ごく当たり前の話ですが人間には性別があります。今更説明するまでもないと思われますが、性別を分けているのは「性ホルモン」の働きになります。

女性の場合は女性ホルモン(主にエストロゲンと呼ばれる卵胞ホルモン)、男性の場合は男性ホルモン(主にテストステロン)によって性別が決定づけられます。
性ホルモンはコレステロールを原料として主に生殖器で作られる物質ですが、性別や生殖(受精から出産まで)以外にも数多くの働きがあり、年齢と共に分泌量が減っていきます
女性の更年期や更年期障害は広く認知されていますが、実は男性も男性ホルモンの減少によってホルモンバランスが乱れ女性の更年期障害とよく似た症状を起こします。これをLOH症候群と言います。
今回は男性の更年期と男性ホルモンの関係性について説明していきたいと思います。

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男性の更年期障害とテストステロンの関係とは?

額を抑える男性

女性の更年期障害は非常に有名ですが、じつは男性にも女性と同じ年代になると更年期障害と同じような症状をきたす人がいます。ただし男性版更年期障害はLOH症候群と呼ばれます。
女性の更年期障害との最も大きな違いは年齢によって分泌量が減少する性ホルモンの量と種類です。
では更年期障害(女性)とLOH症候群(男性)との共通点と違いを見ていきましょう。
まず、予備知識として「更年期」について説明していきます。医学的には更年期の定義を「閉経までの5年間と閉経後の5年間」としています。
つまり更年期の基準は「閉経」という生理現象になります。閉経は12ヶ月以上連続して生理がこない場合に認定されますので、女性特有の生理現象ということになります。
日本では平均的な閉経年齢は50.5歳と言われていますので一般的な解釈として更年期というのは“45歳前後〜55歳前後”という解釈になります。
閉経に向かうということは次第に女性の生殖器官(卵巣や子宮、乳腺、膣など)の機能が低下していき女性ホルモンの分泌量が減少していくことになります。
女性ホルモンの中でも更年期障害に直接関係しているのはエストロゲンと呼ばれる物質です。この物質には生殖や女性の体つきを作り出す以外にも様々な働きがあり、その主なものだけでもおよそ10種類以上で間接的に関与する生理現象は400を超えると言われるほど重要で多彩な働きをもつ物質です。
特にエストロゲンの働きのなかでも重要なものの一つが“自律神経の一種「副交感神経」を活性化させる”というのものです。
副交感神経は睡眠中やリラックス中に活性化し、免疫力を高め病気や怪我からの回復を早めたり、ストレスを解消する、疲労回復などメンテナンスを担う役割をもつ中枢神経です。
女性の場合は更年期になるとエストロゲン不足からメンテナンス不良を起こし様々な辛い自覚症状を持つ更年期障害を発症するといわれています。
一方で男性側も年齢からくる男性生殖器(精巣や睾丸、前立腺など)の働きが次第に鈍化し、男性ホルモンの分泌量が低下してきます。
この年代が40代〜50代にかけてで、ちょうど女性の更年期と重なるために近年では男性にも「更年期」という言葉が使われるようになりました。
しかし、男性には閉経はなく減少するのが男性ホルモンなので更年期障害とは分けて「LOH症候群」という名称が用いられています。
指差す看護師女性
更年期障害がエストロゲンの減少から始まるものであるのと同様LOH症候群の場合はテストステロンという男性ホルモンの減少がきっかけで発病します。
テストステロンにも幾つかの重要な働きがあり、生殖活動以外にももう一つの自律神経である「交感神経」を刺激するという作用があります。
交感神経は日中の活動時間帯に活性化する中枢神経でやる気や集中力を高めて身の危険やストレスから体を守るという働きがあります。
したがってテストステロン不足で交感神経が不活性化すると
  • 疲れやすくなる(易疲労感)
  • 性欲が落ちる
  • 集中力が低下する
  • 男性機能障害(EDや前立腺肥大症など)が発生しやすくなる
  • 血流が悪くなる
  • 体温が下がる(代謝が落ちる)
  • 肥満傾向
  • 体臭がつよくなる(加齢臭)
  • うつ
  • 不眠
  • 食欲の低下
などが起こりやすくなります。
交感神経は別名「やる気の神経」や「怒りの神経」とも呼ばれているため主に意欲の低下やうつなどの精神症状が起こりやすく、これは女性よりもリスクが高いといわれています。

