「血圧が低くて朝ちゃんと起きる事ができない」。これは低血圧にまつわる一般的な常識として知られている事柄です。しかし、これは本当に低血圧の本質をついている表現なのでしょうか?

同じように血管性疾患(血管の障害から発症する病気)である高血圧に比べると、低血圧に関する情報は圧倒的に少ないと言わざるをえないのが現実です。
つまり、ほとんどの人が低血圧について“知っているようで知らない”のではないかと思われます。
そして、血圧は私たちの健康にどのような影響力を持ち、低血圧になるとどのような健康被害がもたらされるのでしょう?病気との因果関係は?改善方法はあるの?
今回はそんな知られざる低血圧の謎に迫っていきましょう。

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まずは「血圧」とは何かを知る事から

「血圧」とは「血管の内壁にかかる圧力」と定義されています。
この圧力は「心臓から送り出される血液の量(心拍出量)」と「血管の硬さ(血管抵抗)」によって決まってきます。

血圧を測っている様子の写真
わかりやすく一覧にすると
  • 心拍出量が大きくなる→血圧が上がる
  • 心拍出量が小さくなる→血圧が下がる
  • 血管抵抗が大きくなる→血圧が上がる
  • 血管抵抗が小さくなる→血圧が下がる
ということになります。
では心拍出力と血管抵抗の関係性について説明していきましょう。わかりやすい例としてホースで散水する時の状態で説明していきたいと思います。
まず心拍出量ですが、これは「心臓から押し出される血液の量」の事ですので、心臓が強く脈打った時には「心拍出量は大きく」なり、弱く脈打つ時には「心拍出量は小さく」なると考えることができます。
そのまま心臓を蛇口に置き換えると「強く脈打つ」というのは“蛇口を目一杯開く”、「弱く脈打つ」は“蛇口を少しだけ開く”という状態だと考えてください。
この時蛇口に接続しているホースの内側には
  • 蛇口を目一杯開くと水量と水流が強くなるので「高い圧力がかかる」
  • 蛇口を少ししか開かない状態では水量、水流ともに弱いので「低い圧力がかかる」
ということになります。これをそのまま
  • 蛇口を心臓
  • 水を血液
  • ホースを血管
に例えると「心拍量」と「血圧」の関係性が成り立ちます。
ホース
次に血管の状態と血圧の関係性について見ていきましょう。血管はそれこそホースのように柔軟で伸縮性のある筋肉で出来ている臓器です。
もし、血管が土管のように硬い組織であったなら、心拍出量の強弱だけで血圧の上下は決定されますが、血管の伸縮作用も血圧には影響してきますのでその説明をしていきます。
上記の一覧のように
  • 血管抵抗が大きくなる=血管が収縮する→血圧が上がる
  • 血管抵抗が小さくなる=血管が拡張する→血圧が下がる
ということになります。血管は心拍出量に合わせて伸縮するので、ある程度一定の幅で血圧が推移することになります。これが「平均血圧」ということになります。
健康な状態の最高血圧とはちょうど蛇口を目一杯開くと水圧が増しホースが膨む状態を想像してもらえると良いと思います。
この平均値の幅で一番高い状態を「最高血圧(拡張時血圧)」と言い、一番低い状態を「最低血圧(収縮時血圧)」と呼んでいます。
医学的に見て健康的な血圧は
  • 最高血圧(拡張時血圧)=140mmHg以下
  • 最低血圧(収縮時血圧)=90mmHg以上
とされています。
ただし、個人差もありますし、血圧は測る場所や時間帯、体勢などでも影響を受けるので、一度測定しただけでは正確な診断を下すことはできません。しかしながら目安として医学的に「低血圧症」と言われるのは最高血圧が90mmHg以下になった場合だと理解しておくと良いでしょう。
こうなったら即病院に行って適切な治療を受ける必要性がある状態と判断できます。
【女性の方が男性よりも血圧が低いのはなぜ?】
はてなを頭に浮かべる女性
平均血圧の統計を取ると女性の方が男性よりも若干低めになります。これは男性の方が女性よりも心肺機能が強いからです。
心肺機能が強いということは心臓の持つポンプ作用が大きいということになるので血液を押し出す力が強く、その分血流量が増えて血圧が高くなります。したがって女性の方が男性よりも血圧が低いのはある意味当然のことだと言えるでしょう。

