女性の更年期障害でも比較的発症頻度の高い症状の一つに頭痛があります。

更年期障害には心身ともに様々な症状が現れますが、頭痛と関連が深い自覚症状には以下のようなものがあります。
  • めまい
  • 耳鳴り
  • 吐き気
  • 耳鳴り
  • 微熱
  • 吐き気、嘔吐
  • うつ状態
です。
他にも直接頭痛とは関連性の低い自覚症状としては
  • ホットフラッシュ(顔の火照り、多汗)
  • 生理不順
  • 手足の冷え
  • 意欲低下
  • 食欲不振
などがあります。
女性の更年期障害は閉経に向けて卵巣の機能が低下していき女性ホルモンの産生量が次第に低下していくことで自律神経も乱れを起こし上記のように多様な症状を呈する病気です。
したがって原因不明の片頭痛とは違いある程度原因の特定はできているので早めに適切な対策を立てれば頭痛に悩む期間を短くして、症状も軽く押さえることが可能です。
今回は更年期障害として起こる頭痛の原因と治療法について説明していきたいと思います。

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頭痛全般のタイプ、症状、特徴など

頭痛に悩むシニア女性

頭痛はまず「急性頭痛」と「慢性頭痛」の二種類に大別されます。
「急性頭痛」が慢性化して「慢性頭痛」になるのではなく、全く別の病気群ですので間違いのないようにしましょう。
急性頭痛には「くも膜下出血」や「脳梗塞」、「脳内出血」など命に関わるほどの深刻な病気が多いのですが今回は更年期障害における頭痛にフォーカスしているので詳細は割愛します。
一方の「慢性頭痛」ですがこちらには
  • 片頭痛
  • 緊張性頭痛
  • 群発性頭痛
  • 高血圧性頭痛
  • うつ病、うつ状態
などがあります。
更年期障害で起こる頭痛はこの「慢性頭痛」に分類されています。
慢性頭痛の特徴としては数週間以上続く頑固な頭痛で、発作は一回あたり数分から数時間ですが、重症になると半日以上発作が継続する場合もあり、日常生活に深刻な悪影響を及ぼす場合もあります。
それでは以下に慢性頭痛の詳細を紹介していきましょう。

慢性頭痛01:片頭痛

片頭痛は偏頭痛と表記される場合があります。これには諸説ありますが現在では片頭痛に統一されつつあります。

片頭痛の由来は左右どちらか片側に発作が起こることが多いことから名付けられたのですが、実際には左右両方に発作が起こる場合もあり、必ずしも片頭痛に統一するのが正しいことかどうかは疑問です。
ただし、圧倒的に片側だけに発作が起こることが多いので片頭痛という表記が一般化しているものと思われます。
片頭痛は「拍動性頭痛」とも呼ばれ、鼓動のリズム(血管が拡張するリズム)に合わせるかのように「ズキン、ズキン」という激しい痛みが起こります。
発作は4時間程度から長ければ半日以上続くこともあり、長引くと吐き気嘔吐を伴うこともあります。
細かい原因などは不明ですが、圧倒的に女性に多いことから女性ホルモンが影響しているのではないかと考えられています。(女性の患者数は男性のおよそ7倍にのぼるとされています)
安静にしていると症状が軽減しますが動くと痛みが強くなり、また発作前に前兆現象や予兆が起こり、光や音に過敏になるなどの特徴があります。
女性にとっては身近な慢性頭痛ですが、全人口に占める割合としては8.4%、慢性頭痛のおよそ20%強と意外にもそれほど多くはないように思えます。
しかしながら、患者の実数としてはおよそ840万人いるという統計ですので十分国民病といえる症状です。また年齢別にみると20代〜40代の女性に多い傾向があります。

頭痛の女性

慢性頭痛02:緊張型頭痛

日本の慢性頭痛において圧倒的に有病率が高いのがこの「緊張型頭痛」です。全人口に占める割合としては22%(およそ2200万人強)、慢性頭痛のおよそ60%がこの緊張型頭痛になります。

