄的な造語であることと、病気と認定されている現代でも治療が必要な重症例は全体のおよそ2割程度と発症率の高さの割に治療を要するケースが低いとみなされていることが原因と思われます。
ただし、「病気」という観点から見れば全体の2割に治療が必要な病態というのはかなりの高頻度な発症率で、未治療な軽症例の場合は40代〜50代のおよそ6割が発症するというので決して軽視できないものです。
そこでまずは何故更年期が訪れるのかについての説明から始めていきたいと思います。
更年期の生い立ちは造語ですが現代では医学的にも認められている生理的な身体変化を示す言葉で、「閉経をはさんでその前後5年ずつを更年期とする」という定義付けが行われています。
日本人の平均的な閉経年齢は50.5歳ということで通常は45歳から55歳を更年期と称します。
しかし、これはあくまでも更年期障害治療のガイドライン上の平均的な年齢のことであり、臨床(医療の現場)では40歳〜60歳を更年期障害の治療対象年齢としています。
40歳よりも早くに閉経を迎える場合は若年性更年期障害やプレ更年期という病名が用いられます。また閉経とは目に見えるような身体変化ではなく12ヶ月以上生理がこない状態を迎えると確定されますので、閉経前の5年間というのは更年期の判断が非常に難しいものです。
さらに更年期障害を発症している場合でも症状が最も強まるのはちょうど閉経の頃なのでますます前期更年期は診断が難しいことになります。
病院
しかし、発症率が6割と非常に高いことと、更年期障害を象徴する代表的な症状が幾つかあるため、これらの体調不良を知ることで自分が更年期を迎えているかどうかを察することが出来ます。
では、まず閉経前の更年期障害ではどのような体調面の変化を感じるのかを見ていきましょう。更年期を迎えて必ず起こるのが「生理不順」です。
これは閉経に向かって卵巣の機能が低下することで卵子や女性ホルモンの分泌能力が低下してしまうために起こります。
閉経は全ての女性が経験するものですから強い自覚症状を感じない人でもまずは生理不順に気づくことで更年期を知る目安となります。
更年期になると卵巣機能が低下するのは必然ですがいきなり生理周期の間隔が開くのではなく、最初の頃は逆に間隔が短くなる過多月経から始まり、次第に間隔が長くなっていく過少月経に移行して最終的に無月経となります。
この時同時に生理の時期でもないのに出血する不正出血もかなりの高頻度で合併します。
若い頃は生理周期がきちんと28日周期で訪れていた人は自分の年齢にこの生理不順と不正出血をもって「更年期」に気づく人が多いのですが、生理が安定している人はこれらの症状以外には目立った体調不良もなく元気に更年期を乗り切ることができるケースが多いようです。
一方で「更年期障害」を発症したと気づくことが多い体調不良は「ホットフラッシュ」という症状です。
これは自律神経の乱れからくる体温調整機能の異常で、一時的に頭部を中心とした上半身に血流が集中して赤ら顔や熱感、大量の汗をかく、意識が朦朧とする、いらいらする、頭重感がする、などの不調を感じます。
さらに上半身に血流が集中する分、下半身は血流不足から冷え性を起こしやすく、もともと血圧が低い人や生理時の出血が多い人などは重症化しやすい症状です。
一回の発作は普通のケースで20分から2時間程度と言われていますが、重症化すると1日に何回も発作が起こったり、長期化するという傾向があります。
ため息をつく女性
しかも真冬の屋外でも発作が起こることがあるので常に複数枚のタオルを携帯するなどの汗対策が必要です。ホットフラッシュは更年期障害を発症する人のおよそ8割が感じる体調不良です。
さらにホットフラッシュ以外にも起こり得る代表的な体調不良には
・不定愁訴:ちょっとしたことでヒステリーを起こす、または急に不安を感じて取り乱したり泣き出したりするなどの情緒不安です。
首筋や肩の強いコリ:更年期障害では自律神経の乱れから血流障害が起こりやすく、首筋や肩に強いコリが生じます。
・腰痛:日本人のおよそ8割が腰痛持ちと言われていますが、更年期になると患者数が急増します。原因は肩や首のコリと同様に血流障害です。
肥満傾向:エストロゲンには血液中のコレステロールに働きかけ脂肪代謝を促すという作用もあります。したがってエストロゲン不足になる更年期には肥満傾向が顕著になります。
疲れやすくなる:エストロゲンには自律神経のひとつである副交感神経に働きかけ活性化させます。また後ほど節めしますが、この神経が鈍るとメンテナンス不足からいろいろな体調不良を感じるようになり、疲れやすくなるというのも副交感神経の不活性化からくる症状の一つです。
などがあります。
多くの場合は特に婦人科等で診察受けるほどの重症例ではないとされていますが、それでも更年期は10年続くわけですから長引くと精神的にも辛い日々が継続することになります。
ただし、更年期が過ぎて卵巣ではなく副腎皮質という部位から分泌されている性ホルモンによって再び自律神経の切り替えがスムーズに行われるようになると更年期障害の多くは自然と落ち着きを見せるようになります。