血管についてもっと詳しく知ろう

前の章で説明した通り、血管はホースに例えることができます。しかも伸縮性に優れたホースです。
この伸縮性のおかげで血圧はある程度平均的な値を維持することができるのですが、ここではその血管の役割について説明していきましょう。

血液はポンプ作用によって心臓から押し出されていくというのはすでにご存知の通りです。しかし、人間の血管を全てつなげると地球を1周半するほどの長さに達すると言われています。そして血液はわずか4秒たらずで体内を一周すると言われていますので、どれだけ心臓が丈夫で強力なポンプの役割をになっているとしてもその働きだけでは血流を維持することができません。
注意する手
そこで血流を一定に近い状態に維持するのに重要な役割を果たすのが血管の伸縮運動なのです。この運動は基本的には心拍に合わせて伸縮すると言われていますが、「合わせて伸縮する」というのは、心臓の伸縮とシンクロしているわけではありません。部位によって伸縮する度合いやリズムが変わってきます。
まず心臓に近い血管では心臓が縮んだのに合わせて血管も縮んでしまうと血流の勢いが強くなりすぎて(血圧が上がりすぎて)血管が破裂してしまう恐れがあります。そこでこの時血管は拡張して少しでも血圧を下げようとします。逆に心臓から遠いところでは血流が弱まってしまっているので血管が収縮することで血圧を上げて流れをスムーズにしようとします。
こうして心臓のポンプ機能を補佐しつつ血流と血圧を一定に保とうとする働きを持つのが血管の伸縮作用になります。
ところが低血圧になると血管は機能障害を起こし、拡張した状態が維持されてしまうようになります。
どうして血管が拡張しっぱなしになるのかというのは「自律神経に何らかの原因で異常が起こっているから」になります。自律神経に異常をもたらす最大の原因は精神的なストレスと加齢などによるホルモンバランスの乱れだと言われています。
ストレスフルな現代ではホルモンバランスが乱れやすく、そこから自律神経にも影響が出て高血圧や低血圧を起こしやすい状態にあるのです。

自律神経とホルモンバランスの相関関係

指をさし、にこやかに説明する医師

人が生きていく上で最も重要な役割をしている中枢神経の中でも要の役割を担っているのが「自律神経」です。この神経は
  • 臓器を動かす
  • 体温を調整する
  • 免疫系を制御する
  • 心肺機能を制御する
  • ストレスに対処する
  • ホルモンや酵素を制御する
  • 代謝を正常にする
  • 性欲を制御する
など「生きる」という行為全てに関与していると言っても過言ではない神経です。
この重要な自律神経は次の二点によって乱れがちになります。
  • ホルモンバランスの乱れ
  • 精神的なストレス

ホルモンと自律神経のバランス

ホルモンとは体内の生体機能が正常に働くために活躍するとても重要な物質です。特に性ホルモンと呼ばれているエストロゲンやテストステロンは男女間の性的な違いを決定づけるだけでなく、自律神経の働きとも深く関与しています。

日中の活動時間帯に受ける精神的肉体的なストレスに対抗するために働く交感神経は男性ホルモン(テストステロン)を活性化させ、日中に受けた心身の傷を癒し体をメンテナンスしてくれる副交感神経が働く時には女性ホルモン(エストロゲン)が活性化します。
そして女性の場合更年期を迎えると閉経にむけて急激に女性ホルモンの産生量が落ち込み更年期障害を発症したり、生理の時に女性ホルモンの変動が激しくなることで自律神経が乱れがちになり体調不良を訴えるケースがあります。
前述のように自律神経の乱れは低血圧を引き起こす要因なので、男性に比べると女性の方が低血圧になりやすいのです。