症状的には締め付けられるような痛みや鈍痛が多く、動くと痛みが和らぐという特徴があり、片頭痛とは大きく異なります。
発作の時間は30分から長いと一週間ほど継続する場合もあり、緊張が継続すると断続的に発作を起こす場合もあります。
また寒冷地に住む人や同じ姿勢を維持する仕事(ドライバーやデスクワーク)をする人に多いというのもこの頭痛の特徴になります。

慢性頭痛03:群発性頭痛

慢性頭痛は急性頭痛と違って発作自体は辛いのですが、治ると身体的なダメージはそれほど大きくありません。治った直後から日常生活に戻ることが可能です。

しかし、この群発性頭痛はこうした慢性型の頭痛の中では特に症状が重く、発作が起こると転げまわるほどの激しい痛みが断続的に続くため、別名「自殺頭痛」とも呼ばれています。
特徴としては一度発作が起こると激しい痛みが毎日のように継続し、発作は夜中から明け方にかけての時間帯が多いとされています。
働き盛りの男性に多く1,000人に1人の割合で起こると言われています。(全人口に占める割合はおよそ0.1%、慢性頭痛全体ではおよそ0.25%)
焦っているスーツ姿の男性
発作のパターンは「目の奥が抉(えぐ)られるような激しい痛み」が15分〜3時間ほど続きます。
これが一回の発作のパターンです。あまりの痛さに壁に頭を打ち付けたり、床を転げまわる人もいます。
この発作が毎日のように続く「群発期」というのが1〜2ヶ月ほど続き、その後は半年から3年の周期で同様の発作を繰り返すという症状になります。
痛みの他にも
  • 鼻水
  • 目の充血や涙
  • まぶたの腫れ
などがあります。

慢性頭痛04:高血圧性頭痛

慢性的に全身のどこかの血管が狭窄して血圧が高くなるのが高血圧ですが、その高血圧が原因で起こる頭痛のことを「高血圧性頭痛」と言います。
広義には「緊張型頭痛」も高血圧性頭痛に分類されます。

また、「高血圧」とは状態病名で様々な病気に合併しますので、高血圧性頭痛も同様に様々な病気に合併する可能性があります。
原因が高血圧なので降圧剤の投与や生活習慣の見直しで高血圧の状態が改善されれば頭痛も落ち着きます。

慢性頭痛05.うつ病、うつ状態

意外と知られていないことですが、うつ病には「痛みを伴う身体症状」がよく起こります。中でも最も多いのが「頭痛」です。(頭痛に次いで多いのが肩や首筋の強い凝り、腰痛と続きます)

痛みのパターンは「うつ」の状態により様々で、頭が重くなるような感じ方からズキズキと痛むというケースもあり非常に幅広いという特徴があります。

更年期障害の症状は頭痛だけではありません

女の医者

前のパートでも紹介したように慢性頭痛にはいろいろなパターンがあります。
では更年期で発生する頭痛はどのパターンに該当するのかといえば・・・実はどれにも該当しません。
高血圧性頭痛や「うつ」(うつは更年期障害の症状の一つです)は該当しそうなものですが、年齢的に20代や閉経後の60代以降でも発症する可能性があるので厳密にいえば別の疾患と見るべきでしょう。
では、更年期障害の頭痛にはどのような特徴があるのかといえば、
  • 他の更年期障害の症状と合わせて発症する
  • 更年期が過ぎると症状が落ち着く
という特徴があります。
そこで以下に頭痛以外の更年期障害の代表的な症状を一覧にしておきますので、下記に挙げる症状のうち一つでも頭痛と同時に覚えがある場合は「更年期障害による頭痛」である可能性が高まるということになります。
≪更年期障害の代表的な症状≫
・生理不順(不正出血、過多月経、過少月経など)