更年期障害が発症するメカニズムとは?

疑問を感じる女性

ここまでの説明で更年期障害を知らせる症状については理解していただけたと思いますが、一体なぜ頭から遠い位置にある卵巣の機能が低下すると脳にある自律神経が乱れるのでしょう?
このパートでは更年期障害が発症する3つのメカニズムについて解説していきます。

エストロゲンの減少

前のパートでも少し触れていますが、閉経に向かって卵巣の機能が低下するとそこから分泌されている卵子や女性ホルモンの量が減ってしまいます。
卵胞ホルモンという女性ホルモンの主たる物質は「エストロゲン」と呼ばれていて、この性ホルモンには直接自律神経の中の副交感神経に作用し、活性化させるという重要な働きがあります。
副交感神経は主に心身のストレスや傷を癒すメンテナンスを担う重要な神経で、寝ている間やリラックス中に優位になります。したがって、エストロゲンが不足すると副交感神経の働きも低下してしまい、様々な体調不良が起こることになります。

生理周期の乱れ

生理周期は女性の心身の状態を左右する独特な生体リズムで14日ごとに卵胞期(エストロゲンの分泌量が増え基礎体温が低下する時期)と黄体期(プロゲステロンという女性ホルモンの分泌量が増え基礎体温が上昇する時期)を繰り返しています。
ただし、この性ホルモンの量を調整しているのは卵巣ではなく視床下部と脳下垂体という脳と脊椎との接点にあたる脳幹という部位に収まっている神経組織です。
そして生理の仕組みというのは、まず生理周期に合わせて視床下部から脳下垂体に向かって合成する性ホルモンの量を記録したゴナトトロピン(性線刺激ホルモン)が放出されます。
それを受け取った脳下垂体ではゴナトトロピンの指令に従いFSH(卵胞刺激ホルモン)とLH(黄体刺激ホルモン)を分泌し血液中に放出します。
卵巣では受け取ったFSHとLHの指令通りに性ホルモンを分泌して視床下部へと結果をフィードバックするという流れになります。
指差す医師
ところが卵巣機能が低下するとFSHやLHの指示通りに性ホルモンを合成することができなくなり視床下部へのフィードバックも遅れがちになります。
そうすると血液中にはFSHやLHの量が増え、またエストロゲンの原料となるE2(エストラジオール)という物質も増えるため、血液検査ではこれらの物質の血中濃度を調べます。
更年期を迎えるとE2は合成能力が低下しているため基準値を下回り、FSHやLHは消費されなくなるので基準値を上回ることになります。
基準値付近を若干オーバーしたり下回ったりしている場合はそれほど重篤な状態になることはありませんが、閉経あたりが更年期障害の症状が最も強まるので、次のパートで挙げるような対策をとるようにしてください。

ストレス過多のイベント対策

自律神経やホルモンバランスにとって天敵とも言えるのがストレスです。
ストレスが強まると胃が痛くなったり頭痛がしたり、あるいは汗が大量に出る、女性は生理不順が起こるなど更年期障害とよくにた状態になるのもストレスによってもたらされるものです。
事実20代や30代前半で閉経を迎えてしまう若年性更年期障害はストレスが主な原因と言われています。
人生のうちで40代〜50代というのは公私にわたりストレスがたまる出来事が続きやすい時期です。
例えば親の介護や老後の心配、または子供が独立して家から出る、仕事に於いては管理職になり部下が増えて責任が増すという状態です。
身体的には閉経と加齢からくる代謝の落ち込みで更年期障害が起こりやすい上に更にホルモンバランスや自律神経を乱すストレスが加わることで更年期障害が悪化するリスクが増大するのです。

