いきなりですが高麗人参にはどのような成分が含まれているかご存知ですか?
人参というからにはβ-カロテン?もちろんそれも含まれていますが、歴史的には今のオレンジ色の西洋人参よりも古いのが高麗人参で、江戸時代から戦後にかけて人参といえば高麗人参を指していました。
しかし、日本での高麗人参は食材というより漢方の原料=生薬として有名だったのです。それだけすぐれた健康に有用な成分が含まれているわけですが、その主役となるのがのちに詳しく紹介する「サポニン(ジンセノサイド)」でそれ以外にも様々な成分がバランス良く含まれています。
今回は日本でも馴染み深いようで意外と知られていない高麗人参の成分について説明してきたいと思います。

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高麗人参に含まれている成分とは

考える博士

高麗人参はパーフェクト食材と呼ばれているほど健康に有用な成分が豊富に含まれています。まずはどのような成分が含まれているのかについて学んでいきましょう。

乾燥高麗人参の成分表(白参、紅参)

有機物:炭素分子を含んだ成分

サポニン

プロトパナキシジオール系サポニン・プロトパナキシトリオール系サポニン・オレアノリック酸系サポニン

含窒素化合物

たんぱく質・アミノ酸・ペプチド・核酸

ビタミン

水溶性ビタミン

脂質性成分

テルペオイド・ポリアセチレン類、フェノール化合物・有機酸・食物性コレステロール他

炭水化物

多糖類・単糖類・二糖類・三盗塁・ペクチン・粗繊維
無機物:ミネラル成分

灰分

各種ミネラル成分(マグネシウム、カリウムなど)

水分

これらの成分のうち最も配合量が多いのは炭水化物で全体の70%弱を占めています。ついで含窒素化合物(12〜16%)、水分(9〜11%)、灰分(4%)になります。
高麗人参に含まれているサポニンは「ジンセノサイド」と呼ばれるもので高麗人参にしか含まれていません。これが高麗人参最大の特徴と言えるでしょう。ジンセノサイドについては次のパートで詳しく説明します。

高麗人参の成分分析と効能

指差す看護師

このパートでは高麗人参が生薬の中でも長きにわたって王者として君臨し続けていられる最大の理由である「ジンセノサイド」という成分と「アルカロイド」について説明していきます。

サポニン(ジンセノサイド)について

ジンセノサイドとは「高麗人参(Ginseng)」と「配糖体(Glycoside)」が合わさった造語です。

つまり直訳では「高麗人参に含まれている配糖体」という意味になります。植物に含まれている「サポニン」も配糖体なのでこれは“高麗人参特有のサポニン”という意味になります。
ジンセノサイドは現在40種類以上が確認されていますがそのどれもが高麗人参にしか含まれていない成分です。
ではどの点が普通のサポニンとは違うのかといえば最大の違いは「毒性の低さ」にあると言えるでしょう。
通常のサポニンは過剰摂取すると溶血作用や消化器症状、皮膚症状(湿疹など)毒性を示すのに対しジンセノサイドでは確認されていません。つまり
・長期的に安全に飲める成分
ということになるのです。
さらにジンセノサイドには「中枢神経に作用する」という働きがあり、そこから「ジオール系」、「トリオール系」、「オレアノール系」の3つに分類されます。
「ジオール系」は鎮静作用、「トリオール系」には興奮作用、「オレアノール系」はそれ以外のジンセノサイドという区別になります。
人の自律神経に例えると
  • ジオール系ジンセノサイド=副交感神経(リラックスをもたらす)
  • トリオール系ジンセノサイド=交感神経(集中力や興奮をもたらす)
に似ていると考えて良いでしょう。
高麗人参が自律神経失調症や更年期障害(自律神経の乱れで起こります)などに効果があるのもこのジンセノサイド効果による部分が大きいのです。

ジンセノサイドが豊富に含まれている部位とは?

高麗人参は栽培年数や製造法によって3つの種類に分けられています。

・水参:生の高麗人参、4年根が多い
・白参:4年根の高麗人参を乾燥させたもの
・紅参:6年根を丁寧に加工して乾燥させたもの
です。この中で最も優れた健康作用があるのは「紅参」と言われています。
実はジンセノサイドなどのサポニン類は栽培後6年でピークを迎え7年目からは減ってしまうため高麗人参の品質としては悪くなってしまうのです。
そしてこのジンセノサイドが最も多く含まれているのは「根っこ」の部分です。ジンセノサイドは服用後自律神経に作用するときにその時に不調をきたしている方の作用をもたらしバランスをとってくれるのですが、その際理想的な成分バランスは「ジオール系:トリオール系=5:5」だとされています。
6年根の紅参でもこの5:5の黄金比を持つ部分はごく限られているため、特別な成分という意味で「プレミアムジンセノサイド」と呼ばれています。この「プレミアムジンセノサイド」という言葉は高麗人参関連商品を購入する際の最高品質を示す一つの目安として覚えておいてください。
*高麗人参配合という場合には葉っぱや果実を含んでいる場合があります。こうした部位にはトリオール系の作用が強く、健康ドリンクやエナジードリンクに多く用いられています。

アルカロイドについて

虫眼鏡でこちらを見ている医師

アルカロイドとは「アルカリに似ている物質」という意味になります。体を酸性に傾くことを防ぎ、免疫力が向上するため自然治癒力が高まるとされています。
その際の作用としては免疫力の要であるマクロファージとBリンパ球の働きをサポートするというものです。
さらに余分な活性酸素を阻害する作用があるため、アンチエイジング効果も期待できます。

その他の成分について

高麗人参が男性向けの精力剤として用いられている理由となる成分が「アルギニン」です。アルギニンはアミノ酸の一種で「精力向上や男性機能をサポートする」という作用があります。

また肝機能を向上させる作用も確認されているためエナジードリンクや精力系サプリには必ずと言って良いほど含まれている成分です。
高麗人参の他には同じく精力系食材として有名な「にんにく」にも含まれています。

まとめ

高麗人参には「ジンセノサイド」という独自のサポニン成分が含まれています。サポニンとは大豆やごぼう、とろろ芋などにも多く含まれている成分で優れた健康作用がありますが、過剰摂取すると毒性示す(溶血反応など)場合があります。しかしジンセノサイドにはこの毒性がないので長く安心して飲める健康食品であると言えます。

さらに、ジンセノサイド以外にもアルカロイドやミネラル、アミノ酸、食物繊維などの有用成分がバランス良く含まれているので毎日の健康をサポートするのに適した食材であると言えるでしょう。
以 上

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