ほてり、多汗(ホットフラッシュ)

・イライラ

・強い不安感

・慢性的な倦怠感

・意欲の低下

・うつ状態

・不眠傾向

・めまい、耳鳴り

・動悸、息切れ

・不整脈

・頻脈

・関節痛

・手足の冷え

・便秘

・下痢

吐き気、嘔吐

・体重増加

・体重減少

・低血圧状態

・高血圧状態

など。

なぜ更年期になると頭痛が起こるのか?その原因について

疑問を感じる女性

これまでにも説明してきたように「慢性頭痛」は原因の解明がされていないものが多いのが現実であり、更年期障害の頭痛もその例外ではありません。
しかし、治療のための仮説は立てられていて現在最も有力視されているのが次の説です。

更年期頭痛の原因:エストロゲン仮説

人間の体の働きの中でも性ホルモンが果たす役割は非常に重要なものが多く、エストロゲンにも10以上の作用が確認されています。

そのどれもが生きていく上で重要なものばかりであり、女性の場合はエストロゲンの供給元として卵巣に依存しているため、更年期になり閉経に向けてエストロゲンの分泌量が減ることで生体機能のバランスが崩れ、脳の一部が異常興奮をおこして頭痛になるという仮説です。
ではここで、エストロゲンが普段どのようにして卵巣で作られているのかについて説明していきましょう。
エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの産生は月経周期によってコントロールされています。
しかし、卵巣が勝手にその周期に合わせて作るわけではなく、その指令は脳にある視床下部と下垂体から出されています。
もう少し詳し説明していきましょう。
・まず、月経が始まると視床下部では女性ホルモンを作り出すために性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)を下垂体に向かって放出します。

・GnRHを受け取った下垂体では月経周期の時期に合わせてFSH(卵胞刺激ホルモン)やLH(黄体刺激ホルモン)を作り出し血液中に放出します。

・血流に乗って卵巣に届けられた性線刺激ホルモンの指令によってFSHからはエストロゲン、LHからはプロゲステロンなどが作られます。

・卵巣では必要量の性ホルモンを産生した後に視床下部に向かってフィードバックを行います。

ところが更年期になると卵巣の機能が低下するにもかかわらず、月経周期に合わせて下垂体からはGnRHが放出され続け、卵巣ではエストロゲンの産生が追いつくなくなり、フィードバックが遅れがちになります。
視床下部はフィードバックを受け取るまでGnRHを放出し続けるためブレーキが効かなくなり暴走して異常興奮状態になります。
その際、脳幹周囲の血管が炎症を起こし周囲の神経を圧迫して頭痛が起こるという仕組みです。
説明する手

更年期頭痛の原因:脳の酸欠仮説

もう一つの仮説が自律神経が乱れることで血流障害が起こり、脳への血液供給が滞って酸素供給も減り、血流確保のために血管が急に拡張して周囲の神経を圧迫して頭痛が起こるケースです。

更年期頭痛の原因:合併仮説

更年期障害では血流障害が起こることがわかっています。

上記の酸欠仮説とは逆にストレスによって高血圧状態になり高血圧性頭痛が起こるケースと、更年期障害の症状の一つである「うつ状態」によって頭痛が起こる場合も考えられます。

更年期の頭痛に頭痛薬は有効?

頭痛対策といえばまず第一に思い浮かぶのが市販の頭痛薬の服用です。家庭に痛み止めを常備している人も多いのではないでしょうか?