更年期障害とLOH症候群の共通点と自覚症状

更年期障害とLOH症候群の共通点というのは“どちらも性ホルモンの分泌量低下が原因で起こる自律神経のアンバランスによる諸症状”という点です。

厳密に言えば鎮静系の副交感神経が鈍化することで主に肉体的な症状が多く出る更年期障害と、覚醒系の交感神経が鈍化することで精神症状が起こりやすいLOH症候群という具合に区別できますが、最終的にはどちらも自律神経が乱れる「自律神経失調状態」であることには変わりないのです。
そして程度の差はありますが、どちらも前のパートで紹介したような多種多様な自覚症状を起こすのでもう少し具体的に代表的なものを挙げておきましょう。
・ホットフラッシュ:顔を中心とした上半身から全身の火照りと多汗
・下半身の冷え:ホットフラッシュと合併するケースが多いという傾向にあります。ホットフラッシュとは矛盾するような症状ですが、自律神経失調状態によって体温調整機能が乱れるとどちらも起こるリスクが高まり時として同時に発症すると考えられています。
・肩や首筋の辛いコリ
・うつ状態
・不眠
・不定愁訴:イライラして怒りっぽくなったり、強い不安感に苛まされます。抑うつ状態の一種でもあります。
・集中力の低下
・慢性的な疲労感や倦怠感
・腰痛
・肥満傾向
・血流障害
・胃腸障害(逆流性食道炎や誤嚥などが起こりやすくなります)
・頭痛
・耳鳴り
・吐き気、嘔吐
・生活習慣病のリスク増加
・体臭が強くなる
・筋肉量の低下
・運動障害(体が硬くなったり、こわばりが生じやすくなります)
などです。
困り顔の男性
一方で生殖に関する症状は男女で異なってきます。
(男性特有の症状)
・ED:勃起障害や射精障害の総称
・前立腺肥大症
一方の女性側では生理不順や不正出血、不感症、膣乾燥、性交痛などが起こりやすくなります。

うつと不定愁訴

精神科領域の症状は境目が曖昧で、一見しただけでは区別がつけにくいという特徴があります。

うつ」とは自律神経の乱れからくる気分障害の一種です。ぱっと見は動きが鈍くなり、やる気や集中力が低下してしまっているかのようですが、内面では非常に強い葛藤があり強い不安感や自己否定感、イライラするなどの不定愁訴(ふていしゅうそ)と呼ばれる症状を起こしています。
これを無意識に抑えようとしている状態が「抑うつ状態」で長期化すると本格的な治療が必要な「うつ」(うつ病)になります。
そこからさらに進行すると双極性障害(躁うつ病)や統合失調症を起こします。
つまり「うつ」という精神症状には気分が激しく落ち込んで動けなくなるというダウナー系と呼ばれる症状以外にも衝動的な怒りや不安というアッパー系(抑揚系)の症状も含まれているのです。
落ち込む男性
そのため現代の抗うつ剤では鎮静成分のセロトニンを薬で増やす治療法(SSRIや安定剤によるもの)が一般的となりました。
日本人のおよそ4割がうつリスクを抱えているといわれていて、40代〜50代の男性は同年代の女性に比べると集中力や意欲を向上させるテストステロン不足から精神症状きたしやすくなっているので、現在はあまり認知度が高くないとはいえLOH症候群には十分な注意が必要です。
女性の更年期障害とは異なりいまだにLOH症候群でのホルモン補充療法は健康保険の使えない保険適用外の治療です。そのため症状に合わせて幾つかの診療科を掛け持ちするケースが多くなります。

まとめ

女性の40代〜50代には更年期障害と呼ばれる代表的な病気がありますが、男性にも男性版の更年期障害と言われるLOH症候群という病気がこの年齢になると起こりやすくなります。

どちらも発症する年齢が重なっているのと、性ホルモンの分泌不足からくる自律神経失調状態が原因という点で自覚症状にも共通するものが多いという特徴があります。
しかし、男性の場合はやる気や意欲を向上させるテストステロンという男性ホルモン不足から交感神経が不活性化し、うつや不定愁訴などの精神症状が出やすくなる上にEDや前立腺肥大症など生殖に関する働きも低下するので十分な注意が必要です。

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