ストレスと自律神経のバランス

イライラしている女性

次に自律神経のバランスを乱すもう一つの要因である「ストレス」と自律神経のバランスについて説明をしていきます。
先の「ホルモンと自律神経のバランス」のところで
・日中の活動時間帯に受ける精神的肉体的なストレスに対抗するために働く交感神経は男性ホルモン(テストステロン)を活性化させ…
と説明しています。このようにストレスを感じると脳はそれに対抗するために「交感神経」を活性化させようとします。交感神経はアクティブな神経とも呼ばれていて「興奮状態」を誘発して神経を集中させることでストレスから身を守ろうとするのですが、興奮状態が継続すると脳は休まることを知らずにスクランブル警報を発し続けることになります。
このように神経が高ぶった状態が継続すると自律神経はバランスを失い「自律神経失調症」を発症することになります。
また、「ネガティブ」な思考は気分を落ち込ませますが、これはネガティブな思考(=ストレス)によって一旦極限まで交感神経が高ぶり、それを癒そうとして今度は一気に副交感神経が暴走することで起こると言われています。
この状態が長期間継続すると「うつ病」を発症することになります。つまりうつ病一歩手前は「自律神経失調症」の状態であり、うつ病は自律神経失調症の延長上にある精神疾患と言えるのです。
これまでに説明した通り、自律神経が乱れた状態が続くと血管にも適切な指令が出しにくくなってしまい、弛緩状態から戻れなくなることもあります。これも低血圧の要因の一つと考えられています。
女性は男性に比べるとホルモンバランスの乱れからストレスを抱えることが多く、心臓の働きも弱いため低血圧を起こしやすいということはこのことからも説明がつくのです。

「低血圧の人は血液が少ない」という誤解

机で説明をする医者

冒頭の方で「心臓のポンプ機能が弱まると血流量が減る」的な説明をしていますが、これだけだと誤解を生みかねないのでさらに説明を加えていきます。
結論から言えば「血流量」とは「血液の総量」という意味ではありません。人間の成人の血液量というのはだいたい決まっていて、大量出血や血液を作り出す骨髄の病気にでもならない限り「血液の量」というのは大きな変動はないのです。確かに血球細胞にも寿命があるので、寿命が尽きた血球細胞は排泄されますが、それと同じ量の血球細胞は常に作られているので、全体量に大きな変動は起こりません
また、女性には「貧血」が多く、この病名から「貧血」=「血が足りていない」という誤解を生じています。日本人女性に多い貧血は「鉄欠乏性貧血」で、貧血症全体の90%以上を占めています。
この貧血は「血が足りない」わけではなく、血液中の鉄分(ヘム鉄)の量が少ないため酸素運搬能力が低下しているという症状なので、血の量が足りてないわけではないのです。
よく、低血圧の人は貧血を持っているので血が足りてないと誤解をしていますが、確かに低血圧と貧血との間には多少の因果関係があるものの、それと血が足りないということとは何の関係もないことになります。(ただし、再生不良性貧血や骨髄性貧血など血を作り出す機能が不全状態に陥っている場合の貧血になると血の量は足りなくなりますが、その割合は微々たるものなのです)
指示棒を持って説明する医師
また、日本人の貧血の90%が鉄欠乏性貧血ということで低血圧の人が鉄分を補給して低血圧対策をしようとしているケースが散見されます。
しかし、ここでいう「低血圧と貧血の因果関係」とは
低血圧になることで血管の血液運搬能力が弱まり、その結果として貧血を誘発するケースもある”というもので、低血圧=貧血というわけではありません。
繰り返し述べているように低血圧とは血管の機能低下や心肺機能の低下、自律神経やホルモンバランスの乱れなどによって起こる血流障害のことであり、低血圧の原因疾患として貧血があるわけではないのです。
ここを誤解すると見当違いな低血圧対策を立てていることになるので十分に注意してください。
逆に言えば例え血液の量を意図的に増やしたとしても低血圧は改善しません。逆に心肺機能に負担をかける分低血圧が進行してしまうリスクも考えられるのです。
【冷え性と低血圧】
寒がる女性
低血圧になると手足が冷える、つまり冷え性を起こしやすくなると言われていますが、これにはちゃんとした理由があります。まず、血流量が低下するということは血管の筋肉運動が弱まっているため、熱エネルギーを発しにくい状態になっているということです。
つまり、筋肉組織でできてる血管の運動能力が低下してしまうということはそれだけ熱量の発生が低くなってしまっていることを意味しています。
それゆえに血液の温度も低くなり、心臓から遠い所にある末端の血管ではその分体温が低下しやすくなるのです。
もう少しアカデミックに説明をすると、血流量の低下というのは赤血球の運搬能力が低下しているということなので、赤血球にくっついている酸素の運搬能力も同時に低下していることになります。
運動による体温上昇というのは体内で起こっている熱化学反応であり、エネルギー源が燃焼しているということです。
ものが燃えるときには酸素が不可欠なので酸素の運搬能力が低下しているということはそれだけ熱化学反応が起こりにくい状態が出来上がってしまい、さらに筋肉の運動能力が低下するという悪循環を生み出してしまいます。
その結果脳の機能が低下して血管の収縮指令が出しにくくなったり、血管そのものの収縮機能が低下して低血圧を起こしやすくなり、末端の毛細血管では血液が冷えがちとなり冷え性を合併するという仕組みになっているのです。
*ちなみに細胞内で代謝活動に必要な熱を生み出すのはミトコンドリア内にあるATPという物質です。低血圧になると心臓付近には比較的血流量が豊富ですが、末端の方は低下しがちですので、手足の指先に行くほどATPは熱を発せなくなり冷えが進行してしまうという理屈になります。
ミトコンドリア
このセクションの締めくくりとして、誤解しがちな低血圧対策として、
  • 「低血圧並びに貧血」と「血液の量」との間には何の関連性もなく、血を増やす努力をするのは見当違い
  • 低血圧が原因で鉄欠乏性貧血になるケースはありますが、その逆はほとんど考えられないケースなので、鉄分を補給すれば低血圧が解消されるという認識も間違い
であるということ、そして
その理由は低血圧とは心肺機能の低下や自律神経の乱れが原因で起こる症状だから
ということをしっかりと認識しておいてください。