しかし、頭痛は痛みの原因によって対処法が異なってきます。
例えば片頭痛と緊張型頭痛では痛みのメカニズムが異なるので治療法も異なってきます。これと同じように更年期障害の頭痛は原因が解明されておらず、その痛み止めが果たして有効かどうかという点においては大きな疑問が残ります。
また市販の頭痛薬は脳の痛みを誘発するプロスタグランジンの生成を抑えて痛みを緩和するという作用を持つタイプが多いのですが、更年期障害の場合プロスタグランジンの生成を制御している自律神経自体が乱れを起こしているので、安易な使用は問題があると指摘する研究者もいます。
さらに市販薬にも副作用はあるため、こうして考えると更年期の頭痛に対して市販の頭痛薬を使うのはデメリットの方が大きいと言わざるをえません。
したがって、更年期障害の頭痛への有効な対処法は性ホルモン(エストロゲン)と自律神経のバランスを適切な状態にして血流を改善して全身状態をコントロールすることが最も重要であるということになります。

更年期障害の頭痛の治療法並びに適切な対処法について

頭をおさえている女性

更年期障害の頭痛は原因が解明されていないことから根本的な治療は不可能です。
病院で治療を受けてもせいぜい対症療法として痛みに適した痛み止めを処方されるだけでしょう。
市販薬を自分で選ぶよりは医師にきちんと痛み止めを処方してもらう方が適切な薬を服用できるのでそれはそれとして良いと思いますが、もっと手軽に対処する方法があります。
おさらいになりますが、更年期障害はホルモンと自律神経のバランスの乱れが原因で起こり、頭痛もそれが直接的な原因となっています。
つまり、外的な刺激を加えるなどしてある程度自律神経を整える処置を行えば頭痛は軽減される場合があるのです。
ではここで、自宅でも簡単にできる対処法を挙げていきましょう。

手軽にできる更年頭痛時の対処法

・頭痛発作が起きている時は冷たいタオルでこめかみ付近を冷やす(温めるのは逆効果になります)

・頭痛発作時は静かな暗い場所で楽な姿勢になって安静にする

・睡眠をとる

・枕の高さを調整する

・コーヒーや紅茶などカフェインを適量飲む(カップ一杯分ほど)

・頭痛に効くといわれているツボを押す

頭痛に効くといわれているツボ

・風池(ふうち):首と後頭部の付け根付近にある筋肉の盛り上がりから1cmほど外側にあるツボ。頭痛対策として最も代表的なツボです。

・天柱(てんちゅう):風池からさらに1cmほど内側(付け根側)にあるツボ

・完骨(かんこつ):風池から横にずらして耳と首の付け根あたりにあるツボ

*これらのツボを強めに押すと一時的に頭痛が和らぎます。

手軽にできる更年頭痛の予防法

・血行を良くするために温める(頭痛発作時の対処法とは真逆になりますが血行を良くするには有効です)

・頭痛が起きやすい食べ物を避ける(チーズやチョコレート、柑橘類、赤ワインなど)

・血行を良くする食べ物を食べる(ニンニク、生姜、魚介類など)

・長時間同じ姿勢をとらない

・肩、首筋を中心にストレッチを行う

・気分転換でストレスを発散する

・高麗人参を導入する

高麗人参の作用について

漢方薬の原料としても有名な高麗人参には独自成分「ジンセノサイド」が含まれています。
このジンセノサイドが「めぐり」を良くし、状態を再調整してくれるので、更年の様々な悩みを穏やかに改善していきます。

まとめ

更年頭痛に悩む人は意外と多いものですが、根本的な治療法は存在せずただ、痛みを和らげるための対処法を選択するしかないと思われている方も多いのではないでしょうか?

しかし、更年の悩みのもとはめぐりの悪さです。
だから、高麗人参でめぐりを改善すれば更年頭痛も気にならなくなるでしょう。
痛み止めのような即効性はありませんが、更年の悩み全体に作用するので、同様に根本的な対処策である生活習慣の見直しや運動習慣などと併用すると相乗効果が見込まれます

更年期障害には高麗人参がオススメです


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今現在、高麗人参で10年連続売り上げ世界一なのが、「正官庄」です。
とにかくまずはこれを試してみて欲しいです。日本一ではなく世界一ですので断然実感力が違います