性ホルモンといえば男女によってその分泌量は異なりますが、女性からも副腎皮質という部位から「テストステロン」という男性ホルモンが分泌されています。

女性なのにどうして男性ホルモンが分泌されているのかといえば、この物質が二つある自律神経の一つである「交感神経」を活性化させる働きがあるからです。
同様に男性側も副腎皮質からエストロゲンという女性ホルモンが分泌されていて、もう一つの自律神経である副交感神経を活性化させます。
副腎皮質そのものの働きには大きな男女差はないので生殖器以外にもごく微量ではありますが、エストロゲンとテストステロンという両方の性ホルモンが分泌されているということになります。
今回は女性側に分泌されているテストステロンが更年期にどのように作用するのかを説明していきたいと思います。

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更年期障害とテストステロンの関係性

困り顔の女性

40代中盤からの女性のおよそ60%を襲うのが更年期障害です。
これは更年期になると閉経(日本人女性の平均閉経年齢は50歳〜51歳)に向かい、卵巣の機能が低下していくのに合わせてエストロゲンという女性ホルモンが低下していくことから自律神経にもダメージが発生し、自律神経失調状態になることで起こります。
ところでどうして性ホルモンの分泌不足が脳にある自律神経に悪影響を及ぼすようになるのでしょうか?そこには知られざる自律神経と性ホルモンの関係性が存在しているからです。
性ホルモンとはその名の通り生殖活動や男女間の体のつくりの違いを決定づける重要なホルモンです。
女性は女性ホルモン、男性には男性ホルモンが盛んに分泌されていることはよく知られていますが、実は性ホルモンには生殖活動や体つきを決める以外にも重要な働きがたくさんあることが確認されています。
特に女性の場合はエストロゲンという卵胞ホルモンが更年期障害とは密接な関連性があり、二つある自律神経のうちの一種である「副交感神経」を刺激して活性化させます。
副交感神経は疲れを癒したり、ストレスを解消し、免疫力上げるための重要な中枢神経で、主に睡眠中やリラックス中に活性化します。
ここで「自律神経には二種類ある」ということに注目してください。副交感神経以外にも「交感神経」という自律神経があり、こちらは日中の活動中に活性化するアクティブな中枢神経で、意欲や集中力を高めて外敵やストレスから心身を守る働きをしています。
ここまで説明すればお分かりのように、このアクティブな交感神経は男性ホルモンの一種であるテストステロンという性ホルモンの刺激によって活性化します。
つまり、男女共体内では両方の性ホルモンが分泌されていることになります。
しかし、女性ホルモンは卵巣から、男性ホルモンは精巣から分泌されるので一体女性のテストステロンと男性のエストロゲンはどこから分泌されているのか不思議に思えますが、その答えは「副腎皮質」にあります。
副腎皮質とは腎臓のすぐ上にある副腎を覆う粘膜組織でそこから分泌される重要なホルモンのことをステロイドホルモンと言います。
ここからは幾つかの重要なホルモンが分泌されていて、自律神経が正常に機能するのに必要な性ホルモンも放出されているのです。
白衣の女性
ところが女性の場合は閉経を迎えるまでエストロゲンの供給元を卵巣に依存しているため、更年期になって卵巣機能が低下すると急激なホルモン分泌の低下に脳が対応しきれず、副交感神経の働きが鈍り、十分なメンテナンスができないことで自律神経失調状態となり、更年期障害を発症しやすくなるのです。
更年期障害の原因として“女性ホルモンの分泌量が急激に減ることで、テストステロンの相対量(割合)が増え、テストステロンが持つ働きである体温上昇や興奮作用からホットフラッシュやイライラする不定愁訴がおこるのではないか?”と懸念する人がいます。
確かにホットフラッシュや不定愁訴は更年期障害の初期段階で起こりやすいため、体温を上げたり興奮を促すテストステロンの相対量が増えることで興奮しやすくなるというのはあり得る話です。
しかし、ホットフラッシュや不定愁訴自体まだ細かな原因が判明していないこととと、自律神経を切り替えるために必要な性ホルモンの量はごく微量で、副腎皮質からは常にそれに必要な量が分泌されているので、テストステロンの相対量の増加よりも、“急激なエストロゲン量の分泌不足”に脳が反応できないでいることが原因と考えるのが妥当でしょう。
その証左として、更年期は閉経までの5年間と閉経後の5年間の合計10年と定義されていて、閉経の平均年齢は50歳頃なので一般的には更年期は45歳〜55歳とされていますが、閉経後もホットフラッシュや不定愁訴は起こりやすく、また、閉経後に副腎皮質から分泌される性ホルモン量で自律神経の切り替えが安定すると多くの自覚症状も自然と消滅するため、テストステロンとエストロゲンの相対量よりもエストロゲン自体の絶対量の急変の方が直接的な原因と考えられるためです。

HRT(ホルモン補充療法)とテストステロン製剤

注射器

婦人科で更年期障害と診断された場合にはHRT(ホルモン補充療法)という治療法が最初に選択されます。これは不足している女性ホルモン(卵胞ホルモンと黄体ホルモンの両方、もしくはどちらか)を薬を用いてうやす対症療法です。
ホットフラッシュなどに対しては70%以上の高い治療効果があり、近年では投薬のみで対応でき改良の結果副作用もかつてほど強くはなくなったために主流となっている治療法です。
しかし、HRTでは十分な治療効果が得られない人には低用量ピル(プロゲステロン製剤)や男性ホルモン(テストステロンクリーム)を投与する治療法が選択される場合があります。
これは分かりやすく言うと前のパートで説明した「エストロゲンとテストステロンの相対関係」を利用した治療法で、テストステロンの体内量を意図的に増やすことで女性ホルモンの分泌を促すという目的で行われます。
またテストステロンには更年期障害に多いうつや不定愁訴などの改善効果や血流改善効果、むくみ解消効果、貧血予防効果も見込まれるため、テストステロン補充療法は女性ホルモンを補うHRTでは改善しない症例に対する別角度からのアプローチになります。
ただし、処方を誤っては更年期障害を悪化させる可能性があるため、主治医の指示に従って慎重に使用するようにする必要性があります。
テストステロンクリームの副作用としては
  • 毛髪が薄くなる
  • 逆に髪の毛が太くなる(本来テストステロンには髪の毛を太く丈夫にする作用があります)
  • むくみやすい
  • 赤血球の増加
  • ニキビなどの肌荒れ
  • 発赤、湿疹、かゆみ
などが報告されています。
*テストステロンクリームによる男性ホルモンの補充療法は健康保険の使えない自由診療になります。

まとめ

性ホルモンには男性ホルモン(主にテストステロン)と女性ホルモン(主にエストロゲン)があるということはよく知られていますが、これはこの二つの性ホルモンには自律神経に働きかけて生命維持を行なう重要な働きがあるからです。

したがって卵巣の機能が停止してしまっても副腎皮質からは常に十分な量のエストロゲンが分泌されているのです。
ところが更年期になり、卵巣機能が低下するとそれまで卵巣に頼りきっていたエストロゲンの供給量が急激に低下してしまうため、脳がそれに対応できず自律神経に乱れが生じて更年期障害が発症します。
更年期障害の治療にはHRTがメインで行われますが、思ったような治療効果が上がらない時は稀にテストステロンクリームを用いた男性ホルモン補充療法が行われる場合もあります。

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