ドロドロ血液は百害あって一利なし

みなさん、「低血圧は心拍出量が低下すると起こる」というのを冒頭の方で説明していたのを覚えていますか?「心拍出量」というのは心臓の拍動に合わせて送り出される血液の量のことです。平たく言えば血管の中を流れる血液の量が減ると内圧が低下する(低血圧になる)という意味です。

そこで、ここでは「サラサラ血液」と「ドロドロ血液」を比較してみましょう。注射器や水鉄砲でもなんでもいいのでとにかく「水を押し出す器具」を想像してみてください。真水とゲル状のローションの二つを用意してどちらもシリンダー内に一杯になるまで詰めて一気に押し出してみます。
真水の方は勢い良くシリンダーから飛び出しますが、ローションの方は力一杯押してもなかなか飛び出してくれません。
もうお分かりですね。真水は「サラサラ血液」、ローションは「ドロドロ血液」に置き換えることができます。
この例でも一目瞭然なように「ドロドロ血液」は
  • 心臓に過度な負担をかける
  • 一回分の心拍出量が少ない
のです。二つ目の要素からしてドロドロ血液が「低血圧」の要因であることはすぐに察しがつきます。
そしてドロドロ血液は既に血流量が落ちている(速度が遅い)ことからも、血液中の凝固因子(フィブリン)と活性酸素、そしてLDLコレステロールとが接している時間も長いので「血栓」ができやすい状態になっています。
LDLコレステロールが活性酸素と結合すると酸化LDLとなり、これが血栓の核(プラーク)になってフィブリンと結合するとフィブリンが接着剤の役割を果たし血液中の他の物質をどんどん取り込んで大きな血栓へと成長していきます。
そして血栓が血管壁に癒着するとそこから炎症が起こり「動脈硬化症」を引き起こします。動脈硬化症は血管壁を劣化させ血管の伸縮運動を妨げるため、これもまた低血圧を誘発する要因となります。
LDLは体内で6割がた作られますが残りの4割は食事から摂取する動物性コレステロールが原料となります。
また、活性酸素はストレスを脳が感じるとそれに対抗するための抗ストレスホルモンを合成する過程でできる副産物です。
血管とドロドロ血
【LDLは悪玉ではありません】
LDLコレステロールは別名「悪玉コレステロール」とも呼ばれています。しかし栄養素を吸収するときの胆汁の原料になり、エネルギー源を身体中に運搬する役割を持ち、細胞を活性化させ、不足するとアルツハイマー型認知症へのリスクが上がることが知られているという、実は非常に重要な物質なのです。
したがってLDLが血栓の元になるからといって過剰な摂取制限を行うのは良くありません。
それよりもLDLと結合して血栓化する活性酸素をコントロールする方が良いでしょう。活性酸素はストレス過多になると大量に作られてしまう物質なのでストレスを出来るだけ溜めないようにしてさえいれば、血栓はできにくくなるのです。

低血圧対策その1:運動で解消する

ここまでの説明で
・低血圧を起こす原因は心肺機能の低下にある
ということが理解できたと思います。

では心肺機能を向上させるにはどのような方法があるのかを考えていきましょう。
みなさんは「筋肉を鍛える」といった場合真っ先に頭に浮かぶ対策は何でしょう?