更年期障害対策

更年期障害を発症してしまい体調不良を感じているならばまずは婦人科で検査を受けることが重要です。年齢的にも更年期障害ではない別な病気への懸念も否定でないからです。

そして治療が必要なレベルの更年期障害であるならばしかるべき治療(ホルモン補充療法など)を受けるようにしてください。
更年期障害では不定愁訴から始まって次第に鬱(うつ)状態や不眠、認知症などの精神症状を起こす場合があり、セルフケアが困難となることも予想されます。
ただし、それほど我慢をする必要もなく普段の生活に悪影響がない範囲ならば次の点に注意をして対策を講じるようにしてください。
・生活習慣を規則正しいものに:自律神経やホルモンバランスは人が生きていく上で最も基本的な部分(内臓を動かしたり体温を調整するなど)を制御しているため、生活習慣が不規則な人は発症リスクが増加します。そこでできるだけ生活習慣を規則正しいものにして自律神経が切り替わる際に消費される性ホルモンの量を最小限にとどめるようにしておけば、短期間で副腎皮質から分泌されている性ホルモンによってスムーズに切り替えることが可能になります。
朝スッキリ目覚める女性
・食生活の乱れを正す:暴飲暴食やカロリーの摂りすぎはエストロゲンの消費を増やすことになります。栄養バランスを考え、必要な栄養やカロリーはしっかりと取りつつ腹八分目を心がけ、よく噛んで食べるようにしてください。
この「よく噛んで食べる」ことで消化吸収がよくなり胃腸への負担が軽減し、さらに脳に適度な刺激を与えることで自律神経が整いやすくなります。
更年期障害では肥満傾向が出やすいのですが、決して無理なダイエットはしないようにすることが大切です。特に女性はエストロゲンが不足するので、よく似た働きをする大豆イソフラボンを積極的に摂取するようにしてください。
大豆イソフラボンはおからや豆乳、豆腐などの大豆加工品に多く含まれています。一度に大量摂取するよりは毎食何かしらの大豆食品を一品加えることで継続摂取することの方がより効果的な対策になります。
・運動不足を解消する:ストレスが更年期障害を悪化させる可能性があるのは前述した通りです。スポーツで汗をかくのはストレス解消法としても更年期障害対策としても非常に有益です。
統計上でも運動習慣を持つ人は持たない人と比べて更年期障害の発症リスクが低いことが判明しています。また運動が持つ健康効果は高齢者になっても得られるということがわかっていますし、筋肉量を増やす筋トレは有酸素運動よりもダイエット効果が高いことも最近判明しました。
これは基礎代謝を維持するために必要な全身の熱量を100とした場合、骨格筋が放つ熱が全体の60を占めるということが解明され、筋トレを行った後でも発熱量が維持され脂肪代謝が促進されるからです。
しかしながらいきなり負荷の強い筋トレを行うと思わぬ事故や怪我を招いてしまう恐れがあるので、最初は手軽に始められるウォーキング(散歩)やヨガなど軽めの有酸素運動から始めることをお勧めします。
1日に1時間程度のウォーキングでも十分な更年期障害対策になります。また、普段使ってない筋肉をストレッチで動かすことで筋トレと同じような効果を得ることは可能ですので、くれぐれも無理をして挫折や怪我のないように行うようにしてください。
ヨガをする女性

まとめ

一口に更年期障害といってもこの病気は原因が多岐にわたりまた体調不良を感じる自覚症状も多いのでとても複雑な病気であると言えます。

また加齢との兼ね合いから更年期後に起こる老化現象としての生活習慣病やロコモティブシンドローム(骨粗鬆病や変形性関節炎などの運動機能障害の総称)への対策として40歳頃から適切に更年期障害対策を立てて計画的に継続することがとても大切です。
更年期障害の原因でもある閉経がもたらす身体変化は女性であれば誰もが経験することですので、早めの対策そして無理をしないで早期発見早期治療を果たすためにも、更年期と更年期障害のことについて正確な知識を身につけて元気に更年期を乗り切っていただきたいと思います。

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