そうです「運動」ですね。心臓も心筋という丈夫な筋肉で出来ている臓器なので運動で鍛えることができます。
ところで運動には「有酸素運動」と「無酸素運動」がありますが、「筋肉を丈夫にするのに適している運動」はどちらかと言えば、それは「無酸素運動」になります。

良く「心肺機能を向上させるには有酸素運動が適している」と言われていますが、これは適度に動きながら大きく呼吸をすることで主に「肺」が持つ呼吸機能を向上させるということを目的として行われます。
実際に有酸素運動をするとわかりますがあまり筋繊維は太くなりません。もちろん有酸素運動でも筋肉を動かすので無駄であるとは言い切れませんが、より効率良く心筋を鍛えるなら「無酸素運動=筋トレ」が良いということになります。筋トレをすると有酸素運動よりも短時間で筋肉は熱を帯びてくるのが実感できます。
筋トレをする男性
前のセクションでも説明していますが筋肉の運動時には熱化学反応が起こっていて、その時のエネルギー源が燃焼するのには赤血球に結合している酸素が不可欠です。したがって短時間で体温を上昇させる筋トレを行うと酸素をより多く消費するため血流が増し、心臓への負荷がかかり心筋が鍛えられることになります。
ところで筋トレにも色々と種類があり、どれをやっても心筋を鍛えるのには同じ効果があるかと言えばそういうわけではありません。心臓がある胸筋付近を鍛えるより、むしろ脚回り、特にふくらはぎを中心とした筋トレを行うのが一番効果的だと言われています。
なぜなら血液は比重が重く、重力の影響で足側に溜まりやすいのですが、その血液を一気に心臓へと送り返す強力な第二のポンプの役割を果たしているのが「ふくらはぎ」だからです。
したがって脚の筋肉量が増えればそれだけ足側の血液を心臓へと押し返す力が増え、そのために必要な血流が増すことで心筋が効率良く鍛えられるということになります。
このことは上半身のフリーウェイトよりも、ダッシュをした方が心拍数が上がりやすいということでも説明がつきますね。

低血圧対策その2:食事で解消する

笑顔の白衣の女性

医食同源」という言葉があります。これは“健康に生きていくためには何よりも食事の内容が大事
”という意味です。低血圧は心肺機能の低下や自律神経失調症からくる血流障害です。したがって
  • ミネラルが豊富な食事を
  • 必須アミノ酸を積極的にとる
  • 高タンパク低カロリーな食事
  • 動物性脂肪はとりすぎないようにする
など一般的に言われている「健康食」を心がけるようにしましょう。血流を改善するという意味では
  • ニンニク
  • 生姜
などの香辛料は効果的です。
このように「体に良い」食事内容を心がけるのはもちろんですが、「体に負担をかけない食事内容」を心がけるというのも選択肢としてはアリです。
というのも、「あれを摂らないとダメ」という強迫観念よりも、「あれは摂らない方が良い」という消去法の方がメンタル面のストレスは少なくて済むからです。しかも「摂ってはダメ」ではなく「摂らない方が良い」あるいは「摂るなら少量」という考え方で献立を考える方がメニューの選択肢も増え食事の楽しみを損なわなくて済みます。
低血圧対策で特に注意すべきは「LDLコレステロール」です。これは動物性脂肪に代表されるコレステロールで、ラードや牛脂、バター、生クリームなどに多く含まれています。LDLコレステロールは血液中で活性酸素と結合し酸化LDLとなり血栓化して動脈硬化症高血圧などを引き起こす原因となります。
診察する医者
一見すると高血圧になると低血圧は改善するのか?と勘違いしがちですが、高血圧症自体決して健康的ではありませんし(むしろ低血圧以上に怖い病気)、低血圧の予防改善のために高血圧になるなどは本末転倒な話なのでくれぐれもLDLコレステロールの摂りすぎには注意してください。
*ただしLDLコレステロール自体は生きていく上で非常に重要な物質ですので過度に制限するのは良くありません。却って筋肉細胞を劣化させてしまいますので「適度に摂る」ということを心がけましょう。
また、前のセクションでも述べた通り
“低血圧と貧血、そして血液量との間にはほとんど因果関係がない”ので、
  • 鉄分の過剰摂取
  • レバーを食べすぎる(プリン体の多い食材です)
  • ほうれん草をたくさん食べる
などは低血圧対策として無意味です。あくまでもバランスの良い食生活を心がけるようにしましょう。

低血圧対策なら「めぐり」を良くする和漢

ここまでの説明で「低血圧」の原因がどこにあり、一般的に言われている対策が見当違いなことに目が向けられていることに気づいてもらえたと思います。

しかし、一口に「適切な低血圧対策を」と言われても低血圧の原因には幾つか種類がありますし、ストレスケアや悪玉酸素対策、「めぐり」改善対策を別個にやろうとするとやるべきことが多すぎて何から手をつけていいのかわからない上にコスト面での不安も生じてきます。
そんなときにうってつけの対策法があります。これ一つで「低血圧対策」のほぼ全部をカバーできてしまうはず。それが「高麗人参」です。
高麗人参
高麗人参が古くから和漢の世界で重要視されてきたことはご存知の通りです。そしてその実力については近年科学的にも解明されていて、国内外の論文でも高い評価を得ています。
高麗人参の主な働きとしては体内のバランスを整え、めぐりを改善しストレスに負けない体にしてくれることが解明されているのです。
また冷えや女性の更年期障害対策としてもその有用性は実証済みで、男性向けには精力剤や滋養強壮剤としても知られた存在です。
冒頭でも言及したように低血圧に関する情報はとても少ないので、まず何から始めれば良いのか迷った場合やあれこれ対策を立てるのは面倒だという人は一度試してみると良いでしょう。
運動や食事で対策を考えている人のサポート役としても優秀です。

まとめ

低血圧をめぐる誤解の根本は情報量の少なさにあると考えられます。多くの人が「血圧が低いからめぐりが悪くなり冷えや立ちくらみなどが起こる」と考えていますが、これは大きな誤解です。
実際には

  • 心臓の機能が低下してポンプの役目が弱くなっているため一度に多くの血液を送り出すことができない
  • 血管内に送られる血液の量が少ないと、血流が弱まり内圧が低くなる
  • 末端部(手足の指など)の血管は心臓から遠いため、血管の収縮運動によって順次血液を末端部に向かって送り届ける必要性がある
  • 血管の収縮運動は脳からの指令によってコントロールされている
  • 血流不足は脳の司令塔である自律神経にも栄養と酸素不足をもたらし、適切な情報が出せなくなる
  • その結果血管の伸縮が不規則となり運動機能が低下する。
という仕組みで発症します。したがって正しい対策としては
・心臓の筋肉を強化する:負荷の大きな無酸素運動=筋トレを行って、酸素の消費量を増やしめぐりを良くして心筋を鍛える方法が有効です。特に脚部の筋肉を鍛えることで脚側にたまりがちな血液を心臓へと送り返す機能が強化されるので最も有効な対策となるでしょう。

・ストレス対策を行う:ストレスには自律神経を乱す作用があります。低血圧は血管の伸縮運動(特に収縮する働き)が弱まると起こりやすくなる病気です。血管の運動は自律神経からの指令で行われているので、ストレス対策をしっかりとたて、十分に休息することでバランスが正常化します。

これらの対策を確実にこなすのが一番良い低血圧対策になるのですが、忙しかったりものぐさだったりと簡単に実行できない人もいることと思います。そこで二つ目の対策法として「高麗人参」を日々の生活に導入するという選択肢があります。
高麗人参の働きは多くの文献等でも実証されていますし、とりあえずこれを導入してみて様子を見るというのも対策法としては有効だと思われます。
以 上 
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気軽に始められる事も高麗人参の特徴です

追伸:

高麗人参サプリ売り上げNo.1は?


高麗人参はあなたの健康への願望全てを叶えてくれる魔法の薬ではないかもしれません。が、決して理想から遠い商品でもないと思います。二千年の時を経て古今の権力者に愛用されてきたという事実が「間違いなく高麗人参は健康に良い」ということを物語っています。
そんな高麗人参ですが、実際にどの商品が一番売れているか調べてみたところ「正官庄」という高麗人参が圧倒的に売れていることが分かりました。今現在10年連続で売り上げ世界一です。
「正官庄」があなたにとって最高の商品かどうか分かりませんが、「高麗人参の中で一番売れている」というのは軽視できないデータです。